【感想】「第7回陽転わくわく読書会in群馬」に参加しました。 | ねぎぼーNote

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日々学んだことを記録しているつもりですが、最近はほぼつぶやきです。

1/21(土)、「第7回陽転わくわく読書会in群馬」に参加しました。

この読書会は東京開催が主ですが、福岡や仙台、北海道などでも開催されています。

毎回和田裕美さんの著書1冊を課題図書にし、和田さんがセミナー等でおっしゃっている考え方をみんなで実践していこう!という主旨で開催されており、群馬での開催は7回目になります。

今回は7名が参加、課題図書は「今の仕事がつまらないと思ったら読む本」です。

和田裕美の今の仕事がつまらないと思ったら読む本 (だいわ文庫)/和田 裕美
¥630
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この本は「運命の仕事に出会う本」の文庫版なので、こちらの本でも可、ということで。
和田裕美の運命の仕事に出会う本/和田 裕美
¥1,365
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以下、皆さんの感想など。
*ページ番号は「今の仕事が~」の方になります。

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<次のステージが見つかる人は、前向きに今を生きて、今の小さいステージでも真ん中に立とうとします。
今がつまらない仕事でも、自分の未来を信じていて、それが無駄にならないと知って、それを受け止めて生きてきた人なんです>(P.36)
・この部分が響いた。

<「作業」ではなく、「仕事」をする>(P.41)
・「『作業』に思いを込めて、『仕事』になる」という部分が心に響いた。

<だから、相手のためと自分のために楽しむ行為として仕事をしたほうが、最終的にみんなが得するようになっていると思うのです>(P.42)
<相手の立場を思いやり、心からの仕事をすると、やっている内容が変わってくるのです。>(P.43)
・以前の自分は、正直言って「自分のために『だけ』努力をし、人を蹴落としてでも上に行きたい」と考える人間だった。「俺がいなければ、このチームはダメになる」と公言し、上司に「そんなことを考えるような、お前の『低い能力』を思い知れ!」と叱られたこともある。
しかし「自分のためだけの努力」には限界があり、ある一定ラインにまでは届いても、それ以上になることはできない。「相手のために」ということを考えると、その限界を超えられることに気付いた。
趣味の登山でも、メンバーの協力がなければ、頂上に立つことはできない。それと同じことなのだ、と思った。

<待つだけでは何も起きない *「桃太郎」の話>(P.53)
・自分は、2011年は「動こう!」と決めていろいろと動いてきた結果、さまざまなつながりを持つことができた。2012年も「動いて」いきたい。
・自分は「とりあえず動いてみる」で、チャレンジすることが好き。理屈ではなく「気持ち」で動いている部分もあるが、それが楽しくてしょうがない。なので、「動いていれば何かがくる」という部分に共感した。
・和田さんは講演会などでも何度もこの話をするけれど、それだけ重要なことだからだと思う。
・和田さんの「桃太郎」の話は「動くことが大事」ということをイメージしているのだと思うが、私は「待つことも重要」と考えている。おばあさんが川で洗濯をする、という「とどまる」ということをしなければ、流れてきた桃にも気が付かなかった、と思うから。

<意味を持っているかいないかとか、無駄なことはしたくないとか、損はしたくないとか、そういうことを考えないで、とにかく動く。>(P.55)
・目の前の仕事を一生懸命する。それが「運命の仕事」なのだと思う。「知っている」「わかっている」ではなく「動く」ことが重要。

<「できるかどうか」より、「できるようになりたいか」>(P.56)
・私の信条でもある言葉。実際、学校の生徒たちにも日々伝えている。
 例えば縄跳びでも「飛べるかなあ…」ではなく「絶対飛べるんだ!」と思えばできる!と指導したところ、本当に最高記録を出すことができ、生徒たちも嬉しそうだった。とにかくチャレンジは重要。

好かれる努力をしていると、騙されることはあっても、嫌われることはあんまりないと思います。ここで人生に必要な人間力が身につきます。>(P.70)
・「人に好かれる」というと「媚を売る」ことと勘違いする人もいるが、「人に好かれる」と「媚を売ること」は全く違う
 人は「自分に興味を持ってくれる人が好き」なのであり、自分が「笑顔」を作ることで、相手に近づいてもらう入口を作る、ということは大事だと思う。

