2013-09-17 20:10:37

アトピー改善の物質発見??ちょっと違うのでは?

テーマ:スキンケア
こんばんは。皆さんの地域では台風の影響はありませんでしたでしょうか?被害にあわれた方、お見舞い申し上げます。

本日、アトピーを改善する化合物発見!というニュースが報道されていましたね。肌が弱い私にとって、このような話題は気になってしまいます。

でも、やっぱりというか、読んでみれば、「そのタイトルは、ちょっと違うでしょう」といいたくなる内容でした。


報道の例


NHKニュースWEB
京大 アトピー症状改善の化合物発見
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130917/t10014582731000.html


日テレNEWS24
京大でアトピー改善化合物を発見 世界初
http://news.livedoor.com/article/detail/8073298/


アトピー改善の化合物発見 京大などグループ、マウス使い
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130917-00000019-kyt-l26


記事中ではNHKニュースWEBがまだ一番まともな表現をしていたので引用しますと

~~ここから引用~~
かゆみのある湿疹が続くアトピー性皮膚炎は、皮膚の表面で水分を保つ保湿効果がある「フィラグリン」というたんぱく質が少なくなり、皮膚の中に異物が入りやすくなることが原因の1つと考えられています。そこで京都大学大学院医学研究科の椛島健治准教授の研究グループは1000種類を超える化合物を調べ、この中から「JTC801」という有機化合物が、フィラグリンを増やす性質を持つことを突き止めました。
この化合物をアトピー性皮膚炎の症状があるマウスに飲ませたところ、1か月半で症状が大幅に改善したということです。
~~ここまで引用~~


ということです。つまり、「皮膚の中に異物が入りやすくなることが原因の1つ」であり、そこで皮膚の表面(角質層)の保湿成分の1つである「フィラグリン」というたんぱく質を増やす物質が「JTC801」であることを世界で始めて突き止めたわけですね。



あくまで原因の一つである「皮膚の中に異物が入りやすくなること」の対策に、角質層の保湿成分の1つである「フィラグリン」を増やす方法を突き止めた訳で、すべてのアトピー性皮膚炎を治す成分を見つけたのではありません



タイトルだけ読んだり、記事も複数をきちんと読んだりしないと、まるですべてのアトピーの改善物質を発見したように勘違いしてしまいます。
おそらくこれは研究ではなくて報道の仕方が悪いのでしょうね。




この記事にある「皮膚の中に異物が入りやすくなること」の対策はアトピー性皮膚炎や乾燥肌、敏感肌の方にはとても重要な事です。「皮膚の中に異物が入りやすくなること」は、アレルギーにつながるからです。
皮膚に異物が入るのを防ぐことを肌バリア機能といい確かに重要な事です。

例えば、ダニアレルギーの人は、異物が入りやすい皮膚状態の肌からダニの死骸などが入り込む状態が続くと起こりやすいのです。それを事前に防ぐには角質層を健康に保ち、肌バリア機能を良くしておくことが大切です。



それを保湿物質である「フィラグリン」を増やして、肌を保護しようという発想ですね。でもここで、気付きませんか?肌を保護するのに保湿物質は「フィラグリン」である必要性はあるのでしょうか?


もちろん、遺伝的要因で「フィラグリン」が作りにくい人にとってはこの研究はきっと役立つことでしょう。この研究自体、遺伝的要因でアトピーになったマウスを使った実験によるものだそうです。


しかししかし、研究に水を差すつもりはなく、そのような研究も必要ですが皮膚の保湿成分には、他にもコラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドとあります。これらが不足している人はどうなの?と思います。




そして「フィラグリン」はたんぱく質です。たんぱく質は基本的に体内で合成されます。たんぱく質の合成や代謝にはアミノ酸各種、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB群、亜鉛、マグネシウムなどの栄養が必要です。

これら皮膚に必要な栄養が不足して、健康な肌が形成されないこともあるので、「フィラグリン」不足の方も、遺伝子要因による場合を除いて、栄養バランスの改善で良いのでは?と思いました。

そしてこれらの栄養を摂取できていても、睡眠不足では肌の健康に役立たせることができませんから、睡眠も重要です。


また、栄養以外にも角質層の保湿成分を減らす要因があります。それは外的な要因で、生活環境に由来します。

肌をゴシゴシ強く洗うだけで、角質層の保湿成分は減ります。この場合は「フィラグリン」を薬でわざわざ増やすのではなく、ゴシゴシ強く洗うのを止めて、スキンケアをしておけばそれで良いのです。



角質層を傷つける外的要因には、他にも合成洗浄料を使用したシャンプーやボディソープで洗うこと、合成洗剤(台所は手荒れ、衣類は残留洗剤)、お風呂やシャワーの水道水の残留塩素などがあるので、これらの影響を受けている人は低刺激性の洗浄料にして、水道水の塩素対策をして、良質なスキンケアをすればそれで角質層の保護になります。




長くなってしまいましたが、遺伝的要因によるフィラグリン不足の方にとっては、フィラグリンを補うのは有効な手立てだと思います。
しかし、上気したような栄養バランス不良により皮膚の健康が維持できていない方、角質層を傷つける外的要因が原因である方にとっては、フィラグリンは根本的な原因解決にはなりません。




実際、肌が弱かった私も生活習慣の改善と栄養、スキンケアの見直しでかなり改善されました。アトピー性皮膚炎はさまざまな原因、悪化要因があるので、その対策をすることが大切だと思います。








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