三好長慶 | ナツレのツレヅレなる何か

三好長慶

ハロウィン前回紹介した松永久秀(まつながひさひで) さんの元主君 三好長慶(みよしながよし)公をご紹介音譜


本ベストセラー小説『恍惚の人』の題名の由来になった人物で有名(はてなマーク

日本の介護老人(っていうには若いですが)問題の先駆者(!?)です得意げ



戦国武将としては長音記号2阿波の国から近畿一帯を支配下に治め、主家を圧倒し京畿に三好政権と呼べるほどの政治基盤を確立した下剋上の代表格ともいえる人物でもありますニコニコ


ただ、その支配は後の織田信長 などにくらべると緩やかで、公方(将軍)を凌ぐ権勢を誇りながら、

決してそのくびきから脱しようとはせず節度を保ちつづけましたバレンタインチョコ

目それをこの長慶さんの政治的限界なんだと捉えるむきが多いのですが長音記号1

早くから松永久秀 あたりから将軍は除くべきだと忠告されていたのに頑として受け付けなかったといわれ、

それが為将軍側の謀略にハマったり、戦国武将にしては少し人が良すぎるカンジがしなくもありません得意げ


その政権も長慶が、愛息 義興(よしおき)の急死のショックで政務への情熱を失い体力を衰えさせ

”恍惚の人(痴呆状態)”となってしまうと、松永久秀 らの専横をゆるすこととなり崩壊の道を辿りますあせる


混乱続く京畿に一時的にも平安な安定した状態をもたらしていた人物だけに

亡くなった時は、その死を聴いて嘆き悲しまない人は居なかったと伝わっていますしょぼん


もしこの人に将軍の権威など蹴散らすほどの無節操さがあったらとか思いますが長音記号2

その生い立ちから最期まで人間的には大変魅力あふれる人物だとおもいますニコニコ



ナツレのツレヅレなる何か-三好長慶 三好修理大夫 三好筑前守 戦国武将イラスト ナツレ

アートイラストは肖像画のイメージから音譜



三好長慶(みよしながよし) 官途名:筑前守(ちくぜんのかみ)、修理大夫(しゅりのたいふ)


 攝津国芥川城主(せっつのくにあくたがわじょうしゅ)

 天文元年(1532)、父 三好筑前守元長(みよしちくぜんのかみもとなが)の戦死により10歳で家督相続。

同2年、阿波国芝生城から大坂に向かい本願寺と細川晴元との講和を仲介した。
 これにより翌3年、木沢長政の斡旋で晴元の内衆(被官)となり幕府に出仕した。


 天文8年(1539)、幕府御料所河内内十七個所を要求したが許されなかった為、晴元打倒の兵を挙げ攝津国島上まで侵出して和睦し、摂津国半国守護代になり、越水城主になった。

 その後木沢長政を破り、また細川氏綱と戦い、さらに河内国守護代 遊佐長教(ゆさながのり)に大勝するなど、幕府内における軍事的地位を高めていった。


 天文17年(1548)、叔父の三好政長を除こうとして長教・氏綱・畠山高政と同盟し細川晴元に背いた。翌年、攝津国江口に政長を敗死させ細川晴元政権を打倒し、畿内を制して7月入京した。


 天文21年(1552)正月、南近江守護 六角義賢(ろっかくよしかた) の調停で義輝と和睦し、長慶は御供衆になり将軍を帰京させた。しかし翌年には再び不和となり、8月洛中の霊山城で義輝・晴元と戦って勝ち、さらに攝津国芥川城を落として居城とし、独自に畿内を支配する体制(三好政権)を築いた。


 以降は順調に版図を拡大していき山城・攝津・丹波・和泉・淡路・阿波・讃岐および播磨・伊予の一部を細川氏綱・松永久秀 ・同長頼・三好義賢(みよしよしかた)・安宅冬康(あたぎふゆやす)・十河一存(そごうかずまさ)ら一族諸将を配し治めた。


 永禄6年(1563)8月、嫡子の義興(よしおき)が急死した為、一族の十河一存(そごうかずまさ)の子 熊王丸(義繼)を猶子としたが失意し病に伏せるようになり、政務を執らなくなった。そんな中松永久秀が勢力を増す。

 永禄7年(1564)5月9日、実弟 安宅冬康(あたぎふゆやす)を謀殺す。この頃には恍惚状態だったといわれている為、この謀殺は松永久秀 や三好三人衆の仕業と噂された。


7月24日、河内国飯森城下屋敷で病没した。享年43歳。

 ただしその喪は秘され、葬儀は2年後の永禄9年(1566)6月24日に河内国眞觀寺で行なわれ同地に葬られた。多くの者が泣き伏したと云い長慶の人となりが忍ばれる。                               



三好三人衆(みよしさんにんしゅう) = 三好家内の有力者:三好長逸(みよしながゆき)・三好政康(みよしまさやす)・石成友通(いわなりともみち)の三人を言い表す異称



べーっだ!長慶さんは文学に傾倒していた事でも有名で長音記号2三好別記には連歌好きとして紹介されています音譜




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