Sailors get heroes’ welcome
船員達は英雄として歓迎を受けた

Bhavika Jain , Hindustan Times
ムンバイ発 2009年6月14日


 Hebei Spiritの二人の乗組員が韓国で起きた石油流出のために拘留されてから540日、彼らは英雄として街に帰ってきた。

 土曜日のチャットラパティー・シヴァージー国際空港は、無数の人々の感動で打ち震えた。
 果てしなく続くかに思われた硬直した司法制度との闘いを終え、Jasprit Chawla船長とSyam Chetan一等航海士は6月11日に、韓国大法院の手によって開放された。

 「私達は1日20時間、取調べを受けていました。私達を屈服させるために大声で喚いたり、考えられるあらゆる策略を彼らは試みてきたのです」と、Chawla氏は語る。

 彼らは粗末なトイレがあるだけの、非常に狭い部屋に滞在させられていた。Chwala氏が入れられた部屋は狭すぎ、腕を伸ばしきることすら出来なかったと彼は語る。

 「冬ともあって部屋の状態はとても酷く、気温が摂氏-18度にまで下がることもありました。凍え死ぬかと思いましたが、そうなったとしても当局者達は気にしなかったでしょう」と、Chawla氏は語る。

 証人を指名する事は許されず、また、在韓インド大使館はあまり助けになってくれなかったと彼らは主張する。

 「刑務所にいたとき、戦ってる相手(大手電子企業)は韓国で重要な立場を占めている以上、帰れるとは思わない方がいいと、ある収監者に言われました」と、Chetan氏は語る。

 デラドゥン出身のChawla氏とゴア出身のChetan氏は、過失と海洋汚染の容疑で過去一年間韓国に拘留されており、昨年12月10日に刑務所への収監を宣告された。

 クレーンを曳航していた二隻のタグボートの曳索が荒天によって破断するという、異常な巡り合せによって石油流出は引き起こされた。クレーンバージはHebei Spiritに衝突し韓国の大田港に10,800トンの石油を流出させ、韓国史上最悪の環境災害を引き起こす事となった。

 過去を振り返る事を、今のところ二人の家族は望んではいない。

 「三歳になる下の息子は、父が我が家で私達と共に過ごせるとは思っていないようです。彼は韓国がpapa ka ghar(父の家)と思っていたようですから」と、Chawla氏の奥さんであるGurpreetさんは語る。

 これほどの事件であっても、船乗り達が再び海で我が身を危険に曝す事を思いとどまらせる事は出来なかったようだ。

 「家族と共に時を過ごしたら、また海に戻りたいですね」と、Chetan氏は語っている。

彼らは粗末なトイレがあるだけの、非常に狭い部屋に滞在させられていた。
   __i.\_/!_
  ゝ, "´⌒`ヽ
   ノ.ノメノハノ〉〉 
 |\ル.リ!; ヮノ!  それ、普通は「ちょっと広いトイレ」
  \ k_(つ旦i'、. って言わないかしら…?
  ∠'とノ__')_)> 

 それはともかく、次々と拘留中の話が出てきますね。てか、限られた時間で行ったインタビューですらこれですから、InterManagerのシンクタンクがこれから実施する筈の詳細な聞き取り調査の結果とか出てきたら、どれだけのOINKが積み重なるやら…今明るみに出てる分だけでも、人権問題として取り上げる価値十分な気がするんですけどね。
 もっとも、韓国での外国人差別糾弾してもお金になりそうもないですし、そのへんの似非人権団体は指一本動かそうとしないんでしょうが。

 これだけの酷い扱い受けたにも拘らず、また海に乗り出そうというんだから、お二人の船乗り魂には頭が下がります。逆に言うなら、この不屈の精神があったからこそ、18ヶ月に及ぶ理不尽な拘留生活に耐えぬけたんでしょう。やはりただ者ではないですね。

 さて、再び世界の海に乗り出すには、この事件の真相を徹底的にぶちまける必要があると思います。思い出すのも嫌でしょうが、そこを曲げて拘留中の話、洗い浚い語りつくす事を、重ねてお願いいたします。

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