群大教授暴言「福島の農家はオウム信者と同じ」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111208-OYT1T00946.htm
福島第一原発事故による放射能汚染地図をいち早く作製したことで知られる早川由紀夫・群馬大教授(55)(火山学)が、簡易投稿サイト「ツイッター」に、福島県の農家をオウム真理教信者にたとえる書き込みをしたなどとして、同大は7日付で訓告処分にした。
同大によると、問題になったのは「セシウムまみれの水田で毒米つくる行為も、サリンつくったオウム信者と同じことをしてる」「福島の農家が私を殺そうとしている」などの書き込み。早川教授は8日、記者会見を開き、「放射能の危険性を多くの人に迅速に伝えるために、あえて過激にした。処分は学問の自由を奪う行為で、大学の自殺」と批判した。同大の堀川光久総務部長は「研究成果とは言えず、言論統制ではない。大学にも多数の苦情が来ている」とし、改善されない場合は懲戒処分も検討するとしている。
(2011年12月9日01時53分 読売新聞)
えー、読売だけじゃなく朝日や産経など新聞各紙で取り上げられてますが、なんとも断片的で肝心なところにはどこも言及していないといった印象が強いです。
いや、別に「早川氏の真意を取り上げてない!」とかそーいう話ではなく、実のところ早川教授が何の根拠もなしに、福島に対するヘイトツイートを繰り広げてきたってこと、あたいが見てる範囲ではどこも報道してないように思えました。
とりあえず会見の模様を書き起こしたまとめがありますので、こちらをご覧を。
■早川先生の訓告に係る記者会見+早川MAPの最大の功労者は誰か?
http://togetter.com/li/224917
あたいが個人的にこの会見の肝だなと思ったのは、「僕(早川)は医学とか生き物に関しては何もわからん」「いろんな情報が流布しているなかで信じられる情報を抜き取っていくのは僕が得意。マップの時も自治体の情報を恣意的に選んだ。恣意的に情報を選抜した結果、現状の福島の状況は深刻と思った」「僕は専門じゃないけどだいたい真ん中くらいじゃないか。そこらへんはよくわからない」このあたり。
つまり早川氏は、専門外の分野において知識もなく客観的な視点で丁寧に調べようともせず、自分の『怖い』という自分の感情を満足させるための情報を恣意的に集め、それを元にして福島への差別発言を繰り返してきたというわけで。学問や研究って動機はともかく、実行には客観性が必要だと思うのですが。
この処分を言論統制だの、学問の自由を奪う行為だのってのは、全くの的外れ。むしろ、早川氏の行動を野放しにしておく方が、学問や大学の自殺行為だと思うんですけどね。訓告という処分は軽すぎて正直不満ですけど、堀川総務部長の早川氏に対する反論は、まったくもって妥当と言っていいでしょう。
しかし、ここ最近の岩上氏や早川氏の言動を見ると、順調に反原発のカルト化が進んでいるなと感じさせられます。
先の会見で出てきた『政府のマインドコントロール』にしても、岩上氏が先日ぽろっとTL上で漏らした『工作員』って言葉にしても、本来は身内だけの集まりだけで使うべき言葉で、公開の場で発言するのはまずいと思うんですけどね。身内の中でしか通用しない論理ですし。
岩上氏の工作員発言で思い出したのが、やっぱりオウム真理教の事件。
と言っても地下鉄サリン事件の方じゃなくて、上九一色村で意図的にだか事故だったかで毒ガスを漏洩させた時に、「米軍の攻撃だー!」って言い訳してた方。
これも内部の信者だけに語るる言い訳であるなら悪くはありません(なんせ、それを検証する材料を与えられていない連中が相手なのですから)。ですが、全てを知るはずの教団幹部ですら、この「米軍からの攻撃」を対外的にも主張してしまいました。ここで彼らがすべきであったのは、内部に対しては米軍による攻撃を主張するにしても、外部には知らぬ存ぜぬを貫き通すのがベストな対処手段だったでしょう(それで疑惑を切り抜けられたかは別の問題ですが、世間からの疑惑を決定的な物にはしなかったでしょう)。
だというのに、彼らは内部向けの陰謀論を外部にまで主張してしまいました。それはなぜか?
