とある 「WOMANIZER」 の告白 | 30 something

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confession

 

数年前に、シカゴの地方新聞に紹介されていて 議論を呼んだ本です。

 

シカゴ出身のライター STEPHEN CHATMAN が、自分の体験記を日記形式にまとめた本です。

 

タイトルからして、自分で自分のことを 『WOMANIZER』~PLAYA~ だと 言ってしまうのもどうかねぇ、嫌な奴なんじゃないかねぇ~とまず思ったけど、読んでみて、色々な女性との出会い→恋愛→別れ、という表面的な記録だけでなく、彼が一つ一つの関係で考えた洞察が書かれていて なかなか面白かったです。

 

PLAYA の 『コミットメントフォビアでありながら、常に女性にそばにいて欲しい』 という内面の葛藤 (=私からすると、ただのわがままなお兄さんなんだけどさ) PLAYAが女性を誘う時の視点(女性のどこを見て、何をどう思って声をかけるのか・何がきっかけになって別れを告げるかなど) などなど、一人のプレイボーイの男性の視点から見た女性・恋愛像が 浮き彫りにされています。

 

ちなみに、彼は、カフェでよく女性に声をかけるみたいです。(昼間だし、クラブよりはいいかもね。おまけに安くすむし。←発想がなんだかケチで、すみません)

 

読んでいる最中は、『自分の欲求を優先させて、女性のことを考えない、勝手な奴!』 とちょっとむかついてたのですが、読み終わってみると、なんだかもの哀しくなりました。一人の女性で、絶対に満足できない、PLAYAのさがって 大変だし、決して心底幸せじゃないものなのだなぁ~。

 

彼の文章で、

 

"The curse of the womanizer is to have an attraction for what we can not have and a refusal to settle for whom we are with."

(PLAYAは、手に入らないものに惹かれ、今一緒にいる一人の女性だけでは決して満足できない、という点で、呪われているものだ)

 

というくだりがあるのですが、これ、まさに彼の人生を言い当てています。確かに、PLAYAは、誰と一緒にいても、もっと自分にあった、カンペキな女性がいるんじゃないか、と 可能性 を探してしまうみたいですね。やっぱりわがまま・勝手!!ですが、彼本人は、この呪い?をどうにかして、解きたいみたいです。

 

でも、こういう男性が変わるのは、不可能ではないけど、難しいだろうな~~。彼らは、良い意味で言えば、ロマンティストなんだろうけど、女性の方は、こういう男性と一緒にいても、心を許してくつろげませんね~~。とっても疲れそうです。

 

というわけで、PLAYA にはまっている女性、PLAYA の心理を覗いてみたい女性には、なかなか面白い本だと思います。

 

ちなみに、アマゾンの書評は、賛否両論になってます。↓

 

CONFESSIONS OF A WOMANIZER