熊本活動報告 | 一般社団法人民間災害時動物救済本部(CDCA)

7月6日(水)~8日(金)までの熊本での活動報告になります。

 


1  今月も朝一の飛行機で熊本へ。

 

 

皆さまのお力添えのもと、7月2日、東区で保護された親子猫ちゃん7匹と6月30日、益城町で保護されたハチワレちゃんの状態の確認のため、病院へ直行。

 


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母猫ちゃんと仔猫ちゃん3匹。

 


2-4 さらに飼育放棄され、上記写真の母猫に一緒に育てられていた、一回り小さな仔猫ちゃん3匹。


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母猫と仔猫の検査結果になります。

ウィルス検査:エイズ・白血病ともに(-)

糞便検査:(-)

ワクチン(3種)接種:母猫済、仔猫未

ニミ・ダニ・お腹駆虫:母猫マイフリーガード+ミルべマックス、仔猫レボリューション

この子達は獣医さんのご判断のもと、最終日に一緒に飛行機で東京へ。

現在、都内預かり様宅で、仔猫は健康状態良好、母猫は少し体力回復が必要な状況です。

 

東区、親子猫ちゃん7匹の保護に関わってくださった皆さまには、この場をお借りして心より感謝申し上げます。

 


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左前脚がぶらーんとして熱っぽいと餌やりさんよりご相談。

震災直後、汚れてガガリガリで迷い込み、庭先で震えていて、餌を食べに来るようになったとのこと。

 

直ぐに協力病院へ搬送して頂きレントゲン検査するも異常なし。

打撲や挟み込みによる一時的な症状のようで、現在は異常が見られず。

 

保護場所:益城町広崎

熊宮(くまのみや)神社付近

柄:黒白

尻尾:黒色、カギ尻尾、やや長くて太め

性別:雄

去勢:未

ウィルス検査:エイズ・白血病ともに(-)

糞便検査:(-)

ワクチン(3種)接種:済

ニミ・ダニ・お腹駆虫:マイフリーガード+ミルべマックス

性格:人懐こく、初めてでも抱っこできます

 

東警察署、熊本市愛護センター、御船保健所に届出済

スーパー、公民館、総合体育館等にポスター貼紙済

 

現在、CDCA登録ボランティアさん宅で一時預かりをして頂いています。

飼い主さん、ハチワレちゃんはここにいます!

見つけ出してあげてください!


 

このあとは、ドッグレスキュー熊本さんに向かい、置かせて頂いているご支援のフードと捕獲器を積込む。


 

西原村の清川しっぽ村さんにお届け物をしてから、阿蘇村立野地区の住民の方が避難されている大津町の避難所へ。

状況としては、ご親戚や避難所に身を寄せられている方が大半で、仮設住宅への入居予定は8月下旬頃とのこと。

 

こちらにはボクサー、豆柴、チワワ2頭、猫1匹、鶏1羽が飼い主さんと一緒に避難。

建物内には入れず、テント内に同伴、もしくは車内、木陰に係留。

 

住民の方からの聞き取りとご相談の受付、ご支援をお届けする。


 

夕方、避難指示の立野地区に入る許可が下りたとご協力者様より連絡が入る。

想いが届いた瞬間です。

立野地区は室内出入り自由の多頭飼いのお宅が多く、一緒に避難できずに、ご自宅に残されている方が多いとのこと。

物資保管場所の菊池市に向かい、翌日の給餌に備え、お水や物資を積込む。


 

途中、同じ市内の協力病院様へ、ハナちゃんとナナちゃんを一時預かりして頂いた御礼に立ち寄りご挨拶を。

 


 

 

活動二日目は、朝から16時まで避難指示区域で給餌と猫ちゃんの保護。

 


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今回の地震で水の流れが変わってしまったそうで、雨が降らない限り、動物が口にするお水がありません。

 

 

 

 

 

 

そのため、フードと合わせて、お水も用意。

 


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4-26  限られた時間の中で活動・・・
4-32 この地区を出なければいけないギリギリの時間で、捜していた猫ちゃんが捕獲器に!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

避難所に戻り、確認をして頂き間違いないと言うことで、一時預かりをお受けして頂いた病院まで依頼者様と搬送。

10日に面会に行き、受け入れに備えて去勢手術をお願いされたと連絡がありました。

 

キジちゃん、もう、お腹を空かせて彷徨うこともない。

あと1ヶ月ちょっと、一緒に住める日までがんばろうね!

