【お知らせ】猫カフェ夜間展示規制について | 【大阪】猫カフェてんてん

【お知らせ】猫カフェ夜間展示規制について

今回はちょっとまじめなお話です。


今年6月より、猫カフェが夜8時以降営業できなくなる、と言う話について

メディアなどでご存じの方もいらっしゃるかと思います。


【大阪】猫カフェてんてん
『あー、なんか聞いたような気ぃする』

もともとは、ペットショップで、仔犬や仔猫が夜遅くまで明るいケージの中で過ごしているのを

仔犬や仔猫にとって良くないし、可哀相だから、なんとかできないか

と言うことから、「夜は展示をやめましょう」と言う方向で検討されてきました。


そして、今回「犬やねこに限って、夜8時から朝8時までは展示をやめましょう」


という内容が決まりました。


これで、仔犬や仔猫を一晩中明るいケージで展示する、と言うことは出来なくなります。


【大阪】猫カフェてんてん
しどう 『エエことやんけ。チビはよぉ寝んと大きぃなられへんからな』


でも、「展示」って、実はペットショップに限らないんですね。


ペットショップは動物取扱業の「展示」と「販売」にあたるんですが

猫カフェも、動物取扱業の「展示」です。


【大阪】猫カフェてんてん
てん 『え、ボク、テンジされてるんやったん?』


犬やねこの「展示」がすべて禁止になってしまったので

猫の「展示」をしているお店である、猫カフェも、夜8時以降は猫をお店に出せなくなってしまったんですね。


夜8時以降も営業する場合は、猫を別室に移すか、ケージに入れて目隠しして、お客様から見えないようにしないといけません。


【大阪】猫カフェてんてん
福 『猫がいなくっちゃ、猫カフェなんて言えないワ』


もちろん、夜間の展示禁止が猫にとってそれが望ましいことなら、そうするべきなのですが

そうなのでしょうか?


ペットショップの「展示」が、2ヶ月齢や3ヶ月齢の仔猫が狭いケージに入れられているのに対し

猫カフェの猫は成猫も多いですし、店内を自由に動き回ります。

「猫と遊びたくて猫カフェに行ったのに、猫が隠れてお昼寝していて相手をしてくれない」なんてことも普通にあります。猫カフェの猫は休みたい時は自分で好きな場所に行って休めるんですね。


【大阪】猫カフェてんてん

しどう 『猫は寝たい時に寝るもんや』


そして、そもそも猫は夜行性です。

夜間は、むしろ猫が活発に動き回る時間帯。

その時間帯に「夜は休ませるべきだから」と、ケージに入れて目隠しをするのは

猫にとって却ってストレスになるのではないでしょうか。


【大阪】猫カフェてんてん
ルゥ 『えー。夜の運動会が出来なくなっちゃうよ』


店としても、折角本来の活動時間帯に元気に遊ぶ猫達をお客様に見て頂けないのはマイナスですし

お仕事帰りに猫カフェに行きたい、と言うお客様にもマイナスです。


なので


ペットショップなどの「展示」と猫カフェの「展示」を

いっしょくたに規制するのはおかしいんじゃないの?


と言うのが、「てんてん」ヒト従業員の考えです。


【大阪】猫カフェてんてん
ライ 『ボク、ペットショップではヒトリだったけど

ここはオジチャンがたくさん居て、オモシロイよ』



今回の規制の目的は、ペットショップが中心で「猫カフェ」と言うお店の存在は考慮されていません。
でも、「展示」の規制には、猫カフェも入ってしまいます。


なら、猫カフェの猫達のことも知って、規制の内容を考え直して欲しい。


今回の規制に対し、関東の猫カフェさん9店舗が

「猫カフェ同盟準備委員会」を立ち上げて、活動されています。

環境庁にも足を運ばれて話をされ、現在は

来週、4月16日の「動物愛護部会」に要望書を提出する準備をされているとのことです。

(詳しくはこちら→参加店舗の「猫カフェきゃりこ」さんのブログ をご覧ください)


「てんてん」も、「猫カフェ同盟準備委員会」の活動に賛同しています。

今後の展開によっては、いずれ、お客様に対してアンケートや署名などをお願いするかもしれません。
もしご興味おありの方がいらっしゃりましたら、ご協力お願いいたします。


「てんてん」は、もともと夜8時までの営業なので

今回の規制で、直接影響を受ける訳ではありません。

 

でも、夜8時以降も営業している猫カフェさんや、その猫カフェを利用するお客様

そして夜活発にお店の中を走り回ったり、お客様に遊んでもらったりする猫達のことを思うと

猫カフェというお店と、その猫達のことも考えて、実態に合った規制内容に見直して欲しいと思います。


猫カフェと、猫カフェの猫と、猫カフェの猫が好きなお客様にとって

良い結果になりますように。