「今年の冬は家周りの木や笹を切って、すっきりさせよう。」と話していた通り、

この2か月の間、

家族みんなで、家周り、田畑周りに茂る雑木や笹藪を切る作業を進めてきた。

  

ここは、家の奥の畑。

石垣の上、景色がずいぶん変わった。

 

田んぼとして使っていたころは、周りの樹はここまで茂っていなかっただろう、

という憶測で、植えられたヒノキのラインまで切ることを決めた。

  

去年は大豆とトウモロコシを狙って、

ウサギや鹿や猿がやってきた。 

春にはすぐ上の竹林に、イノシシがタケノコ取りに来る。 

  

畑の周りの藪は、彼らの格好の隠れ家。

陽当たりが悪かった場所も、これで1日陽が当たるようになるし、

これで動物除けの鉄柵も、

石垣の上にあげて、より畑を広く使えるようになる。

  

果たして、この作業の効果はありましょうか?

  

 

笹は地下茎でしぶとくて、切っても切っても生えてくる、と言われるけれど、

1年前に刈った場所は、案外勢力が衰えてくれて、

根を掘り返した場所は、ちゃんと畑になった。

 

この笹薮の奥では、美味しいきのこ、アミタケ(この辺ではイクチと呼んでいる)が採れる。

昨年笹を実験程度に切っておいたら、

陽が当たってきのこが生える場所が広がってくれたので、

笹藪刈りへのモチベーションが一気に上昇した。(*≧m≦*)

 

   

  

 藪刈りをすると、

炭焼き小屋が出てきたり、石垣が出てきたり、水を引っ張った形跡があったり、

先代の暮らしの跡を発見できるのが面白い。

  

今回は、家裏の土手の笹薮を払った後に、人工的に掘られた横穴を発見した。

  

早速子どもの誰かが入ってみると、

「結構深いよ!」という声が聞こえてきた。

  

3人、4人と、続いてぞろぞろ入っていく子ども達。

 

「奥は埋まっちゃってるなあ、なんだろ?ここ?」

「ためしに、埋まったところを掘ってみよう。」と、

翌早朝からやり気モードで目を輝かせて、

つるはしや鍬やスコップをもって、早速掘り始めたのは

この人と、

この人。

 

見ていたら2年前、このコンビが4年生と6年生の時、

家の前に掘ったトンネルのことをを思い出した。

 

最初はどこまで深い穴が掘れるか、

面白がって別々に掘っていて、

いつの間にかつなげてみよう、という話になって、

ただそれだけのために、

朝から夕方まで、ひたすら全身土だらけになって掘っていた・・(^o^;)。

  

あれは笑いを越えて、もう脱帽モノだったなあ。

 

 

 

で、現在に戻って・・・

この穴、なんでしょ?

野菜貯蔵用のムロだったのかな? 

 

発掘隊のおかげで、

入り口に大きな石があるのは保留にして、

このくらい掘ってあったかな?というくらいの空間が復元された。

  

ご近所さんにこの謎の横穴のことを聞いてみたら、

なんと「防空壕」という言葉が返って来て、びっくり。w川・o・川w

  

空爆はなかったけれど、この辺にもB29が飛んできたので、

それぞれ各自、家族が入れるくらいの横穴を掘って、

B29が飛んでくると隠れた、という話だった。

  

それにしても、70年以上、多少埋もれたくらいで崩れなかったこの横穴。

すご~い。ヽ((◎д◎ ))ゝ

  

私も、もちろん入ってみた。 

  

あったか~い :*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 

そうだよね~、土の中だもんね~。

  

ご近所さんには戦後は、こんにゃく芋の貯蔵に使う家が多かったと聞いた。 

  

その案、頂きデス。m(_ _ )m。

今年の秋から、早速利用しようっと。