 

 


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6-2 このあとは市内北区に向かい保護依頼のご相談。

 

 

飼い主さんはご高齢で入院中。

 

退院後はお子さんの家に同居されると言うことで、2匹の猫ちゃんと一緒に暮らすことができず保護をして欲しいとの内容。

 

猫ちゃんの年齢は20歳と6歳。

 

どちらの子が20歳なのか、お聞きしないとわからないくらい元気そうな様子です。

それだけ大切に育てられ、一緒に過ごされてきた子達なのでしょう。

 

この日も熊本は猛暑でしたが、飼い主さんがいないこの部屋はエアコンも付いておらず蒸し暑く危険な状況。

 

直ぐに協力病院へご連絡をして、一時預かりの受け入れ態勢をお願いする一方で、立ち会われた方にも再度ご親族でご検討頂くようご提案させて頂く。

 

ご高齢の飼い主さんご自身が、お子さんのお世話になる状況で、猫ちゃんと一緒にいたいという想いを口に出せないのでは・・・、

 

そして、20歳の猫ちゃんの環境を変えるリスクなど・・・

ご提案させて頂いた内容をしっかりとご親族で検討してくださり、ご高齢の飼い主さんがいつでも会いに行ける場所で2匹一緒にお世話してくださる方が見つかりました。

 

 


7-2 このあとはトレーラーハウスに避難されている方へ、7月上旬の仮設住宅入居に備えてケージをお届け。

 

 

 

 

 

 

活動三日目は、朝から止む気配のない雨・・・

 

 

 

 

立ち入りの許可も、16時までの予定が午前中に短縮。


8-10 山とにらめっこをしながら、危険な場所から先に給餌開始。

 

 

 

 

 

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8-19 時間ギリギリで引き揚げ、避難所に戻ってボクサーのBONNEへケージのお届け。

 

 

 

 

 

 


9-2 昼間は木陰で過ごし、寝る時はテントの中のクレートで飼い主さんと過ごされていましたが、自分の体温でクレートが暑くなってしまい、どうにかならないかというご相談を受け、大型犬用のケージを用意。

 

今ではノビノビと快適に過ごされているそうです。

 


9-3 また、ドグレスキュー熊本さんよりテントで避難されている方へと、温湿度計を託して頂き、ご支援させて頂きました。

 

 

この日は大雨でテントの周りに溝を掘って、雨の侵入を防いでいました。

 

猛暑に豪雨と大変な中で避難生活を過ごされています。

暑さはこれからが本番です。

梅雨が終われば台風シーズン、もうこれ以上の被害が出ないことを切に願います。

 

病院へ親子猫ちゃんを迎えに行き一路東京へ。

 

 

 

活動当初より連携して頂いている団体さま、

 

 

動物愛護推進員の皆さま、ご協力頂いている動物病院さま、

地元の飼い主の皆さま、CDCAの登録ボランティアの皆さま、

 

また、支援物資やご支援金をお送り頂いた皆さま

 

こうして、遠方の地で活動を継続できるのは

様々な形で応援してくださる皆さまのおかげです。

 

この場をお借りして心より感謝申し上げます。



まだまだ、終わっていません。

飼い主さんも、動物達も頑張っています!

8月も熊本に向かえるようにCDCAも頑張ります!

 

尚、活動の詳細に関しては、

下記、CDCAのFacebookページをご覧くださいませ。

熊本活動の動画がアップされております。

 

 

 

 


 

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(2016/7/4現在)

 

●熊本活動日程:

7月6日(水)~8日(金)

 

●飯舘活動日程:

7月19日(火)出発、20日(水)~21日(木)CDCA natsumint隊予定

 

フード募集期間:7月16日(土)~17日(火)確定
 

月の仕分け積込み作業日

7月19日(火)10時半ヤマトさん集合予定

お手伝いに参加してくださる皆さま、

日程が確定次第お知らせ申しあげますので

どうぞ宜しくお願い致します。

 

CDCA 代表理事 西澤ひと美