Hebei Spirit raised at 86th session of the IMO Maritime Safety Committee
国際海事機関・海事安全委員会第86回会合において、Hebei Spirit問題を討議
2009年5月27日

 IMO事務総長Efthimios Mitropoulos氏による序論を皮切りに、国際海事機関(IMO)海事安全委員会(MSC)の第86回会合は重大な議題についての討議を今朝開始した。Hebei Spiritの船員二人に対する拘留継続に対するインドの干渉は、速やかにこれに追随する事となるだろう。

 Jasprit Chawla船長とSyam Chetan一等航海士の両人は、一審判決により全ての容疑について無罪を宣告されていたが、その後、海洋汚染防止法違反と事故時の過失を理由に大田地方裁判所によって有罪判決を受ける事となった。さらにその後、懲役刑宣告の理由となった容疑について、韓国の大法院はこれを無罪とする判決を下している。(過去の記事を参照の事) 事件は再審理のために大田地方裁判所に差し戻され、拘留された二人の船員に対する出国許可の是非を巡る、最終的な審理が昨日開催されたものと理解している。なお、出国許可に対する判断は、6月11日に下されると予想されている。

 懲役刑宣告を大法院の最新の判決によって覆し、韓国政府が不正を正すという歓迎すべき結果を生み出したインドの訴えかけは、いくつかの代表委員団と国際機関によって支援されている。BIMCOを含むいくつかの国際機関はこの問題に対する注目を維持し、韓国の当局者に対し圧力を掛け続ける事によって、二人の船員の解放を実現するための努力を懸命に行ってきた。これが困難な旅路の最終行程となり、二人の船員達が正式に解放され、家族の待つ故郷に帰る事が許されることが望まれている。

 MSC第86回会合は6月5日金曜日に閉会となる予定であり、船舶に対する海賊行為と武装強盗を含むいくつかの重要事項が議題として存在している。討論結果の包括的な概要は、通常通り後に発表される事となっている。


 最後から二段目が、無事果たされるといいんですけどね…こうもあちこちで「X-DAYは6月11日!」と言われてると、思わずそれでお二人が解放されるんじゃないかと思い込んでしまいますが。
 私も期待はしてますが…相手がグックさんなんで、油断は出来ないな~とか考えてしまいます。普通の国相手であればこんな心配しないで済むんでしょうけど、普通の国であればこんな事件そもそも起きないってのがどうにもorz

 さて、そろそろフラフラですが次に取り掛かります~

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