喫煙と過緊張 | ~原点回帰~

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いらない思考や思い込み、余計な執着を手放して 『原点回帰』 しませんか?

最近は少なくなってきましたが、うちに来られる患者さんの中にもまだまだ喫煙者がいらっしゃいます。


様々な方の体を診させていただいて気付いたおもしろいことがあります。


それは、『喫煙者は全員、交感神経が過緊張していて体がカチカチ』だと言う事です。


もちろん、非喫煙者の中にも過緊張でカチカチの方もいらっしゃいますが、逆に喫煙者の中で過緊張していなくてフニャフニャの方は一人もいらっしゃいません(世の中にはいらっしゃるかも知れませんが、うちの患者さんの中にはいないという意味です)。


でも、考えてみれば当たり前の話ですよね!


人間の体は本当に上手く出来ていて、火事に遭遇して煙を吸い込むとたちまち『交換神経が緊張し、血管を収縮させて一酸化炭素などの有害物質が体内に回らないように』と、必要最低限の血流に留めます。


喫煙して煙を吸い込むと、同じ様に交感神経を緊張させて血管を収縮させます。


そうして、交感神経の緊張が解除される前にまた次の喫煙が始まれば・・・過緊張になって当然ですよね!


その為、当分の間喫煙をせずに過ごして過緊張が解除されると、血管の収縮も解除されて血流がよくなりますが、そこでまた喫煙すれば、血管を収縮させるため、脳への血流も少なくなって頭がクラクラします。


喫煙する度に頭がクラクラするのであれば、喫煙と喫煙の間は交感神経の過緊張が解除されて血流がよくなっているのだと思いますが、そんな方は見た事がありません。


ほとんど全員は、クラクラするのは最初だけで次回からはクラクラしなくなると思います。

ということは、交感神経が緊張したままで血管が収縮したままだと言うことです。

酷くなると当分の間、喫煙しなくても交感神経の過緊張が解除されずに、久しぶりに喫煙してもクラクラしない方もいらっしゃいます。が、そう言う方は癌になる可能性も高くなります。


全ての細胞に新鮮な酸素と栄養たっぷりの血液が行き届けば、まず病気になりません。

血流やリンパの流れが滞り、細胞に元気がなくなるとコリとなり浮腫みとなり腫瘍となっていきます。


喫煙者のほとんどは、『リラックスするため』に喫煙することが多い様ですが、体的にはリラックスどころか余計に緊張していたとは、本末転倒ですよね!


火事に遭遇し、煙の中でリラックスできる訳ないでしょ?