【カーズ2】今年のアカデミー賞にPIXARがいない | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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2011年度アカデミー賞のノミネート作品が発表されました。


今年のノミネートは





・A Cat in Paris


・Chico&Rita


・カンフーパンダー2


・長ぐつをはいたネコ


・ランゴ





アカデミー賞はゴールデングローブ賞に比べ


海外の作品も積極的に取り入れる傾向があります


今回もその傾向がヨーロッパで作られた


「A Cat in Paris「Chico&Rita」に見られます。





今年のアカデミー賞で思うことに


残念ながら、日本作品からのノミネートがなかったことと

(そもそも日本アニメのノミネートはハウル以来ないんですね)


ノミネート常連のPIXAR作品がなかったことです。








<PIXAR作品の長編アニメーション賞ノミネート歴>


銀文字はノミネート後、受賞もした作品。


2010 トイストーリー3


2009 カールじいさんの空飛ぶ家


2008 ウォーリー 


2007 レミーのおいしいレストラン


2006 カーズ


2005 


2004 Mrインクレディブル


2003 ファインディング・ニモ


2002 


2001 モンスターズインク





長編アニメーション賞が設立前の2001年以前も


トイストーリーでジョン・ラセターが特別業績賞もをもらっています。











すっかりアカデミー賞常連であったピクサーが


今年、2005年以来6年ぶりにノミネートを外れてしまいました。











例年通りでいくならノミネート作品の中に


「カーズ2」が並ぶのですがなぜ今年はないのでしょうか。




ねじまき恋文のヤブレター-カーズ2


私もそこまで好きじゃないんだよね。カーズ2.




恐らくその理由は


例年より脚本の出来が悪かったことにあると思います。





TBSラジオ内の番組「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」


昨年の8月の映画批評コーナー「シネマハスラー」内で


分かりやすく言及されていました。


それを要約した形で引用すれば




・メーターが本当に自分の力で劣等感を克服し、成長した事になっていない。


・ホリィのメーターに対する感情の機微をしっかり描いていない為嘘くさい。


・最後のメーターの夢が叶う演出がカタルシスにつながっていない。


・マックィーンもただ反省するだけでドラマになっていかない。


・悪役達の扱い方が単純に妥当されるだけで


 前作「カーズ」のメッセージを裏切る形になってしまっている。




といった点が「カーズ2」の粗になっているように思います。






よくPIXARとライバル視されるドリームワークス作品が


今年「カンフーパンダ2」←ガチオススメという名作を生み出した分、


PIXAR神話崩壊も感じられますが、


「カーズ2」は製作期間が限られていたという問題もありました。






是非とも今夏「メリダとおそろしの森」でPIXARが挽回の作品を


見せてくれることを祈ります。









カーズ2

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