簡易裁判所の判事は、
裁判所書記官など、一定の法務実務経験を積めば、
司法試験を受けなくてもなれるため、
(裁判所の選考は当然ありますが)
個性的な判事が多いです

しかし、久々に簡裁を訪れ、
開廷表で初めて見るお名前にひかれ入った法廷の判事は、キツい方でした

本屋で万引きをして、窃盗で公判になった被告人

「魔が差した」という動機を
「日本語としておかしいでしょ」と一蹴

「何でこういう事になるんですか?
刑務所、行ってもらいますか?」等と畳み掛ける
弁護人も、うつむきがちで、どう弁論するか悩んでいるようでした

ここまでの勢いの方は、これまで私の傍聴経験の中では、
高裁・地裁含め、今までいらっしゃいませんでした

被告人は裁判官を選べません
二人三脚の弁護人も、また然りです

裁判官Who's whoという、弁護士有志が、関東地域在籍の、
裁判官の訴訟や人物像をまとめた本がありますが、
弁護人にも恐れられている裁判官は、一定数いらっしゃるようです

今回のこのキツい裁判官も、弁護士の間で恐れられる存在になるかも…