西成に初めて行ったときの話… | シャブと涙と男と女

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ポン中のポン中によるポン中のための…
ま、人生いろいろあるわな。

俺が初めて西成に行ったのは確か、まだ20代前半の頃やったと思う…

シャブにハマってまだ2年ぐらいの若手ポン中のときで、先輩に連れられて行った…

先輩の話で、「西成に行ったら手に入らんもんはないで、そこら辺でシャブ売ってるおっさんとかおるで」て聞いたときは、全く理解でけんかったのを覚えてるわ

法治国家の日本で絶対ありえんて思ってたからなぁ…

だから行ったときはビビリまくったわ…

先輩が太子のロータリー近くに立ってる何人かの人たちを指差して、助手席の俺に、誰でもええから声かけて3つ頼んで来い、て言うてきた…

ほんまにシャブ屋かぁ?と思いながら車を降りて、一人のおっさんと目が合ったらこっちが声かけるまえに 「何個いるん?」て聞いてきた時点で、ほんまかいな~てビックリしまくりやったなぁ…

3つ下さいて言うたら1個つけとくわ~て4つ渡されて、車の姫路ナンバー見て、遠いとこから来たんやな~て言いながら更におまけもつけてくれた…

ポン中歴がまだ浅かった俺は、姫路のコシャい売人しか知らんかったので色んな意味で感動したね…気前ええし、ワンパケと道具セットやしね…

てゆーかドライブスルー感覚でシャブを買えるんが、凄いなぁて感じやったわ…

姫路は道具1本千円が普通で量もマチマチのとこが多くて、歴の浅かった俺はそれが普通やと思ってたけど、この日をさかいに姫路はコシャいだけやんけ~てことがわかったね…

次引くときは言うて渡されてた番号にかけて注文したら、最初より倍の量になってた…

大体の立ちんぼは、場所代やらの絡みであの量やけど、2回目からは電話で直接注文できるから倍ぐらいの量でいけるて教えてくれた…

立ちんぼから買ったのは後にも先にもその1回だけやけど、知ってる物屋全滅しても西成行ったら何とかなるわて感じになったわ…

今も踏切のローソン横の路地ら辺でたまに見かけるけど、昔、俺が初めて行ったときはもっとごっつかったような気がするなぁ…

西成は日本一パラダイスな街やね…