化物語の名セリフはどうしたのですか?
そう問われるかも知れません。
普段はブックカバーを使っているのですが、
刀語はサイズが合わず、ついでに栞もないので
とりあえず↑こちらで代用しております。
どうでしょうか、ごまかせましたか?
うまくいきましたか、そうですか。
それでは、刀語名セリフ、始まり始まり♪
※注
ネタバレありです。
今回は、原作の名セリフなのでアニメにしかないセリフは、
名セリフであっても登場しません。
例、飛騨鷹比等の「そうか、僕はこうやって失敗するのか」とか
姉ちゃんの「あの子あんなに弱いのに」とか。
ちなみに今回はテキストではなく、クド風に指南書と表現します。
「あー・・・・・・、面倒だな」
(七花 指南書十七頁)
DCを思い出しますが、この主人公も面度くさがりです。
しかしながらそれに対しては、私も負けていませんがね。
「・・・・・・・・・」
ため息を吐く。
(七実(以下姉ちゃん) 指南書二十二頁)
彼女はため息が似合うのです。
これは立派なセリフです。
「ぎゃふんっ!」
それはまだぎゃふんと言う言葉が古くなかった時代・・・。
(とがめ 指南書四十頁)
ファッションがまわるように言葉もまわる。
そう今、ぎゃふんがナウい。
「あれだけは練習してきたのだ」
もっと最後まで練習してこい。
(とがめ 指南書四十九頁)
世の中かまえさえうまくできれば、ある程度なんとかなるものです。
「そなた、天下はほしくないか」
「いらん」
「そうであろう、それはこの世に生を受けたからには当然のことだ。
野心の強さをはじることはない― 以下略」
↑いや、長くて面倒なので・・・。
「ってえ、いらんのかい!」
乗り突っ込みは。
どんな時代にもある。
(とがめ 指南書五十二頁)
そして反復技法もまた。
「あんたの偉そうな態度をもって、名刺と受け取っておこう」
(七花 指南書七十五頁)
うまい返しです。
「愛で動く人間は、信用できる」
「鑢七花。わたしに惚れていいぞ」
(とがめ 指南書八十七頁)
人生で一度は使いたいセリフですね。
「人間ってそんなこともできるのか? し、知らなかった――」
(七花 指南書百十二頁)
できるみたいですね、そう言えばブラックスミスでも
街にそんな人がいるって表現がありましたからね。
「『冥土の蝙蝠』っつーんだよ」
「・・・・・・なんだかその通り名、格好いいとか不気味とかいうよりは、
不思議と可愛い感じがするんだが・・・・・・」
(まにわに蝙蝠&七花 指南書百十三頁)
時代をさきどっております。
アキバに行けばその理由がわかるでしょう。
「虚刀流一の構え―『鈴蘭』」
(七花 指南書百十九頁)
とりあえず格好がいいので。
「ばかーっっ!」
(とがめ 指南書百二十九頁)
集めるものを折ってしまってはいけませんよね。
「ふざけるな!」
いや、これは違います。
赤い本をもっていたのでザケルに反応しただけです。
「私の声と違う、と思うか? 人間、自分で思ってる自分の声と、
人に聞こえてる自分の声じゃ、全然違うんだぜ・・・」
(まにわに蝙蝠 指南書百五十九頁)
そうして誰もが自分の声を聞き、メルメル化を一度は味わうのです。
「七花っ!」
「虚刀流―― 『牡丹』」
「ぐぼぉっ!」
「・・・・・・お? よく見ればとがめじゃねぇか、あんた」
(まにわに蝙蝠&七花 指南書百八十一頁~百八十三頁)
アニメではセリフで七花が人の見分けがつかないことを
説明してますが、原作ではセリフはこんだけ。
「実力だけがものを言う世界なんて、そうそうねえんだよ―」
(まにわに蝙蝠 指南書百八十九頁)
深いセリフです。
「虚刀流七代目当主、鑢七花――推して参る」
(七花 指南書二百頁)
「虚刀流は刀を使わないからこそ強いんだ」
(七花 指南書二百四頁)
「刀を使わない剣士じゃない、刀を使えない剣士なんだ―!」
(七花 指南書二百六頁)
姉ちゃんを除く。
でも姉ちゃんは虚刀流とはいわないか。
(七花 指南書二百九頁)
ほどけず、ゆるまないのは、こんあ縄じゃない。
わたしの意志だろう。
折れず曲がらずよく切れるのは―わたしの奇策だ。
(自称奇策士とがめ 指南書二百十二頁 ↑セリフじゃないですけどね)
「勘違いしないでくれよな――あんたのためなんだからな」
「おれはあんたに惚れることにしたよ」
(七花 指南書二百十八頁)
逆ツンデレェ!
「そなた自信を守れ」
「これは、まあ・・・・・・そなたをおもんぱかって言っているわけだ」
「死ぬな。厳しい旅路なはなるが、決して死ぬな。――できるな。
できんとは言わせんぞ。早く了解と言え」
「――極めて了解。おれは全てを守ろう」
(とがめ&七花 指南書二百二十四頁)
と、まあ今回はここまでです。
原作には西尾維新特有の忘れた頃に明かされる伏線が
大量に一巻から貼りまくってありますので気をつけて。