●石鹸の価格の違い
こんにちは。ナチュラルコスメティクスバー の大谷です。敏感肌の方でも安心して使えるスキンケア商品を紹介しています。
石鹸の歴史を簡単にご紹介しました。
石鹸よもやま話は続きます。
皆さんは手作り石鹸と一般に販売されている石鹸の違いについてはご存知ですか?
値段が違いますね~。
では、その値段の違いはどこから来ているのでしょうか?
ちゃんと理由があります!
石鹸の原料は、たとえばオリーブオイルやヤシ油など、油脂です。
油脂は脂肪酸とグリセリンから出来ています。
その脂肪酸(酸性)と苛性ソーダ(アルカリ性)を反応させて石鹸を作ります。
これは全ての石鹸に共通です。
ところが、その製法は大きく二つに分かれます。
その製法の「違い」が、手作り石鹸と一般に販売されている石鹸の違いです。
【ケン化法】
◆油脂(脂肪酸+グリセリン)+苛性ソーダ ⇒ 石鹸+グリセリン
油脂を釜で炊いて苛性ソーダでじっくりと反応させる方法で、最低1週間かけて熟成させて作ります。
石鹸の中には天然のグリセリンが含まれているので、保湿効果があり、洗い上がりの肌もしっとりとします。
【中和法】
◆脂肪酸(油脂-グリセリン)+苛性ソーダ ⇒ 石鹸+水
油脂からグリセリンを取り除き、脂肪酸だけにして、苛性ソーダと反応させる方法です。
4~5時間で石鹸が完成します。
石鹸の中にはグリセリン分が含まれていないため、洗うと肌にツッパリ感が残ります。
市販されている石鹸の多くは中和法で作られています。
理由は、製造時間が短く、製造から包装まで一貫作業で流れるため、コストが大変安く作れるからです。
また、多くの無添加石鹸が販売されていますが、大半は中和法で作られています。
そもそも無添加というのは何が無添加か、ハッキリしませんね。
無添加と製法は、全くの別問題です。
製造工程の後の方で、合成のグリセリンを添加しているものもあります。
人工的に添加しても、ケン化法で生成されるものに比べると、グリセリンが石鹸にうまくなじみません。
それでは、「ケン化法」で石鹸を熟成させることの意味はなんでしょうか?
酸性の油脂とアルカリの苛性ソーダを反応させるとき、拡販させてじっくりと時間をかけることにより、酸とアルカリの結びつきが密接になります。
時間をかける事により、石鹸の中に未反応の油や過剰なアルカリ分がなくなり、上質な肌に優しい石鹸が出来あがります。
ナチュラルコスメティクスバーで紹介している石鹸 は、もちろんケン化法で作られた石鹸です。
さらに、ケン化法は2通りの製法に別れるのですが、そのあたりはまた別にご紹介したいと思います。
>>続く
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