<土台を上げると、視野が広がる。(中略)
人と人との差は才能じゃありません。立っている高さの位置の差が、視野の差を生むのです。
>(P.77~79)
・「上から目線で周囲を見る」ということではなく、状況を「俯瞰」してみると、今まで気付かなかったことに気づくことができると思う
・些細なことかもしれないことでも、ちょっとしたことで変化をつけると、そこから見えてくるものがあると思う。
・「相手に目線を合わせる」という言葉もあるが、目線を下げた状態でそこにとどまるよりも、そこからもう一度目線を上げて、そのことについて考えることが大切だと思う。だからみんなと一緒に、目線を上げて、視界をひろげていきたい。

<ルーティンワークでも、キャリアは積める!>(P.81)
<そして私の少ない経験とリサーチの結果でいうと、誇りをもって仕事している人というのは、今の仕事を否定しない…要は、人に何を言われても、自分が今の仕事を否定しないで生きている人ばかりでした。>(P.85)
・自分は親の仕事を引き継いだ、ということもあり、自分の仕事にどこか違和感を感じていた。
 しかし、大きな借金を自力で返したことが自信となって、自分の仕事に誇りを持てるようになったし、販売の仕事も好きになった。なので、この部分に共感した。

<「まぁ、中身はいい人だし、私くらいは理解してあげないとね」
「えらいね」
「ううん、仕事だし、難しい人ほど自分にしかできないような感覚になってきて、実は仕事に誇りを感じてくるのよ」>(P.84)
・さまざまな生徒たちに接していると、やはり難しい子供いる。でも、叱ることはあるとしても、その子たちの「味方でありたい」とはいつも思っている。だから、この秘書職の彼女の言葉に共感した。

<資格を取ることは必要か?~愛されて信頼される能力>(P.128, 131)
・自分の課題である「人間力」について、書かれている部分だと感じた。

<やる気の出る三つのバランス
(前略)一つめは、やっぱりお金。二つめは、タイトル(昇進や評価、賞をとるとか世間に評価されるなども)。三つめは、人から感謝してもらうこと>(P.149~150)

・仕事に「感謝」が必要なことは当然だとしても、「お金」や「タイトル」が先にくるところが、和田さんらしい、と思った。確かに仕事を「無償で」というのは現実的ではないし、「タイトル」があることで、向上心が沸くことも多い。でも「感謝」を持って人とつながっていかなければ、何もならない。この三つをバランスよく身につけることが重要だと思った。


<成功の秘訣は「自分だけの仕事」をしないこと~「おかげさまで」を忘れない>(P.154, 157)
<私自身、尊敬する方に「和田さん、驕りですべて失うよ」と、私がヒットを打つたびに注意されていました。>(P.157)
・2012年の自分のテーマを「感謝と思いやり」と決めている。「おかげさまで」を忘れずに、仕事をしていきたい。
・感謝を忘れてはいけない、と思った。

<いい仕事の条件は、みんなが幸せになること~「トリプルWIN」>(P.158)
・「売り手よし、買い手よし、世間よし」という「三方よし」という考え方があるが、この言葉に似ていると思った。自分もそういう仕事をしていきたい。。

<「あなたの言葉でやる気が出ます。あなたの言葉で何倍も頑張ろうと思います。だから、私に力をくださいませんか」>(P.167)
・自分がこういうことを言ってもらえる立場になりたい。「言葉」で人を幸せにしたい。

<売れ続ける営業マンは、その商品のできあがった内容を相手に説明しません。~(後略)>(P.183~)
・以前は商品説明をするだけで、商品が売れた。
 今は「この商品を手に入れることで、どのような未来が待っているか」という部分までイメージとして説明しないと、お客さんは買ってくれない。
 売り手が相手にイメージを沸かせるようにすることも重要。
 
<苦手な人がいたら、なぜ今、苦手なのか?~(後略)>(P.184)
・相手を変えることはできないけれど、自分を変えることは簡単。苦手な人に対して「なぜ、この人が苦手なのか?」と分析して対応することも大事。相手を変えようとするよりも、この方が早い。
 
<涙と感動がいっぱいの人生には必ず「気づき」「問題」「挑戦」「障害」「乗り越え」「達成」「感動」という、キーワードがあるからです>(P.238)
・自分も人生を楽しみ、「成長」して「挑戦」して「感動」を味わいたい
 
