いったい何をあげればよい? ~食の話 その1 | 獣医さんが教える~ ワンにゃんライフを楽しむ秘密

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開業32年のベテラン獣医師が
あなたのワンコ生活のレベルアップする秘密を
伝授しま~す♪

こんにちは あっこ先生です。



自分の犬や猫の食餌 最近はとても気をつけている方が増えています


「体に良い食べ物をあげたい」

「ドッグフードやキャットフードは体によいのかしら・・?」


常に ? を持ちながら フードをあげている方が多い気がします



本当によい物はなんでしょう


アメリカで乾燥したドッグフードという便利なものができて

犬や猫の食生活は激変しました


栄養学上 理想と思われるフード

かつ 犬や猫がおいしく喜んで食べてくれるのも

さらに 簡単で 長持ちするもの

メーカーさんは年々 様々なフードを試行錯誤し


その反動のように

原点に戻って 生食(生の肉を与える食餌)も提唱されています



ネットの情報は氾濫し


「いったい 何をあげるのが

このコにとって一番よいのかしら・・・」


飼い主さんの悩みは深いと思います
 


獣医師も同じです


ひと昔前は ドライフードは完全栄養食だから

これと水だけで余計なものはあげないほうがよい というのが主流でした


今は様々な考え方があり

獣医師でも 意見の統一はできません


ドライフードと水だけで

他のものは一切上げてはいけない という獣医師は

ほとんどいないでしょう



そんな風にいろいろ迷う方に

少しでも参考になる様


これから2回シリーズで食に関連したこと

お話していこうと思います。



次回は「薬膳~中医療の考え方」



ちょっと前に 犬や猫のための薬膳のお話を

聞きに行ってきました


日本でたった一人の

犬猫のための薬膳を教えてくださるこの方



油木 真砂子 先生



中医食養学会の認定を受けた方


古くからの中医療と 薬膳の考え方を

わかりやすく教えて下さいました


その内容をピックアップします!




その次は 「分子栄養学」


こちらは医学の分野から広がった考え方

つまり人間のお医者さんや歯医者さんから始まった考え方です


食を見直す と言うよりは

体が症状として教えてくれる不足しているものを

サプリメントで補充するやり方です


といっても ただサプリを飲めばよい という簡単なものではありません


やはり その人 その動物にあった処方が必要で

きちんと「分子栄養学」を学んだ人しか

処方ができません


分子栄養学のホームページ
 

ここは人間向けの解説ですが

獣医師でも この講座を受講し

動物向けの分子栄養学にのっとった診療をしている先生がいます


そんな「分子栄養学」を

私なりにかみくだいたお話



次回をご期待ください♪