解説
『ニキータ』『レオン』などのリュック・ベッソンが、製作と脚本を手掛けたアクション・ドラマ。
両親の命を奪ったマフィアに復讐(ふくしゅう)を果たすべく、すご腕の暗殺者となった女性の運命を追い掛けていく。
『アバター』のナヴィ族のネイティリ役で世界的注目を集めたゾーイ・サルダナが、
凄惨(せいさん)な過去を抱えた美ぼうの暗殺者カトレヤを熱演し、体を張ったハードな見せ場も次々と披露。
『トランスポーター3 アンリミテッド』などのオリヴィエ・メガトン監督による、
スピーディーな語り口とスタイリッシュなビジュアルにも注目したい。
あらすじ
1992年、南米コロンビア。麻薬組織のマフィアたちに目の前で両親を惨殺された9歳の少女カトレヤは、
その場を逃れてシカゴでギャングとして生きるエミリオ(クリフ・カーティス)に身を寄せる。
彼のもとで殺しのスキルを習得していったカトレヤ(ゾーイ・サルダナ)は、美しいプロの殺し屋として成長する。
その技術を駆使して両親を殺した者たちに復讐(ふくしゅう)を果たそうと、
彼らの所在を探りながら、殺しを重ねていくカトレヤ。
だが、FBIやCIAをはじめとする捜査機関が、そんな彼女をマークし、行方を追い始める。
「コロンビアーナ」ベッソンの代表作「レオン」と「ニキータ」を上手く合体させた納得の継続作
男は少女に言う。お嬢ちゃん、パパが隠しているこれぐらいの小さなもの知らない?
おとなしく出せば望み通りのことをさせてあげる。
コロンビア・マフィアの幹部だった父、そして母は目の前で殺されたばかりである。
目を見開いたまま9歳の少女カトレアは静かにうなずく。
そう、いいコだ、いいコだ。で、お嬢ちゃん、一番の望みは何かな?
ドン・ルイス(抹殺指令を出したボスの名前)の命よ!
反撃の瞬発力……WOW。演じたアマンドラ・ステンバーグがとてもいい!
アマンドラの逃亡がこれまたスピーディで見惚れる。
丘陵地を覆い尽くし重なり合う家々の屋根、バルコニー、他人の家の内、
そして階段を駆け抜け、飛び降り、すり抜け、追っ手を振り切る。
アマンドラは父親に言い聞かせられた指示通りに動き、コロンビアからアメリカ上陸、
シカゴの叔父のところに身を寄せる。当然のようにやばい商売をやっている叔父は聞く、
ところで将来なにになりたい? 少女は間髪をいれず答える。殺し屋になりたい、復讐したい!
すぐにも殺しのテクを学びたい少女に、叔父は諭す。
まず、学校へ通っていろんなことを学ばねばならないよ。
この描写から話は15年後のカトレア=ゾーイ・サルダナ(「アバター」)へ飛ぶ。
ここからゾーイの殺人スキル、暗殺スキルが全開する仕掛けだ。
自分の手を汚すばかりではない、<イート!>(お食べ)を使った猛犬利用はお気に入り。
「レオン」の少女=ナタリー・ポートマンがレオンに殺し屋修行を申し出、
「ニキータ」の状況に自ら飛び込むような「コロンビアーナ」。
リュック・ベッソン(脚本・製作)は二つの自作を上手く合体させ納得の継続作としたのである。
Yahoo映画より
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リュック・ベッソンの名前があったので鑑賞
アバターのゾーイ・サルダナの素顔をよく知らなかったので
この身軽な女性は誰だろう?とググったら かの有名なゾーイ・サルダナだった。
ハリウッド女優って、ただ顔やスタイルがいいだけでは務まらないのね・・・・
すごい柔らかい体。
そういえば キャメロンディアスもキャサリン・ゼタ=ジョーンズもあっけにとられるような柔らかな肢体だった。
いくら両親を殺され、復讐の為とは言っても、復讐は悲劇しか生まない
叔父一家を殺され、再び孤独になるヒロイン
ラストは暗澹たる気持ちにしかならなかった。