◎御休処◎ <DJ風>佳(Kei)とマルコのマタタビれぃでぃお 第十二回 | ねこバナ。

◎御休処◎ <DJ風>佳(Kei)とマルコのマタタビれぃでぃお 第十二回

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ぴーぴー、ががー。
きゅるるるるるる。
ぶーーーー

「にゃーーーーーーーーごる」

ずんずんすたたた

M「みなさん、こーんにちにゃー!」
K「気温の乱高下が続いて、頭がほやほや。佳(Kei)とマルコの」
M・K「マタタビれいでぃおー!」

M「今日もハモったね」
K「最近ちょっと体調いいですからね」
M「いっつもおさんぽばっかりで、ボクちんはおるすばんばっかしなのにゃ」
K「帰ったらナデナデしてあげてるじゃないですか」
M「つーん。とゆうわけで始まってしまいましたこのいい加減な番組」
K「は、ハイパー猫マルやんと、その忠実なる下僕佳(kei)が、不定期にお送りしてまいります」
M「今日もやっぱりいい加減にゃのね」
K「そうです、ネット上に溢れている猫情報を拾い集めて、それをブログのネタにしちまおうっていうアコギな番組なんでございますよ」
M「とゆうわけで、今日はナデナデいち時間ね」
K「身体がもちましぇん...」

  *   *   *   *   *

K「さてまずは、このコーナーからまいります」
M「リアルタイムな猫に関するニュースをお届け! 猫ニュース・フラッシュにゃ」

じゃじゃん!

K「今日は悲しいこのニュース」

----アラーキー愛猫「チロ」が病死 早世した妻・陽子さんの代わり…
 [2010年3月6日 ZAKZAK(夕刊フジ)]
元記事は、→こちら← 

M「ええっ!」
K「驚きました。訃報にも驚きましたが、チロってすごく長生きだったんですね。享年なんと22歳! 人間でいえばゆうに百歳を超えてますよ」
M「しゅごいのにゃ! アラーキーしゃんの写真にもいっぱい登場してるのにゃ」
K「こんな写真集も出してますしね」

$ねこバナ。


荒木経惟著『愛しのチロ』(平凡社ライブラリー) 平凡社 2002年


M「よっぽど大事にされてたんにゃねえ...」
K「アラーキー氏は『東京猫町』というノラさん写真集も出してますから、猫好きな人はご存知のことと思います。いやー、いい写真集なんですよ」
M「アラーキーしゃんは、猫好きだったのにゃね」
K「実はそうでもなかったんですって。奥さんの陽子さんがチロを連れてくるまで、猫が嫌いだったそうですよ」
M「えっ、そうにゃの?」
K「でも、チロといっしょに暮らすようになって、心境も変化したんでしょう。奥さんが早くに亡くなってからは、チロが心の支えになっていたんでしょうねえ」
M「にゃるほど」
K「チロは今月二日に亡くなり、翌三日に荼毘に付されました。アラーキー氏は
「長い間オレだけのために生きてくれて、ありがとう」
と感謝のことばを述べたそうです」
M「ぐずっ、泣かせるハナシなのにゃ」
K「ほんとにねえ。ともかく、チロの冥福をお祈りしましょうよ」
M「にゃむにゃむ」

K「マルやんも、長生きしてくださいねえ」
M「あったりまえなのにゃ! 下僕がいうこときいてればバッチシなのにゃ」
K「いやそうじゃなくて。ちゃんとごはん食べて、歯みがきもして、危ないことはしないで...」
M「ささっ、下僕一号! 遊ぶのにゃ! ヒモもってくるのにゃ」
K「駄目です。番組終わってからにしてください」
M「ぶーーーーー」

  *   *   *   *   *

M「さて次のコーニャーは?」
K「はい、世に溢れる猫グッズから、素敵な奇妙な面白なものをご紹介。猫グッズサーチ!」

じゃじゃん!

