こんにちは!
ご覧くださいこの名画
これは、かの雨宮天 氏が描いた
〝パンダ〟です。
なんとも言えないこの色遣い。
なにも言えない達筆加減。
なにか言いたい配色ミス。
〝完敗〟なのか〝完勝〟なのかの線引きが計れない、まさに芸術です。
私はこれまで、氏の生み出した数々の作品をみてきました。
そして、その度に疑問に思うのが
これは〝上手い〟のか?
〝下手〟なのか?
氏は〝画家〟なのか?
〝画伯〟なのか?
という事です。
世間はこの疑問について
「味がある」という言葉で一掃しますが、
氏の絵はただ味がついているだけではなく、ダシも感じコクもあり、
アクも抜けていない、そんな絵なのです。
さて、長く氏の絵をみ続けてきた私は、氏の絵に関して複数の共通点を見出しました。
これを紐解いていけばあるいは、氏の絵の〝アク〟を見抜けるかもしれません。
共通点① 哺乳類・霊長類
氏の〝アク〟が、もっとも色濃くでるのが、哺乳類・霊長類を描いた作品です。
氏の描く哺乳類は、此度のパンダの様な「モデルの持つ本来のモフモフから程遠い質感」を表現しており、線がやったら柔らかいです。
氏の描く霊長類…主にヒトは、目元、口元に 余計とも感じる数の皺が書き込まれており、
大体 目が血走っていて頬は赤く染まり、顔の横にあの達筆で謎のセリフが書かれています。
カテゴライズするならそれは劇画風ですつまり何が言いたいかというと
「恐ろしい子っっ!!!」
反対に、爬虫類を描いた作品はアクも弱めで、愛らしいものが多いです。
しかし、一匹一匹のサイズが非常に小さいため、量産しがちなのも特徴といった感じ。
共通点② 瞳
氏の絵は、瞳に〝有り余る圧力〟があります。
この圧力は、氏の目力と酷似しており、私は思わず目を逸らしてしまいたくなるものです。
共通点③ 青
氏の絵は大体 青色で描かれています。
たとえ描く対象が 白と黒のコントラスト美しい天才的可愛さのパンダであったとしても、氏は青で描きます。
さて、これにて判明したことは、
氏の絵からは
「迫り来る青の圧力、恐ろしい子!」
というメッセージを受け取れるという事です。
氏の生み出す作品には、氏の意思の強さ、そしてこだわりがアクとして現れ出ていると、そういうわけですね。
氏の絵、私は好きです。
今日はそんな画伯のお誕生日です。
おめでとうございます。
これからも私に楽しい絵を見せてくださいね。
ばいナーンス( ´ ▽ ` )ノ