新婚旅行その2の続きの続き | 東京ニトロ(仮)

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お風呂で体を洗うやつについていた陰毛みたいなブログ

その2の最初はこちら


2階に上がっていく途中、階段や廊下には性の名言。
各地に祭られている男根系の石の写真。
2階へあがると、お決まりの江戸絵巻風48手の絵が飾られている。
どこかにフィギュアもあったかもしれない。
さらに昔の、

と、ここで入り口から薄々気付いていたアレが
だましだましやってきたアレが
いよいよ満を持しての登場だ。

・・・腹・・・くだし・・・だ・・・

「ねえ、おなか痛い・・・」
「トイレ行っておいで」
「でもトイレって入り口のところだけだよね?」
「せやな」
「戻るの?」
「まっとったるから行ってき」


戻る・・・ハッ!


脳裏に浮かぶ
「長崎オチンチ祭」
あの恐怖が、一瞬私の足を止める。
が、腹くだしは待ってくれない。

階段を降り、展示物を駆け抜け、
いよいよ「長崎オチンチ祭」の出口に突入する。

幸い、逆側から突入すると動かないらしい。
が、祭りの入り口を通り過ぎるとき
ギィィィィという音とともに案の定起動。
得たいの知れない音楽に機械音、薄っすらと男女らしき声。
館内にいるのは私と旦那だけ。
旦那は2階だからこのフロアには私だけ。
怖い、怖い、怖い!!
祭りを背におちんぽ推しコーナー、おちんぽ神社を通りすぎる。
慣れすぎと急いでるのとで
最初にワァワァ言っていた奉られているおちんぽたちが
もはや道路わきの三角コーンのような存在である。


何かがマジで出そうな怖いトイレに駆け込む。


なんなんだここは。
なんなんだ。



トイレを出て、おなかも落ち着いて。
ホッとしたのもつかの間。


再びあの祭りに参加せねばならない。


真っ暗の中、「長崎オチンチ祭」のネオンがこうこうと光る。
もういいよおなかいっぱいだよやめてくれ。
ゴクリとつばを飲み込み、足を踏み入れる。


ギィィィィィ「まってぇ~」♪♪~♪
ピュー・・・バーン!!



『ギャアアアアアアアア』と心の中で叫び、走る。


ゼェゼェしながら2階の旦那の元へ戻る。


ひとつだけ、忘れないで欲しい。
私は、私は、今、
新婚旅行の真っ最中
だということを。

気を取り直して、そこからは、通常の秘宝館。
まずまずであった。

ドアを開けると女がおまたを開いたり閉じたりしながら歌うやつ。
ケツを突き出してるやつを覗くとおしっこビューってかけられるやつ。
障子の向こうで何かやってるやつ。
スーパーマン風のやつがヤってるやつ。
ボタンを押すと、ビーチに寝そべる女のスカートをカニがめくるからくりが発動し
女の股間が見えるようなしかけになっているのだが
いかんせん壊れており、カニめくらずして股間丸見えのやつ。

極めつけはインド人が股間丸出しのまま
両手を上げ、体をくの字にさせて、踊り場の上に立っているやつ。
ボタンを押すと「どやァ~ええやろゥ~みてみテェ~」みたいなセリフが
片言で流れてきて、踊り場が回り出した。

ちなみに今更だが、
からくりのボタンは全部乳首。

インド人ももれなく壊れていた。
本来なら激しく腰を振って私を興奮させてくれたであろうそれは
両手を上にあげ、くの字にまがったまま、ただ回っていた。
どうしても腰フリが見たくて2度ほどボタンを押したがやはり動かなかった。

歩いていくと「あ、これだな」という場所にたどり着く。
廊下というよりも階段の踊り場がすごく長いやつみたいな、
吹き抜けになっているものすごく広い場所を見下ろすような廊下。
覗き見たいがレースのカーテンがなされて薄っすらとしか見えない。

それでもわかる。
ここは・・・
この世の大セックスパノラマコーナーだ!!

ここのことも話したいけど、やめておく。
どうぞ一見あれ。
これを見たらもう「長崎オチンチ祭」の黒歴史は忘れられる。

ここには一箇所、小便小僧コーナーがある。
女が裸で片ひざ立ちしている正面に小便小僧が立っているのだ。
手前には操縦かんが2本立っており、一本にはボタンがついている。
田中は面白がって、裸の女のおっぱいやら股間やらにピューピューかけ出した。

「ちょっと貸しな」

子どものようにはしゃぐ田中から小便小僧操縦かんを奪い、
ある場所をめがけてひたすら水をぶっ掛けた。

すると

ガタン

という音とともに、女が仰向けに倒れ、
見事に股間が丸見えになったのである。

「わ、すごいね、ニトちゃん」
「こういうことだよ。」

私が狙ったのは、その女が肩に乗せていた壷である。
その壷に水が満タンになったとき、重みで倒れる仕掛けになっているのだ。

女の性的部分に水をぶっ掛けるなど邪道!!

本物はこうするのさ!!



と言いたかった。


長くなりましたがおしまいです。
お疲れ様でした。
正直肩の荷が下りた感じです。
ずっと書こう書こうと思っていたので。
ありがとう。