亜希子
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ここのところ、
幸せです。

朝から晩まで芝居に関われて、

先輩のお仕事ぶりを間近に見れたりする。

文章のお仕事もさせていただける。

あっぷあっぷしながらも、それを世に大切に送り出して皆様に見ていただける。


ですがですが…。うむ。モチロンこのままではいけないのです…。

ぬうん。ステップアップをどうするか。

そればかり考えています。

でもね、それすらとても楽しいの。


さて。芸能のお仕事始めたばかりの頃からのクセで、


TSUTAYAに行ってDVDを借りるとき、
どの作品が自分にとって勉強になるか

ということばかり考えてしまって、


嗜好として、ただの贅沢として、あまり作品を観ることが出来ず。


でも、それって職業病とはいえ、なんとか切り離せないかなぁ。勉強も大事だけど、ほんとの勉強って、なんか違うんじゃないかなぁ、

と思い。


頭ん中を、まっさらな状態にして

仮にどんなグロ作品でもエッチな作品でもシュールな作品もでもイイからと…心を解放して…


自分の好きなものをただただ手にとる指令を自分自身に課して、手に取った作品がこちら。
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ビフォアミッドナイト。

あれ?結局、好きなやつ。
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細かな設定は割愛して。
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2人の役者が、それぞれ20代、30代、40代と実年齢と共に続編を制作しているシリーズ物。


これをみると、どうやら本物の恋愛は調子いいことばかりではなくてゴツゴツしてて一筋縄ではいかなくて、綺麗ではなくて、みんな自分勝手なのかなと行き着きますが。

それでもこの世はとても美しいと思えるんです。

素敵すぎる作品。
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そしてイッセー尾形さんの一人芝居。

ステーキ屋の店長。

清掃婦のお喋りなオバちゃんひとみちゃん。

言葉の語尾がのびてしまうギャル男。

大家族のお父ちゃん。

誰もが頭のなかにイメージできるキャラクターを忠実に体現する姿はモチロン圧巻で。


ふかふかのベットのように、
湧き出る泉のように

潤沢なイッセーさんの才能の心の淵へ誘われます。


頭のなか、真っ白にしても、

結局借りたいものはいつもと一緒のパターンだったなぁ。

人間は、自分という枠から逃れられないんだなぁという滑稽さと、安心さが入り混じりました深夜のTSUTAYA。


白い吐息まじりに。



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