マンモスケイブ国立公園 を後にして、そこからほど近い所にあるリンカーン大統領の生家へ。
先日お伝えしたコルベット博物館 があるのがボーリンググリーンですから、この3か所は近いです。
リンカーンの生家はHodgenville (ホッジェンビル)という町にありますが、ややこしいことにここはアトランタと同じEST時間を採用しているので、マンモスケイブとは1時間の時差があります。ご注意あれ。
Abraham Lincoln Birthplace National Historical Park
すごいですね~、まるで神殿ですよ!
この神殿風建物の中に、ご神体のごとく生家が納められています。
というか、生家を取り囲むようにこの建物を建てた。
神殿前の階段は、リンカーンが生きた年数の56段あるそうです。
中に入ると、丸太小屋がありました。
これが後にアメリカ合衆国大統領となるリンカーンが生まれた家です。
まさに、小屋。
ドアと窓が一つずつあるだけの、簡素な家です。
その当時(1809年)の開拓者の家としては標準的なものだったとか。
よくここからホワイトハウスにまで行ったよなぁ~
実際の家はもう少し大きかったけれど、記念館を建てるにあたってダウンサイズしたのだそうです。
そして丸太はオリジナルではないものもあるそうですが、場所はまさにここだったそうです。
ビジターセンターには、リンカーンに関する展示があります。
丸太小屋の中はこんな感じだったとか。
よくこの狭いスペースで4人家族が暮らしましたね~
リンカーンファミリーが使っていた聖書。
ものすごく年季が入っていますね。
記念館建設前の生家。
ホッジェンビルの皆さん、リンカーンが生まれたのがここで良かったですね~。
間違いなく町興しに繋がっています。
リンカーンが生家で過ごしたのは2歳までで、それ以降の少年期を過ごした家が少し離れたKnob Creek Farmにあります。
生家記念館がある場所も田舎ですが、そこから更に森を分け入り、ものすごーーーーい田舎へ
すごいところだね~、なんて言いながらドライブしている途中、冗談のようにラジオから「カントリーロード」の歌が流れてきて、この曲を聴くのにこれ以上相応しい場所はない!と爆笑
家はこれか?
と思ったら、これは地元の人が1931年に、増える観光客に対応するために建てたタバーンでした。
現在はナショナルパークサービスの所有となっており、閉鎖中。 利用方法を検討中だそうです。
少年時代を過ごしたのは、その奥にあったこれでした↓
え?これ??
トイレかと思った
生家と大差ないですね。
奥には畑が広がっており、リンカーンの両親はここで農作物を育てて家族を養ったそうです。
幼き日のエイブラハム・リンカーン少年は、この風景を見て何を思っていたのでしょうか・・・
この頃の厳しい生活が、後の人格形成に大きな影響を与えたのだそうです。
この秘境のような場に立ち、思いました。
アメリカ生活で色々な所に行ったけれど、まさかケンタッキーのこんな奥深くまで来ることになるとは・・・
アメリカ駐在にならなければ、そしてアトランタへ引っ越して来なければ、ここに来ることは一生無かったでしょう。。貴重な経験をさせて頂きました。