<だから、「向いていない」って思った人、その人自身が、自分で自分の足を引っ張っている張本人なんです>(P.243)
・人との出会いは、自分の中の知らない部分を知れる機会でもあり、すごいことだと思う。だから自分を知ることは重要だと思うし、それに気づける「人との出会い」は、大切だと思う。
 
<英語を話せるお母さんは、「絶対やっておいたほうがいいからやりなさい」と言います。話せる価値を知っているからこそ、そう言えるのです。>(P.247)
・視野の違いは、その人が置かれている環境にもよる。英語が話せるとか、何かが出来る人というのは、そのことに「お得感」を感じているので、他の人にもそのメリットを伝え、すすめてくる。そういう環境にいる人もいれば、「自分ができない」から人にすすめない(やめさせようとする)人もいる。前者が多い環境と、後者が多い環境では、やはりその人の視野も変わってしまうと思うが、そういう環境の人と同じ目線にいるのではなく、やはり「土台を上げて、視界を広げて」自分の可能性を広げる努力も大切だと思う。

<あなたのおかげで、私はこんなに幸せです>(P.250)
・最後の最後に出てくるこの言葉に、ぐっときた。

その他。
・自分は希望していた職場に配属されず、希望部署への配属もうまくいかず、落ち込んでいた時期があった。
 しかし、この本を読んで「今の部署も、同僚たちも嫌いではないし、今はこの現場で頑張ってみよう」という気持ちに切り替えられた。

・「運命の仕事~」は自分が「このままじゃいけない!」「変わりたい!」と思って手にした本。今回この本が課題本、と聞いて、改めてこの本を読み返し、自分の中で整理してみよう、と思った。

・実は「運命の仕事~」はなかなか読めない本だった。なぜなら私は「運命の仕事」に出会っていたから!(笑)

・自分の鞄に「今の仕事が~」がを入れていたら、この本を手にした家人がなぜか優しくなった。勘違いされてしまったらしい(笑)。

・実は文庫化前の本と文庫化された本とで、タイトルが変わっていたのが気になった。
 ただ、内容とタイトルが一致しているのは「今の仕事が~」だと思う。
 「運命の仕事~」は、そのタイトルに惹かれて手にする人が多いと思うが、この本には「運命の仕事に出会える方法」そのものは書かれていないと思う。「仕事で活躍している人の九〇%以上が、最初からその仕事を好きだったわけではない」「(好きな仕事に出会えた人は)最初からラッキーな人」(P.24)という文章が出てくるように、「一発であなたにとって運命の仕事を見つける方法」ということは書かれていない。
「運命の仕事は『自分の得意をことごとく教えてくれるもの』」(P.218)とあるように、「どんな仕事であっても、出会った仕事はすべて『運命の仕事』」なのではないか、と思う。
「運命の仕事~」を手にして、「自分の考えとは違う」と思った人でも、「今の仕事が~」として改めて手にしてみて「しっくりきた」と感じる人はいるのではないか。
そういう意味で、この2つの本は「すごいなあ」と思った。

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今回は「共感した」という部分が被る人が多かったです。
和田さんが普段お話している内容も多いので、共通の部分でしっくりくる人が多かったのかもしれません。

また、「『今の仕事が~』は、本屋さんで買いづらかった。なんか店員さんに『この人、そんなに仕事で悩んでいるのかなあ』と思われているようで、なるべく明るい顔でレジに立ってみたり(笑)」という方もいらっしゃいました(笑)。
確かに2つともインパクトのあるタイトルですよね。

以前、このブログ でも書いたのですが、私自身、この本を読んで思うのは「出会った仕事すべてが『運命の仕事』である」ということです。
同じ仕事をずっと続けることも、転職をすることも、どちらがいいとかどちらが悪いとかではなく、「今の自分を選択するために出会うべきだった仕事」だと考えると、自分の仕事についてもっと考え方を広げられるのかな?と思います。
だから、どちらのタイトルでもしっくりくるのだと思いますが、「今の仕事が~」の方がよりしっくりきたのかな?とも思います。

今回もいろいろな学びがありました。

参加された皆さん、お疲れさまでした!