つい先日、「ファインディング・ドリー」には『日本独自のエンディングはつかないんじゃないかな』みたいなことを言ったばかりだったのですが・・・
その記事↓
本日、なんと
八代亜紀さんがゲスト声優を務めると共にエンディング曲となるナット・キング・コール『アンフォゲッタブル』をカバーすることが発表されました。
どういう人選なんだ・・・って感じはありますけど、マチガイナイ歌のプロですので、この企画は意外と気になります。一体どんな曲になっているのでしょうか。
あと写真の八代さん、笑顔可愛いな。
国外版でも本編に起用された「カーズ2」や、全世界共通の「シュガーラッシュ」は別として、「アナ雪」以降はちょいちょい・・・というか積極的に日本版主題歌やカバーなどの展開が行われてきています。マーケティング側が“日本独自主題歌は当たる”と判断してそうに邪推してしまうのは、わたしの心が荒んでいるせいでしょうか。
<近年のディズニー映画(PIXAR含む)の日本ローカライズ主題歌>
(2011)カーズ2→Perfume「ポリリズム」(本編以外にEDまで使用されたのは日本のみ)
(2012)シュガーラッシュ→AKB48「Sugar Rush」(実はこれは例外。全世界共通曲。)
(2013)アナと雪の女王→May J.「レット・イット・ゴー~ありのままで~」(英語版主題歌カバー。本編は松たか子さん)
(2014)ベイマックス→AI 「Story」(未発表の英語版を使用)
(2015)インサイドヘッド→DREAMS COME TRUE「愛しのライリー」(本編前映像に導入)
(2016)アーロと少年→kiroro「Best Friend~Mother Earth Version~」
(2016)ズートピア→Dream Ami「トライ・エヴリシング」(英語版主題歌のカバー)
興行こそ高けれど、主題歌に関してはそんなに話題になってる感じのない「ベイマックス」や「ズートピア」。なんならPIXAR作品としてはコケた「アーロと少年」。これらを見るに、日本主題歌効果は興行に大した影響を与えない気もするのですが、ないよりはマシぐらいのスタンスで実施してるんじゃないかとも思う次第。
一概に日本版主題歌を実施するのはダメとは言わないですが、エンディングの印象が原版と大きく異なるようなものにはして欲しくないと思うのが正直なところ。
歌詞の意味も受け止められるし、子供受けも良いしという日本語カバーという方針自体も、納得はできるんだけど、今回の「ズートピア」を例にして言えば、やっぱりなんだか違う印象に感じました(こればっかりは私が先行してカバー前聞いちゃってるせいなのかもしれないけど)。
iTunesランキング今見たら、映画のしんちゃんのケツメイシの方がランキングに上位に居座ってますね・・・。
良い方向に転べど、悪い方向に転べど、字幕や吹替とは別の部分でバージョン違いを生んでしまうので、できるだけ海外の人と同じ状態に近いものを体験したいワタシとしては、素直に肯定できないマーケティングです。
八代亜紀さんの『アンフォゲッタブル』、果たしてどのような出来なのか・・・「ファインディング・ドリー」で気になることがまた増えたニュースでした。
カバー元。
ただ、「ファインディング・ドリー」は中国では全米公開同様本日より公開開始。八代亜紀さんバージョンより先に中国版を体験して参ります。
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