◎御休処◎　九月十一日

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皆様こんにちは。

いよいよ秋到来か？と思いきや、あと一歩で猛暑日な熱気にうちのめされた佳(Kei)でございます。
やはり今年の残暑は、シツコイようですね...。
皆様、どうぞお気を付けて、お身体たいせつに。
そして、できれば、どうぞごゆるりとなすってください。

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昨晩、夕食を終えてマターリしていたら、窓辺でごろり寝転がっていたマルやんが、突然、

「ふぎゃっ！」

と声をあげて、窓から飛び降りて走り去りました。
何事かと訝り、窓の周辺や外を眺めてみましたが、せいぜい蛾やカナブンの類が集まってきている程度。
しかも窓は閉まっており...。ビビる要因はないはずですが...。

極度にビビったマルやん、窓にはしばらく近づけないでおりましたが。
やがて、そろりそろりと近付き...
ビクビクっとしながら...

...こんなポオズで、お外を覗き込んでおりました。(#/__)/ドテ
ビビリにもほどがあります...。
しかも、し、しっぽが時折、「ビクビクッ」
懸垂のようにふんばるおてても、「ブルブルッ」

連れ合いとふたりで、腹を抱えて笑いましたよ...。
マルやん...面白すぎます...。

へなちょこな私達をお許しください<(_ _)>

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馬鹿馬鹿しい話題で、なごんでいただけましたでしょうか。

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さて、皆様ご承知のとおり、あの三月十一日から、本日でちょうど半年を迎えます。
改めて、このたびの震災でお亡くなりになった皆様に、哀悼の意を表したいと思います。
そして、たいせつな家族を亡くしたり、住み慣れた街を離れたり、不自由な生活を強いられている皆様に、お見舞い申し上げます。

あの日以来、それこそ不眠不休で闘ってこられた皆様には、深い感謝の意を捧げます。
これからも前を向いてゆこうと決意を新たにされた方々には、敬意を表します。
まだまだ立ち直れない皆様には、難しいのを承知のうえで、どうぞご無理なさらず、どしどし周りを頼って、ゆるりとなすっていただきたいと思います。

そして、直接の被害を受けていない私達は、できるだけ心穏やかに、いつもどおりの生活をすること。
ちいさなことでも、困っている方々の力になれることを、探してゆくこと。
これが肝要かと思います。

...いえ、「いつもどおりの生活」、これはなかなかに、むつかしいのです。

※筆者撮影：グラウンド・ゼロにて。2005年
　当時の日記は、こちら。
　この時、ニューヨークは住宅バブルに湧いており、誰もがうかれておりました。
　この地を訪れ、得体の知れない空虚さを感じ、言い知れぬ不安に襲われたのを憶えております。

アメリカ同時多発テロ以降、世界が大きく変わってしまったように。
三月十一日以降、私達は恐らく変わってしまいました。
今まで意識することのなかった有象無象が噴出し、困惑と怖れ、怒り、嘲り、妬み、蔑み、行き場のない悶々とした感情が、私達のなかに刻み込まれています。
絶望、喪失、苛立ち、いわれのない差別、偏見が、じわじわと私達を、包み込もうとしています。

あえて申し上げます。
そうしたものと、私達はこれから、おそらく命尽きるまで、闘ってゆかねばなりません。
これは並大抵の覚悟ではない、と思います。
人間が、試されています。

あれこれ具体的なことを書くつもりはございませんが。
煽ったり。
騙したり。
嘲ったり。
蔑んだり。
そうしたことで人間が立つことは出来ません。

ひとりひとりが身に刻むべきは、
「人間は無力な生き物である」
「人間は間違う生き物である」
「しかし、そうした困難を乗り越えるのが人間である」
ということだと思うのです。

そして、やはり、
「人を救えるのは、人しかいない」
のです。

...誰の言葉だったかは忘れました...。

「ひとつに」など、ならなくったって、出来ることは星の数。
うまく動かない右手だって、為すべきことはあるはず。
そのためには、今の我が身を知ることが大事。
ひとの助けになるためには、まず自分があるていど「確か」でなければ。

哀しい誤解や不見識、くだらない権力闘争が、これから多くの人を不幸にしないためにも。
謙虚に課題と相対すること。ひたすら真摯に学ぶこと。
強く、強く自戒してまいりたいと存じます。

そして、これからも、へなちょこながら、ちいさなことを、積み重ねてゆきたい。
改めて、そう思うのでございます。

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たくさんの方が、今日この日、あのときのことを思いながら、ブログにアップしてらっしゃいます。
ひとのこころは皆違う鏡。何かしら、照り返してくるものがあるやもしれません。
そして、何かしら綴ることで、こころの中が解きほぐされていくやもしれません。

ひとつでも、よくご存知のかたの今日の記事をごらんになること。
そして、一行でも、綴ってみること。
お時間があれば、ぜひ。

今日も来てくだすって、有難うございました。