No.1577 36℃ | 猫屋千年堂

No.1577 36℃

 
前の記事に、応援のコメントありがとうございました!
 
お陰さまで、あれから2週間近く経ちましたが、ももどんは、まだ生きています。
 
ももどんの生命力は、思っていたよりずっとずっと強かったみたいです。
 
あの後、高カロリー食のキドナを水で薄めたものを朝昼晩10CCずつシリンジで与えていましたが、それすら上手く喉を通らず吐くようなったので、6月30日の朝を最後に、口から栄養を取ることを諦めました。
 
でも、1日一回の皮下輸液100CCの中に、何やらビタミンを混ぜてもらっているので、全く栄養を取っていないというわけではありません。
 
他の看護は、この期に及んで嫌がることはあまりしたくないのですが 、猫生の最後にまた角膜剥離して苦しまないように、防腐剤の入っていないヒアレイン0.3mgを朝晩点眼しています。
 
病院は、6月17日に東京の眼科に定期検診に連れて行ったのが最後で、近所の動物病院に輸液セットだけ買いにいっています。
 
介護は、毎日、ペット用のシャワーシートで身体を拭いて、赤ちゃん用の綿棒で鼻くそを取って、ブラッシングして、いい加減うざがられていますが、介護する方もされる方も、鹿児島便で言うところの「やんかぶって」くると気分が滅入ってくるので、本当はそっとしておいてあげたいところですが、綺麗綺麗しています。
 
そんな感じで土曜日まではヨタヨタしながらも、自力で窓辺のベッドまで上がってお昼寝なんかをしていましたが、日曜日からはトイレに行くとき以外、ほぼ寝たきりになってしまいました。
 
   
 
そして、今日は、朝から寝たきりです。
 
トイレは、2、3時間置きに圧迫排尿しています。
 
 
 
脇の下で測ったから正確ではないかもしれませんが、体温が36℃で、手足、耳の先を触ると冷たく、ピンク色で肉肉しかった肉球も色艶が良くありません。
 
でも、今のところ苦しんでる様子はなく、ひたすら代謝を抑えて体力を温存してるように見えます。
 
 
 
 
ブドウ膜と診断されてから、一度も入院することなく、薬も吐き止めとか下痢止めとなどの対処療法だけでここまできましたが、いよいよ 見送りの時が近づいているようです。
 
2000年の7月21日、炎天下の海の日、ひとりで梅畑で鳴いていたたももどん。
 
たまたま通りかかった母に助けを求め拾われ、当時の職場の同僚に押し付けるも、取り戻しに成功して帰ってきてくれたももどん。
 
本当は初めて会ったときから大好きでした。
 
あの時まだ生後2ヶ月くらいだったから、多分もう17才なったよね。
 
1月、2月辺りは、もう春を迎えるのは無理かと思ったけど、桜が咲いて、ゴールデンウィークも過ぎて、梅雨に入って、もうすぐももどんがうちに来た記念日がやって来るけど、もう引き留めないよ。
 
 
次の更新がちゃんと出来るかどうか分からないので、生前に更新しました。
 
読者のみなさん、本当にありがとうございました。
 
 
ねこせん