神はいろいろな手を使って
私たちに触れようとする
一つになろうとする
私たちが懐かしむもの
小さい頃に見せたもの
メロディ 映像 匂い 景色 温度 感触 光 きらめき 闇
いろいろな手を使って
私たちに触れようとする
一つになろうとする
それに触れると同時に神に触れる
神は私たちに触れる
私たちは触れる
一つになる
その瞬間 私たちの胸の芯から体に、脳に、電気が走って
感動のあまりに
嗚咽と共に 止められない涙を流し続けることになる
自分でもわけが分からず
ワケが分からず。。。。。。。
触って
触って
私に触って
君に触りたい
どうにかしてでも
でも体がないから
触れない
抱きしめたいけど
抱きしめられない
だから
一番君が感じるところを
感じるように
感じる方法で
痛くないように
気持ちよく
懐かしく
それでいて衝撃的で
君が思い出すように
あなたの名前を呼びたいけど
名前がないから
なんて呼んでいいのか
分からない
みんなが呼んでるように呼んでみたけど
何だか変
ありきたりすぎて
私の心にも
あなたの心にも届かない