3月上旬に新宿小田急百貨店で開催されていた「四国と山陽の物産展」。そこに愛媛県伊方町にある「まりーな亭」がご当地ハンバーガーを出品していると聞き、食べてきました。


どの辺りがご当地かというと、佐多岬周辺の良質な漁場で捕られた魚を用いた「じゃこ」をパティの代わりに用いているとのこと。ちなみに「じゃこ」とはいわゆる「ちりめんじゃこ」ではなく、小魚をすり身にして油で揚げたものなんだとか。


ハンバーガーの”WA”-まりーな亭①


写真のように、その「じゃこ」を用いた「じゃこかつ」と「じゃこ天」を単品でも販売していましたが、狙うのはもちろんハンバーガー。出品していたのは2種類あったのですが、「じゃこ天バーガー」は既に完売していたので「じゃこかつバーガー」をオーダーしました。


オーダーが入ってからバンズを鉄板で温めて具材をその上に載せてくれますが、たまたま待っているお客さんもいなかったのですぐに頂くことができました。


ハンバーガーの”WA”-まりーな亭②


このようなパッケージに包まれていた「じゃこかつバーガー ¥450」。


ハンバーガーの”WA”-まりーな亭③

開くと現れたのはとっても小振りなハンバーガー。ゴマ沢山のバンズは米粉バンズ。そしてそのバンズに挟まるのは、特製ソース漬のじゃこかつにタルタルソース・レタス・緋のかぶら漬け。(ちなみに店頭の写真では、レタスではなく水菜だったのですが)


ハンバーガーの”WA”-まりーな亭④


メニュー名にもなっている「じゃこかつ」は結構濃い目のソースにたっぷりとつかっていて、単体で食べるといかにもお酒がすすみそうな味。バンズや野菜類との相性はといわれると、それにはちょっと前面に出すぎな感じ。

前面に出てくることは決して悪いことではありませんが、如何せん他とのバランスを考えるとイマイチ。というより、「じゃこかつ」以外があまりに特徴がないと言う方が正しいかもしれません。


緋のかぶら漬けはコリコリした食感がハンバーガーに挟まるものとして新鮮。何となく和のピクルスという感じでしょうか。これはこれでありかなぁと思いました。


ご当地バーガーは(バーガーだけではありませんが)、ご当地で食べるのがやっぱり一番だと思います。やはり鮮度は間違いなく高いですし、常日頃地域で醸成されている空気感、その土地その土地で食すことで得られるコミュニケーションやコハレ気分、等等挙げればキリはありませんが。


それでもご当地へなかなか来訪することができないことを考えると、物産展というものはとても大事な地域との接点ですね。


----------まりーな亭----------

■住所:愛媛県西宇和郡伊方町三崎589(本店)

■HP:http://www3.ocn.ne.jp/~marinate/

■食事日:09.3.7