やっぱり雪が降りましたね。
11月であれだけ降るとは思いませんでした・・・。
(゚_゚i)
カーボンボンネットのクリヤー塗装と取付けを承っていまして、雪降りの前日に一回目の塗装を行いました。
ゲルコート層を研いで足付けした状態。
クリヤー塗装が一回では済まないのは、ゲルコートには見た目ではわからない様なピンホールがある為です。
そのピンホールを埋める事を目的として、まずは1回目のクリヤー塗装。
写真でもわかって頂けるかと思いますが、蛍光灯の光の箇所とその右下にもピンホールがありますね。
一回で埋めようと思ってそこだけ集中してクリヤーを吹くと溜りが出来ますし、乾燥させて塗膜が締まるとピンホールの部分はわずかに凹みます。
なのでまたクリヤーを研いで平滑にしてからもう一回クリヤー塗装をします。
FRPでボディーカラーに塗装してしまう場合はこのピンホールを埋める作業をサフェーサーで行ってしまいますが、サフェーサーが塗装出来ないので代わりの工程となります。(^∇^)
と言う訳で二回目の塗装は雪降りの当日。
朝から雪かきしてすでに疲労感が・・・。(;^_^A
雪かきも程々にして作業場内に入ると、さすがに外よりは暖かいな~って思いましたが温度計を見ればやっぱりそうだよねって感じだったり。(T_T)
この気温だと塗装は厳しいので他の作業を先に進めて昼からの塗装。
シャッター閉め切りでジェットヒーター焚いてブース内の温度は13℃位でした。
前日に塗装したクリヤーを研いで足付け後、
二回目のクリヤー塗装完了。
気温は低いし、乾燥の為の熱も鉄板ほどかけられない状況。
そんな時でもR-Mのクリヤーには、通常の希釈シンナーの代わりとして使える「硬化促進剤入りの速乾シンナー」と言う物があるんです。
これを使うと塗膜乾燥時に温度が上げられない場合にでも乾燥が早まります。
ブース乾燥が出来ない状況で背の高い車両のルーフ塗装をした時なんかにも役立ちますね。(^O^)
外資のクリヤーは違うな~っと思った物の一つでもあります。
硬化剤割合2:1のクリヤーで塗装しましたがそれを使用しましたので、表面温度を60℃まで上げられない時でも乾燥を早める事が出来ました。v(^-^)v
2:1のクリヤーは延びも良く高外観なんですが、乾燥が遅くなってしまうのでそこをなんとかカバー出来たかなって感じです。
その後部品の組み付けをして、それでも乾燥に余裕をみて翌日に磨き作業。
そして完成!
以前、当店でワイドフロントフェンダーの取付け作業を行いました車両です。
その時は完成写真を撮り忘れましたので今回は忘れずに撮影。σ(^_^;)
おまけにリヤビューも。
納車が暗くなってからになりましたので、最後に作業場の中に入れてもう1枚。
他の修理作業もありましたので納期が間に合うか心配でしたがなんとか間に合いました。
簡単にはいかない部分がありますのでかなり悩んで苦労もしましたが、納車時に喜んでもらえるとこちらも嬉しくなります。
車をきっかけに人の繋がりも出来ると思いますし、カーライフを楽しんで下さいね。o(^▽^)o