K「今日ご紹介するのは、これです」

ねこバナ。

ピンホールカメラ「ねこサンゴ」[STD-35e-NEKO] (鈴木商店)


M「えっ、にゃにこれ」
K「最近カメラネタが多くて恐縮ですが...これはピンホールカメラなんですよ」
M「ピンホール?」
K「レンズの代わりに小さな穴をあけて、そこから光を取り入れフィルムに感光させるというやつです。まさにカメラの原点といってもいいでしょうね」
M「ほぇ~。そんなんでちゃんと写るのにゃ?」
K「なに言ってるんですか! ピンホールカメラは、レンズでは絶対に撮れない味わい深い写真が撮れるんですよ! 多くの根強いファンがいるんですから」
M「ふ、ふ~ん...」
K「しかもどうです。こんなにゃんこ顔のカメラなんて、もうたまりません。うぷぷ」
M「下僕一号は最近カメラにこってるのにゃね」
K「いや、こってるというより...久々にやってみたくなっちゃったんですよね」
M「こないだだって、これ買ってたのにゃ」

$ねこバナ。
『大人の科学マガジン』vol.25 学研教育出版 /学研マーケティング 2009年10月(楽天ブックス)

K「あっ、そうそう。この付録についてた二眼レフでマルやん撮った写真が、こないだのこれです」

$ねこバナ。-マルやん

M「えっ、そうだったの?」
K「なかなかいい写真が撮れましたよ。むふふ」
M「それはモデルがいいからなのにゃ。えっへん」
K「それはどうでしょう...」
M「なんか言ったかにゃ」
K「いえ何も」
M「って、このカメラも組み立て一生懸命やってたけど、「ねこサンゴ」も組み立てるのにゃ?」
K「そうなんです。ちまちま組み立てるのが、プラモ少年だった頃の心をくすぐるわけですよ」
M「...ふーん...」
K「ねこサンゴは、ボディが紙製、巻上げ軸やつまみなどはプラスチックを使ってます。三脚にも取り付けられるので、暗いところでもばっちりです」
M「ところで「サンゴ」ってなんのこと?」
K「あ、これはですね。市販のピンホールカメラの多くがブローニー判、つまり120mmフィルムを使っているのに対し、これは35mmフィルムを使ってるんです。つまりそこらのカメラやさんで気軽にフィルムが買えるわけですね。そして現像もお手軽価格と」
M「にゃるほど。お財布にも優しいのにゃ」
K「このカメラ、クマデザインの「くまサンゴ」も発売されていますが、猫好きな皆さんなら、迷わずねこサンゴでしょう!」
M「これ買って、ボクちん撮ってにゃ! そしてチロみたく写真集を出すのにゃ!」
K「それは無理です....」

  *   *   *   *   *

K「さてさて、今日は無事にお別れの時間に辿り着きましたよ」
M「じゃあ最後に曲いきますにゃ」
K「はい、猫つながりの曲をお送りしますね」
M「今日はどの曲?」
K「はい、YouTubeにアップされている動画から、たま「猫をならべて」どうぞ」


<※YouTube視聴環境のない方、ゴメンナサイ!>


K「たまで「猫をならべて」、お送りしました」
M「かわいらしい曲だにゃ~」
K「いやぁ~、懐かしいですねえ。たま。もう解散しちゃいましたが、「イカ天」で見たときは衝撃的でしたよ」
M「ボクちんまだ生まれてにゃい」
K「そらそうです。ゴン先生だってまだちっちゃかったんですから」
M「ほわほわ系のこういうバンド、また見たいにゃ~」
K「私もこういうの好きなもんで、また探しておきますよ」
M「とかなんとか言って、きのうはマキシマムザホルモンと凛として時雨聴いてたくせにっ。そして台所ではジェロ歌ってるのにゃ。節操がないのにゃ」
K「そ、そんなことないですよ。ふふふ懐が深いと言ってくださいまし」
M「...ふーん...」

M「さて次回はっ」
K「もちろん、皆さんが忘れた頃に、お送りしますっ」
M「みなしゃん、風邪ひかないでね~」
K「今日はこのへんで~」
M「またね~~~~」

ずんずんずちゃちゃちゃっ



おしまい





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