- 著者: 藤原 正彦, 小川 洋子
- タイトル: 世にも美しい数学入門
【世にも美しい】で平積みに吸い寄せられ
【数学】【小川洋子】で、ツツーっとまた距離を置く。
小川洋子。かつてはガツガツ読んでいた時代もあり。
佐野元春のファンだしー、子持ちだしー。
という読み手にありがちな妄想親近感。
手当たり次第に読んだ。んだんだ。
でもエッセイを読むうちに
彼女の信仰を語るときの強さが、わたしは受け入れられず。
なんとかの夜のなんとか・・というエッセイ以来
まったく近づくこともせず。
しかし。今朝のわたしは【世にも美しい】に負けた。
潔く書店のレジへ。
いやー負けてよかったよ。
知らない世界。もちろん小川洋子の博士のなんとか
という本も読んでないから、真っ新で数学者の
藤原正彦さんのお話に目を傾ける。
「数学は圧倒的に美しい」と言いきってるよー。
うほー!!
数学は赤点の連続だったし
「美」を感じられなかった。
その中にいるひとからみれば
そこには素晴らしい世界があるんだ。へえ。
実は映画のチケ売り場前で立ち読みしつつ
もう映画よりもこの本を読んでいたいわ、なんて
ヨコシマなわたしも居たり。
知らないことを知るヨロコビ。
そこには難しい定義やら証明の話ではなくって
三角形の内角の和は180°は永遠の真理。
なんて言うんだもーん。
永遠なのですって、真理なのですって!!
この熟語に弱すぎるわたしは、一気に
「センセー!」と駆け寄りたくなる。
各数学者の恋のエピソードもうまし。
学者さんに好かれる女性ってのも
ある意味 悲劇なのかもしれぬ。
ストーカー気質らしw。
「天才数学者の生まれる条件」という
エピソードもおもしろかった。
んー。数学者といえば欧介さんよね。
↑ドラマ「やまとなでしこ」
さて、続きを読むー。
美しい、とまで感じることができるかしら。