ブログをやめて以来1年ぶり、

ひさ~しぶりにアメブロを開きました。

フォローしていたブログも、

これまた久しぶりに訪問してきました。

 

 

今もこのブログをフォローしてくださっている方や、

読みにきてくださった方にお知らせです。

 

2020年、今年の4月から、

私達家族6人全員が、交代で記事を書いていく

リレー式のブログを始めました。

 

タイトル「小さ愛さ」 https://note.com/kuusakanasa

 

5月半ば現在、6人一周して、再び双葉に戻ったところです。

 

投稿は週に1度とゆっくりペース。

それぞれ、主に自分のことを書いています。

  

どれくらい続くかわかりませんが、

あの頃ああだったね、という

私達家族にとって、よい思い出になりそうです。

 

よかったらご覧ください。

 

 

 春から町の消防団に入ったFu.

 

「地域の役割はみんな順番でやってきたんだから、やれる範囲でやってみたい。

と、夜週2回、大会に向けての練習に出かける日々。

 

月末で二十歳。

この1年、もち山の管理作業にも随分かかわった。

「来年は自分で、自分のやり方で田んぼを一枚やってみたい。」


大好きな音楽活動を続けながら、

自分らしい稼ぎ方の模索も始まっている。

 


 


田植えを終えたら、再び九州へ向かうWac.

17歳の誕生日はむこうで迎える。


 

四苦八苦しながら自分で立ち上げた竹籠の販売サイト「竹優」の公開も

始まった。(まだ完成してないようですが。)

https://tikuyutakezaiku.blogspot.com/


 

注文はすでにぼちぼち頂いていて、

九州行きまでの発送を目指して、

ものすごい勢いと集中力で制作中。

一日のほとんどの時間を竹籠作りにかけている。

 


 


 

 利き手の骨折が随分治ってきたJir

中学生としては最後の1年は、やはり家で過ごすことを選んだ。

 

先日、伊那市で行われた「削ろう会」の全国大会に
2日連続見に行った。

「ずっと見てても飽きない! 超よかった!」

 

 *削ろう会とは:極限まで薄い鉋屑を出すことを中心に、

           手道具や伝統技術の可能性を追求する会

              kezuroukai.jp/  
 

腕が治って最初にしたいことは、

鉄くずやくるみを売って稼いだお金をかなりつぎ込んで

最近購入したカンナを試すこと。


・・・九州へ通うWac見てて、Jirもどこかに習いに行きたくならない? 

と聞いたら、


「まだ習いに行く前に、自分で試したりできることがある。」

「自分でやれることがあるうちは、人に習う必要がない。」

返ってきた。

 

私なら教わった方が速いしラク、をすぐ選ぶ。

思わず「学ぶ」ということを、考えさせられる。

 


 


 


 

「石窯はちょっとの火加減で変わるから、思い通りに焼くのが難しい。

 もっといろんな種類のパンが思い通りに焼けたらいいな。」

 

「パン焼いたり、料理している時が楽しい。」

 

その時によってハード系だったり、ふんわりだったり、

確かにそれは本人の思い通りではないのだけれど、

いつも美味しい笑’のパンを、

家族全員楽しみにしている。

 

木工や縫物などの物作りよりも、料理の方積極的な笑’。

 

くるくる動き、おちびさんなところはあい変わらずも、

もうすぐ11歳。

友達と過ごす時間もどんどん楽しくなっている。

 

これからどんな娘さんになっていくのか、

どんな世界に惹かれていくのか、合わせて楽しみだ。


 


 


 

 9年間続けてきたブログを、

この冬あたりから閉じようと思うようになりました。


このブログを終わりにするにあたって、

まず4人の子ども達へ一言。

 

===========


4人のまっすぐのきらきら輝く瞳に、

いつも元気をもらってきました。


そしてふとした時に何気なく漏れた一言に

よくハッとさせられてきました。

(それは今も続いています。)


毎日の小さな気づきや出来事は、

その時は憶えているつもりでも、

ほとんど記憶の底へ埋もれていってしまう。


私のためにもそれを残したかったし、

人の成長していく姿を、

色んな方とシェアしたいと思って書いてきました。


書いていて楽しかったです。

ある程度年齢が上がってきたみんなのことを書くことは

どうかと思って確認もしていたけれど、

イヤがらず、今まで書かせてくれてありがとう。


 


