涙!我が青春の大名盤です!【ウィンドレスブルー】 by 風 | 男のこだわり薀蓄!

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伊勢正三率いる風の3rdアルバム【windless blue】ウィンドレスブルー。
突然、マイレコードライブラリーから引っ張り出して 聴いてしまいました。

ファースト、セカンドと所謂フォーク路線の王道をいってたのですが、
このアルバムから突然ニューミュージックの領域に。
フォークギターとベルボトムジーンズという貧乏臭いイメージから脱却して、
「お洒落な旋律に乗せて、もう少し明るく人生を語る」みたいな・・・。

オープニングがこのアルバムを象徴的づけているA①「ほおづえをつく女」。
イントロ、ギターの音色、リフ、そして伊勢正三が織り成すメロディー、声。
この曲全体のムードが素晴らしい。ノッケからやられてしまいます。

A③「三号線を左に折れ」の詩に何故か一回目の涙です。
そう何故だか、この物悲しさに涙腺が緩んでしまうのです。

涙を拭いてB面です。
B①なんともお洒落な音。「アフタヌーン通り25」
以前の風の音、歌と明らかに違います。

そしてB③「地平線の見える街」
ここで号泣です。
歌詞が素晴らし過ぎます。
【男同士。いつまでも素晴らしい友達だ、君は!】
と唄う伊勢正三の声・この歌の情景に胸を締め付けられます。
歌詞を載せずにいられなくなってしまいました。お許しを!

「地平線の見える街」

汽車はもう出ようとしてるのに
あいつと握手のひとつもできない
照れくさいものさ 男同士なんて
あしたから淋しくなるというのに
旅に出るのはいつもの気まぐれさと
笑いながら君は言う
今頃雪に眠る北の街で
夢を見て欲しい 素晴しい友よ君はいつまでもさ

酒と涙の味が同じだった
あの頃はとてもよかったね
君はそのひげをそらないで欲しい
この街で暮らした思い出として
君の部屋は車の写真と
いくつかの地図に囲まれ
西の窓から黄昏れる頃
いつも決まってカリフォルニアの歌流れてきたものだった

君はいつも僕に言ってた 口癖のように
この狭い国のどこかにきっと
地平線の見えるところがあるとね その目を輝かせて


次のB④「君と歩いた青春」。
大方の予想ではこの曲がこのアルバムの大本命になるところですが、
この曲も歌詞とメロディが素晴しい、超強力メガトン級のナンバーです。
なのですが、自分は「地平線の見える街」の方が大好きで、いちいち大感動してしまうのです。
やはり、男同士・友達の事を唄っているからでしょうか。
そして自分にも有り難いことに、
少なからずも学生時代からの無二の親友達がいます。
いや、いてくれます。
彼らのこと、一緒に楽しんだ日々のことがオーバーラップするのか、
涙腺がついつい緩んで止まらなくなるのです!

長くなって恐縮でした!

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