先日、某所に有る本屋を散策している時に出会った2冊の本。

1冊目は『八墓村』作者は横溝正史氏。

あの有名な金田一耕助シリーズの一冊をまさか買うとは自分でも思わなかった。

惹きつけられたのは帯に書かれた一文。其処には貴志祐介氏の一言が乗っていた。

『横溝正史は、毒入りの芳醇な貴腐ワインだ』と。

貴志祐介氏は自分の最も好きな作者の一人、その貴志氏が帯にお褒めの言葉を書かれている

その瞬間に購入の意志は固まった。芳醇な貴腐ワイン、楽しみである。

もう一冊は最早悩む行為すら無意味に思えた。

藤田一咲氏の『猫と写真の時間』

これほど素晴らしい本が他に有るだろうか、猫好きの私は迷うことなくこの本を購入した。

ページを開けば其処には猫が居る、次のページへ進んでも猫が居る。

何処へ行っても猫、ネコ、ねこ。まさにネコ好きのネコ好きによるネコ好きの為の本。

毎日少しずつ、一咲氏の撮影した写真と短文を読んで和む私は罰当たりな程

幸せ者なのかもしれない。全世界の猫達に幸あれ。