冬の沖縄はどこも空いてて快適。しかも安いと来たもんです。そんな訳で、3泊4日の沖縄旅行のついでに食べてきたハンバーガーをご紹介です。1店目は(と言っても2店舗しか食べてないですが)、本部町にある「ととらべべハンバーガー(ToTolaBebe Hamburger)」です。

ととらべべハンバーガー1

本部町といえば有名なのは美ら海水族館。そこへ向かう途中、海岸沿いを走る国道449号線からほんの少し入った場所に店はあります。周りにはあまり飲食店がない集落のような場所で、パッと目をひく黒いファサードが目印です。

ととらべべハンバーガー2

店内に入ると、厨房の横に大きなメニューボードが。写真付きなのでイメージがしやすいですね。これを見ながら券売機でチケットを購入し、お店の方に渡して席に着いて待ち、番号を呼ばれると自分で取りにいくシステムです。テーブル席に加えて、小上がりのスペースも広々としているので子連れでも安心。待っている間に周りを眺めていると、観光客だけでなく地元っぽい方も楽しそうにハンバーガーを食べている様子が印象的でした。

ととらべべハンバーガー3

そうこうしているうちに番号が呼ばれて。こちらが「スペシャルバーガー ¥1,200」。ポテト&ドリンクセットは¥500プラスです。それにしても、バンズサイズを大胆にはみ出したベーコンのインパクトったら。

ととらべべハンバーガー4

このベーコンは日本で一番に咲く桜、本部町の八重桜を使って燻製した自家製のもの。スモーキーさがたまらないですね。噛めば噛むほどその旨みがじわ~っと口の中に広がっていきます。運転がなかったらビールで流し込みたいぐらい。ビーフパティはかなり粗めで肉質がしっかり味わえます。このパティにも先ほどのベーコンをブレンドしているらしく、とにかく肉がぐいぐいと引っ張っていってくれます。

ととらべべハンバーガー5

それでもヒールバンズの上に塗られた焦がしバターも個性的で。もとぶ牛でひいた自家製コンソメに野菜やスパイスを加えていて、その香ばしさが肉の旨みをより引き立ててくれるよう。バンズも自家製。店内で毎朝丁寧に焼き上げているもの。力強いだけでなく、一品一品を丁寧に作りこんだハンバーガーに仕上がっています。ちなみに、店内で食べる方にはトッピングビュッフェでオリジナルバーガーにアレンジできるんですが、多分シンプルにこのまま食べるのが一番旨いんだろうなぁ。

ととらべべハンバーガー6

そしてもうひとつ。「もとぶ牛バーガー ¥1,400」もいただきました。地元のブランド牛であるもとぶ牛を100%使用してパティにした、なんとも贅沢なハンバーガー。

ととらべべハンバーガー7

これはこれで間違いなく肉が旨いんですけど、ちょっと脂身が多すぎる感も。上品な脂なんですけどね。ハンバーガーというよりは焼肉でシンプルに食べる方が美味しいのかも。次の日に恩納村の「焼肉NAKAMA」で食べたもとぶ牛の焼肉も旨かったもんなぁ。しかしまぁ、このとろとろチーズと肉の組合せには思わずニンマリしちゃいましたけどね。

ととらべべハンバーガー8

「ととらべべ」の店名の由来は、古い日本語でお父さんを意味する"とと"に、フランス語で赤ちゃんを意味する"べべ"、何となくカワイイから"ら"を組合せたもの。親が子を愛を込めて育てるように、大切に安心安全な素材、自家製にこだわったハンバーガーを提供したいという想いがあるそう。そんな想いをしっかり受け止められる、それでいてしっかり旨いハンバーガーでした。車じゃないとアクセスしづらい場所ですが、わざわざ行く価値があると思います。なお、駐車場は店のすぐ向かいのところではなく、50mほど北に離れたところにあるのでご注意を。


--------- ととらべべハンバーガー ----------

■住所:沖縄県国頭郡本部町崎本部16番地
■TEL:0980-47-5400
■HP:http://totolabebehamburger.com/
■食事日:16.1.17


ととらべべ ハンバーガーハンバーガー / 本部町)

昼総合点★★★★ 4.0