あたいは心理学とかそっち方面の知識がないので間違ってるかもしれませんけど、疑いを抱くことが許されない組織の中に入ってそれを指揮しているうちに、次第次第に自分の言うことや考えてることを、自身で批判したり検証したりする能力というか、習慣を失っていったんではないでしょうか。なにせ、教壇の中では自分の下にいる者は誰も批判してきませんし(てか、異を唱えたらポアされちゃいますから)、外部からの批判は教団の存続を脅かすための敵(文字通りの敵であって、しまいに殺害を試みてたり)という認識しか抱いてないのであれば、そりゃまあ自分の発言に対するセルフチェックなんて効かなくなりますし、する必要性すら感じなくなるのでしょう。
こうした傾向が行き着くと、最終的には自分の周りの肯定的な意見こそが世間の大多数の意見であり、批判的な意見はノイジーマイノリティに過ぎないと思い込むことになるのではないでしょうか?
ここに、岩上や早川などの反原発主義者どもとの共通点があるように、あたいには思えます。さすがに上に書いたオウム幹部ほど症状は進んでないでしょうけど、批判的な意見は全て政府のマインドコントロールの結果とか、工作員の妨害とか臆面もなく言えるってのは、そうした傾向が強くなりつつあるんじゃないですかね。
まあ、彼らがカルト化へと突き進み、世間から見向きされなくなるのは願ってもないことですが、その過程で犠牲者が出るのは頭の痛いところ。直接テロ行為に走らずとも社会全体の足を引っ張る事が可能なのは、先日の瓦礫受け入れ阻止事件でも明らか。
いい加減妙な配慮はやめて、現行法においてすら明確な犯罪行為には、断固たる措置を望みたいところなのですが。
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福島第一原発事故による放射能汚染地図をいち早く作製したことで知られる早川由紀夫・群馬大教授(55)(火山学)が、簡易投稿サイト「ツイッター」に、福島県の農家をオウム真理教信者にたとえる書き込みをしたなどとして、同大は7日付で訓告処分にした。
同大によると、問題になったのは「セシウムまみれの水田で毒米つくる行為も、サリンつくったオウム信者と同じことをしてる」「福島の農家が私を殺そうとしている」などの書き込み。早川教授は8日、記者会見を開き、「放射能の危険性を多くの人に迅速に伝えるために、あえて過激にした。処分は学問の自由を奪う行為で、大学の自殺」と批判した。同大の堀川光久総務部長は「研究成果とは言えず、言論統制ではない。大学にも多数の苦情が来ている」とし、改善されない場合は懲戒処分も検討するとしている。
(2011年12月9日01時53分 読売新聞)
えー、読売だけじゃなく朝日や産経など新聞各紙で取り上げられてますが、なんとも断片的で肝心なところにはどこも言及していないといった印象が強いです。
いや、別に「早川氏の真意を取り上げてない!」とかそーいう話ではなく、実のところ早川教授が何の根拠もなしに、福島に対するヘイトツイートを繰り広げてきたってこと、あたいが見てる範囲ではどこも報道してないように思えました。
とりあえず会見の模様を書き起こしたまとめがありますので、こちらをご覧を。
■早川先生の訓告に係る記者会見+早川MAPの最大の功労者は誰か?