 

 ブログを書き始めた9年前といえば、

まだFuが今の笑’の歳のころ。


笑’はまだもう少し先でしょうが、

3兄弟はそれぞれの道を歩み出そうとしている。


みんな本当に素敵に成長してくれたものです。

 

そんな風に思えることが

母として幸せです。

 

これからも、みんなの成長や

それぞれ選ぶ生き方を楽しみにしています。


==========

 


 ブログをやめることを決めた後に、

「これからもブログを楽しみにしています。」

というようなメッセージを頂くことが何度かあって、

その度に気持ちは揺れましたが、

これからは、今までこれを書くためにあてていた時間を、

違う形で自分のために使おうと思っています。


 

それにしても、本当に多くの方が読みにきてくれました。

読者の方々にも、ここでありがとうの気持ちをお伝えしたいです。

 


 

このブログから得た多くのご縁は、

家族全員にとって励みとなってきました。

 

これからもしばらくは、

このブログを通じ出会いを頂く場面は、

でてきそうな気がしています。


これまでもご一報あれば、

初対面の方でも、旧知の方も同様に

私達の暮らしにお迎えしてきました。

 

日中は作業していることが多いですが、

夜はいっしょにゆっくり過ごせます。

これからもどうぞお気軽にいらしてください。


 


 

 この記事を最後に、

このブログの記事は更新しない予定ですが、

ネットショップ「さわんど」は、

この先も季節限定でオープンしていきます。


 

12月~3月   私達が無農薬で育てた食材、えごま油などの加工品の販売

7月~9月    無農薬で育てた藍の生葉  

 

 

これからも私達の暮らしの味を楽しんでください。


 

お店の詳細につきましては、この先こちらのサイトでご案内します。

https://sawando.blogspot.com/

(★次回の更新は、藍の生葉の販売が始まる7月頃の予定です。)


 


 

ということで、名残惜しくもありますが、

これで終わります。

 

最後までお読み頂きありがとうございました


 

井上なつめ

 

 


・・・・・注文したいって人から、ぽつぽつコメントやメールが来るよ。

この先どういう風に返事する?


 

と聞いてみたら、


 


「あ、もう受けようかな。」


・・・・・おっ。


ブログ読んでくれてるとか、直接知らない人もOK?


「いいよ。」


・・・・・おおっっ!


 


 

「ただ今年は、竹が採れる時期になってすぐ九州だったから、

 そんなに使える竹がないんだよな。」

 

「あと、いつまでって期限はまだ難しいかも。」


 


 

だそうです。


1つずつ作るので、

サイズなど、希望に合わせられます。


イメージ写真とか、図があると嬉しいそうです。


こんなことに使うものが欲しい。

どんなものが作れる?

という相談からスタートもアリかと。


 

だんだん本人にとってもお客さんにとっても、

やりやすい形に変わっていくと思いますが、

まずはここからスタート。


 

ということで、


 

お問い合わせは、↓↓↓ へどうぞ

sawando★ja3.so-net.ne.jp

(★マークを@にかえてください)

 

メールの返信からは、Wacが対応します。


 

 

いつから降ってなかったっけ?

とっても待っていた。

 

雪が少なかったから、

沢水が少ない今年、

春の雨が少ないなんて心配。

 

発芽はしたものの、それ以上大きくなれなかった菜っ葉達、

発芽もでき店頭なかった人参、ごぼう、

雨任せの椎茸は傘が割れてきていたし、

移植の終わった長ネギも、葉が黄色くなり始めていた。

 

 

 

 この雨で、ワラビも太くて長いのが出るだろうし、

ウドもウコギも一気に食べ頃を迎えた。

 

畑からの帰り道、

一輪車を転がしながら、ちょこちょこ収穫する。

籠の持ち合わせがなかったので、前掛けを外して籠の代わりに。

 

 

一昨日、家族が揃ったので、

たらの芽の初物を出した。

 

たらの芽は、家族一同の好物だから、

美味しい初物は、みんなが揃った日の夜に食べるのが、

毎年のお約束。

 

 

