自然エネルギー普及で意見交換 12日に首相と孫正義氏ら
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110610/plc11061019570023-n1.htm
2011.6.10 19:56

 政府は10日、太陽光や風力など自然エネルギーの普及について菅直人首相と民間有識者が意見交換する懇談会を、12日に首相官邸で開催すると発表した。

 出席者は、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を提唱している孫正義ソフトバンク社長や、サッカー日本代表の岡田武史前監督、音楽プロデューサーの小林武史氏、環境ジャーナリストの枝広淳子氏、さらにビデオメッセージの形でミュージシャンの坂本龍一氏と、「脱原発」を主張する有識者をそろえた。懇談会は、インターネットで同時中継する。

 おいおい……有識者って、風力や太陽光の専門家すらいないってのは一体どういう事?
 最初から結論ありきの出来レースもいいとこじゃないですか。これで一体どんな現実的な話が出来るのやら。

 どーも、こうしたパフォーマンスは事業仕分けに通じる物がありますね。最初から結論ありきの話を、きちんとした専門家でもない人物を評価者に仕立て上げて議論する振りをするって点で。

 何度も言いますけど、脱原発に国として舵を切るのは結構なことですし、自然エネルギーの比率を高めるのもいいかと思いますよ。
 ですが、どのような電源であれメリットとデメリットの両側面があるわけで、そうした利害得失を考えず、それさえ導入すれば未来は薔薇色みたいな話はやめて欲しい物です。
 実際、今日になってこういう報道も出てきてるわけですし

■回らぬ風力発電:早大の賠償8900万円…最高裁が決定
http://mainichi.jp/select/today/news/20110611k0000m040067000c.html


 もしもこうした現実的な問題を踏まえずに、明るい側面の話しか出来ないのであれば、彼ら反原発派が批判する「原発は絶対安全!」と言い続けてきた推進派(実際にそんなもんいたのか知りませんけど)と、やってることは一緒のような気がするんですけどね……彼らはそれに気がついてないんでしょうか。気づいてないんでしょうね。


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