South Korea to free Hebei Two soon
韓国は間もなくHebei Twoを解放するであろう

Marcus Hand, Singapore - 2009年5月27日水曜日
巡る因果の猫車-お二人

 韓国当局のせいで長引いているHebei Twoの拘禁は、2週間以内に終わる見込みのようである。

 韓国の外交官が本日語ったところによると、Jasprit Chawla氏とSyam Chetan氏のソウルに於ける1年半以上に亘る拘留が終わり、インドへの帰途につく許可が出ると予想されている。

 現在、Hebei Spiritの船舶管理会社であるV.Shipsは、Chawla船長とChetan氏が6月11日までに韓国からの出国が許可されると確信している。

 V.Shipsアジア船舶管理部門のSatnam Kumar常務によると、大法院判決を受けての下級審での審理が、5月26日に行われたとされる。

 告訴取り下げを確認するため、事案は6月11日に下級審によって再審理される予定である。

 「我々はその頃までに、彼らがインドに帰国する事が出来ると確信している」と、V.Ships社長Giorgi氏は語った。

 超大型タンカー『Hebei Spirit』が、2007年12月にクレーンバージに穴を開けられ石油を流出させられて以来、二人は韓国からの出国を禁じられ続けてきた。

 韓国の大法院は、船長と一等航海士に対する告訴を先月棄却したが、下級裁判所での棄却判決を待たせるために、二人は韓国に留め置かれた。

 Hebei Twoの解放を広く後援していた陳情団は、下級審が全ての告訴に対し棄却判決を下すまでに最高6ヶ月の時間が必要とされると予想しており、その点についての不安を表明していた。しかし、ロンドンで本日開催された国際海事機関の海事安全委員会に出席した韓国代表は、船乗り達の運命が好転している事を示している。

 また、委員会に出席したインドの代表は事態の進展を歓迎した。

 IMOのEfthimios Mitropoulos事務総長の声明を受けてインドの代表派遣団は会議を開き、二人のインド国民に韓国の司法機関によって為された『重大な不正』についての疑念を表明した。

 韓国の代表派遣団はその後、6月11日の判決の後にChawla船長とChetan氏に帰国許可が下りるものと予想していると、各国のIMO代表に通知するために会議を用いている。

 V.Ships社長であるGiorgi氏によると、韓国が再びHebei Twoの投獄のような事件を引き起こす事は許されず、再び似たような事件を起こさないように、自国の法を改正するのではないかと現在予想している。

「韓国政府がもう一つのHebei Spirit事件を引き起こす事は許されないと、私は考えている。これは韓国政府にとって不名誉な事であり、彼らは絶対に変わらざるを得ないだろう」と彼は述べた。

 業界中の一般人からの圧力が、韓国政府の判断を覆す事を確実な物とするために作用したと彼は述べている。韓国当局者によるChawla船長とChetan氏に対する保釈決定が、ロンドン大使館前での抗議集会の直前に為された事実をGiorgi氏は指摘した。
 Hebei Two事件のような、更なる不公正な有罪判決事案と戦うため、業界は共に集合的な圧力を活用しなければならないと彼は語っている。

 「どこかの国で再び同じ事が起ころうとも、全ての海運業界が団結するのであれば、我々は特定の価値観を変えるための強いメッセージを持つ事が出来るであろう」と彼は述べた。


 優先順位まちがえたーっ!
 これ一番最初に訳すべきでしたorz

 それは置いておくとして、6月11日に出国許可という予想、韓国の当局筋から出ていた物だったのですね。これは期待できそうです。
 それに、読み方によっては6月11日に下される判断、出国許可のみならず差し戻し審の結審となる可能性もあるように思えます。はてさて、どうなることやら…

 予想しうる最上の状況に上手く嵌ればいいんですけど、相手はグックさんですからね…何度も言いますが、まだまだ油断は出来ません。約2週間後に迫った判決予定日が楽しみでもあり、不安でもあり…またしばらく目を離せそうにありませんね。

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