なんで いまさら 狂犬病予防注射!? | 獣医さんが教える~ ワンにゃんライフを楽しむ秘密

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こんにちは! 動物のお医者さん あっこです。

 

昨日、ちょっと怖いお話し聞いてきました・・。



●月☓日  

56年間発生のなかった狂犬病発生!


でも、

もしあなたの犬がワクチンを打っていなかったら・・・


当然急いで獣医さんに駆け込んで

ワクチン接種しようと思いますよね。


ところが・・
狂犬病の予防注射のワクチンは

4月~6月に摂取が推奨されているため

その期間はたくさん備蓄しているのですが


それが過ぎると

あまりストックされていないそうです。


急いで動物病院で摂取しようと思っても

みんな同じことを考えるので

希望者が殺到して

ひょっとするとワクチンがなくなってしまう恐れがあります。


摂取していれば

普通に生活できますが


摂取していなければ

最悪の場合 抑留されちゃうかもしれないんです!


これは狂犬病予防法という法律で決められています!


第六条  予防員は、第四条に規定する登録を受けず、若しくは鑑札を着けず、

又は第五条に規定する予防注射を受けず、

若しくは注射済票を着けていない犬があると認めたときは、これを抑留しなければならない。



でも~~

「日本では56年も発生していないんでしょう

これからも発生しない確率のほうが高いでしょ!」

「どうせ 獣医さんが儲けるためなんでしょ!」


なんて声、ちらほら耳に入ります。

日本は島国のため

幸いなことにこんなにも長い間発生はありません。


でも、特に新潟市をはじめとする

海外からの船が寄港する港のある街


船にひょっとして

狂犬病に罹患している動物が紛れ込んでいたら・・・


それが港で逃げ出して上陸してしまったら・・・


狂犬病ウイルスは 哺乳類すべてに感染します。


だから のら猫さん こうもりさん

その他の動物が 罹かっちゃう恐れがあります。


犬以外の動物で感染が確認されたとしても

同じことです。



何が言いたいか!


あなたが

家族の一員であるワンコを愛しているなら

年1回の狂犬病の予防注射

ケチらないでください。


事が起こってからでは遅いんです。


そして愛するワンコを守るため


鑑札・注射済票 は

ワンコさんに着用してあげましょう!!あなたのワンコを守るために!


新年度 各地で

狂犬病の予防注射の集合注射が始まります。


もちろんかかりつけの動物病院でも打てます。