Intermanager Very Concerned at Hebei Spirit Judgementより
Hebei Spiritに対する判決を、Intermanagerは深く憂慮

 自社船舶と傭船管理者のための国際的同業者組合であるInterManagerは、Hebei Spiritの船長と機関長を韓国大法院が解放しなかった事を明らかにした、韓国からの第一報に対し懸念を表明した。

 InterManagerの書記長Guy Morel氏は、二人が韓国に留められ続ける可能性を示したニュースに対し懸念を表明した。「もうたくさんだ!二人の献身的な船乗り達は既に500日もの間拘束されている、彼らは家族のもとに帰されるべきだ」Morel氏は憤慨しつつ語る。「彼らはこの遺憾な出来事の間中、プロフェッショナルとして振舞っていた」

 初期の徴候としては、一審の無罪判決にも拘らず下された、控訴審による汚染容疑への有罪判決を大法院が覆す気がないように思われる事である。他の説示は、判断を高裁に再び委ねる準備のように見える。更なる審理が終わるまで、船員達が韓国に滞在し続けなければならないかは、未だ明らかになっていない。

 3000隻からなる世界中の船団と、10万人以上の乗組員を代表するInterManagerは、実施すべき更なる行動について検討する前に、判決を分析しているとMorel氏は語った。二人の船乗りを後援するために団結した、海運業界全体によるデモンストレーションとボイコットが、検討には含まれている。

 船員不足の時期、Hebei Spiritの船員達の窮状が、人材確保に悪影響を及ぼしたとInterManagerは考えている。「罪の無い経験豊かな乗組員が、不当に有罪とされる様を目の当たりにするような状況では、海運を職業にする事を若者に奨励する事は難しい」と、Morel氏は語る。

 1993年建造のHebei Spiritは、荷降ろしを待って碇泊中、荒天のために曳航に失敗したクレーンバージに激しく衝突され、貨物油槽3ヶ所に穴を開けられた。約10,500トンの原油が海に流出し、韓国における過去最大の原油流出の原因となった。二人のタグボート船長は事故の責任を問われ投獄されたが、インド国民であるJasprit Chawla船長とSyam Chetan氏の二人のHebei Spiritの船員達は、昨年6月に全ての容疑を晴らされている。しかし、彼らは再審で有罪判決を下され、その後投獄された。二人が刑務所で直面した、非人間的境遇に対する国際的抗議の後、彼らは1月に解放されたが、大法院判決まで韓国内に留まり続けることを命令された。
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 当たり前ではありますが、相当腹を立ててるようですね。外野からだと、差し戻しはある程度仕方ないとか考えちゃうんですが、現実にグックランドに拘留され続けてる当事者としては、たまったもんじゃないでしょうね。
 もともと無罪であるにも拘らず、国外待機も許されずに、下らない裁判ごっこにつき合わされ続けてきたわけですし。もうたくさんだ!と叫びたくなる気持ちもわかるってもんです。
 さて、このまま国外での待機も許されないようですと、デモやボイコットにまで発展しそうな模様。準備自体は既に出来てるようですし、そろそろ相手が本気だという事を、韓国は理解すべきなのではないでしょうか?

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