西伊豆の電気柵死亡事故について | 災害危機管理アドバイザー和田隆昌のブログ

西伊豆の電気柵死亡事故について

西伊豆で電気柵による痛ましい死亡事故が発生しました。

自分も山歩きをしていると、よく亥や鹿などを防ぐためのこの電気柵を見かけるので他人事ではありません。触れないように通り抜けたことも一度や二度ではありません。存在を意識していない登山客も相当多いはずです。

農家など獣による被害を受けている場所では欠かせないものですが、今回は川の中にまで流れていたために死亡事故にまで繋がってしまったのでしょう。

もしも電線にちょっと触れた程度だったら、どんなにひどくても火傷などですんでいたレベルの電流のはずですが、水の中で電流を受けてしまうと動けなくなり長い時間体内を流れることになって、人体への影響は甚大なことになります。

未確認情報では変圧器で電流を上げていたという報道もありました。

夜間だけ付けているはずのものがうっかり切り忘れで被害に遭うことになったらたまりません。

川の中での感電死、可能性を考えてもいませんでしたが、今後は法規制も含めて早急な対策が必要です。