http://togetter.com/li/224917
あたいが個人的にこの会見の肝だなと思ったのは、「僕(早川)は医学とか生き物に関しては何もわからん」「いろんな情報が流布しているなかで信じられる情報を抜き取っていくのは僕が得意。マップの時も自治体の情報を恣意的に選んだ。恣意的に情報を選抜した結果、現状の福島の状況は深刻と思った」「僕は専門じゃないけどだいたい真ん中くらいじゃないか。そこらへんはよくわからない」このあたり。
つまり早川氏は、専門外の分野において知識もなく客観的な視点で丁寧に調べようともせず、自分の『怖い』という自分の感情を満足させるための情報を恣意的に集め、それを元にして福島への差別発言を繰り返してきたというわけで。学問や研究って動機はともかく、実行には客観性が必要だと思うのですが。
この処分を言論統制だの、学問の自由を奪う行為だのってのは、全くの的外れ。むしろ、早川氏の行動を野放しにしておく方が、学問や大学の自殺行為だと思うんですけどね。訓告という処分は軽すぎて正直不満ですけど、堀川総務部長の早川氏に対する反論は、まったくもって妥当と言っていいでしょう。
しかし、ここ最近の岩上氏や早川氏の言動を見ると、順調に反原発のカルト化が進んでいるなと感じさせられます。
先の会見で出てきた『政府のマインドコントロール』にしても、岩上氏が先日ぽろっとTL上で漏らした『工作員』って言葉にしても、本来は身内だけの集まりだけで使うべき言葉で、公開の場で発言するのはまずいと思うんですけどね。身内の中でしか通用しない論理ですし。
岩上氏の工作員発言で思い出したのが、やっぱりオウム真理教の事件。
と言っても地下鉄サリン事件の方じゃなくて、上九一色村で意図的にだか事故だったかで毒ガスを漏洩させた時に、「米軍の攻撃だー!」って言い訳してた方。
これも内部の信者だけに語るる言い訳であるなら悪くはありません(なんせ、それを検証する材料を与えられていない連中が相手なのですから)。ですが、全てを知るはずの教団幹部ですら、この「米軍からの攻撃」を対外的にも主張してしまいました。ここで彼らがすべきであったのは、内部に対しては米軍による攻撃を主張するにしても、外部には知らぬ存ぜぬを貫き通すのがベストな対処手段だったでしょう(それで疑惑を切り抜けられたかは別の問題ですが、世間からの疑惑を決定的な物にはしなかったでしょう)。
だというのに、彼らは内部向けの陰謀論を外部にまで主張してしまいました。それはなぜか?
あたいは心理学とかそっち方面の知識がないので間違ってるかもしれませんけど、疑いを抱くことが許されない組織の中に入ってそれを指揮しているうちに、次第次第に自分の言うことや考えてることを、自身で批判したり検証したりする能力というか、習慣を失っていったんではないでしょうか。なにせ、教壇の中では自分の下にいる者は誰も批判してきませんし(てか、異を唱えたらポアされちゃいますから)、外部からの批判は教団の存続を脅かすための敵(文字通りの敵であって、しまいに殺害を試みてたり)という認識しか抱いてないのであれば、そりゃまあ自分の発言に対するセルフチェックなんて効かなくなりますし、する必要性すら感じなくなるのでしょう。
こうした傾向が行き着くと、最終的には自分の周りの肯定的な意見こそが世間の大多数の意見であり、批判的な意見はノイジーマイノリティに過ぎないと思い込むことになるのではないでしょうか?
ここに、岩上や早川などの反原発主義者どもとの共通点があるように、あたいには思えます。さすがに上に書いたオウム幹部ほど症状は進んでないでしょうけど、批判的な意見は全て政府のマインドコントロールの結果とか、工作員の妨害とか臆面もなく言えるってのは、そうした傾向が強くなりつつあるんじゃないですかね。
まあ、彼らがカルト化へと突き進み、世間から見向きされなくなるのは願ってもないことですが、その過程で犠牲者が出るのは頭の痛いところ。直接テロ行為に走らずとも社会全体の足を引っ張る事が可能なのは、先日の瓦礫受け入れ阻止事件でも明らか。
いい加減妙な配慮はやめて、現行法においてすら明確な犯罪行為には、断固たる措置を望みたいところなのですが。
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