 春蒔き野菜が採れるようになるまでの端境期は、

以前はもっと「乗り越え」気分だったが、

ストック野菜や乾物と、順に食べ頃を迎える野のもので

本当に十分満足するようになった。

 

手間をかけて、ハウスやトンネル栽培をやってみるいいかなと思いつつ、

種蒔きしなくても採るだけでイイ美味しいものが目の前にあると、

ついラクをしてしまう。

 

(ノビルや土筆は笑’が時々採ってきてくれる。)

 

春のもののほろ苦さや香りの強さは、苦手な人も多いが、

我が家の場合、冬の間甘いイモ類や根菜や豆を食べ続けてきた分、

身体が待っている味なのかもしれない。

 

 また室(むろ)には、まだ秋取りや春取りの根菜が残っている。

さらに、ここ数年かけて増やしてきた分けつタイプの長ネギが豊富にある。

 

 

「食いもんって、野菜も米もいざ買うとなると高いね。」

家を離れて自炊してきた3兄弟それぞれの感想には、

この一言が必ず入っていた。

 

そうだよ~。

食べ物は、育てて採るもの、

いつもあるものというのが当たり前できた3兄弟。

 

この当たり前は、実はとても豊かなこと。

 

 

 雨が上がった。

 

山の芽吹きが昨日一日のうちにさらに進んで美しい。

 

春の香りがたちのぼる。

 

道脇の草も、急に目立ち始めた。

 

今年はもう少し遅いと予想していた草刈りも、

GWに入ったら、やっぱり始めることになりそうだ。

 

 

 

自転車旅をして以来、

鉄屑集めをしているJir。

 

大抵は川や山中に捨てられたワイヤーや、

どこぞの業者さんが捨てたと思われるもの。

 

半ば埋まっていたり、大きな石が絡んでいたり、

さらに鉄だから重い。

 

その簡単には取り出せないところを、

面白がっている面もある。

 

引き上げた鉄は、持てるものなら、

家まで歩いて持ってくる。

 

3km以上歩いて担いでくることもある。

 

「道脇に置いてきたら、あとで車で回収してあげるのに・・」

と言うと、

「もし他の回収の人が見つけたら、持ってかれちゃうもん。」

 

そうね、ない話じゃないけど・・・

それにしても、ど根性くんだ。

 

 

 鉄屑は、ある程度集めたら、

まとめて買いとってもらう。

 

もちろんそれはJirの収入である。

 

最近はそれで、ノミや砥石など、

自分の道具を買うのに使っている。

 

Jirが鉄屑を集めていることを知っているご近所さんや友達が、

鉄屑情報をくれることもある。

 

この日は大物ゲット♪

 

 

 温かくなってきたので、

鉄屑目的で、川まで降りるようになった。

 

そんなある日・・・。

 

 

手首をポッキンとやってしまいました・・・・泣

全治4週間の診断。

 

はぁ~~~、整形外科受診、

かれこれ何度目??

 

 

 

肘からギブス固定、

しかも利き手だから、かなり不自由も、

左手使いに挑戦中。

 

 

聞いた周りの人達からは9割方 「またやっちゃったの?」 

と言われる。(笑)

 

こっちは「事故発生「」を知らされる度にドキドキ。

 

まあ、こうなっちゃったら仕方なし。

しっかり治るまで、養生だね。

 

 

 

九州で半年間、竹籠職人さんの元で過ごしたWacを、

3月末に、旅がてらFuが自分の天ぷらカーで迎えに行った。


 

帰り道、1週間ほど滞在させてもらった坂本家での様子 ↓↓↓


 

桜の山農場


 

とても充実した毎日を過ごさせてもらったらしい。


 

そして、5~6年前、

移住地探しの家族旅の途中にお世話になった廃材天国の長男Nくんと

ここで再開してるとは!


 


 

 荷物をおろすと、

ぞくぞくとお持ち帰りの籠達が。


 


 

すご~い。♪


 

この細長い籠、珍しい形。

茶道具を入れるために考案されたものらしい。


 

色んなタイプの籠が編めるようになって、

細かい模様とか、さらにグレードアップした感じ。


 


 

お土産は、昨年に続いて広島で採らせてもらったひじきと、


 


 

わかめ。


 


 

わかめは早速カット。

部屋の中に海の香りが広がった。


 

切るそばから、手がにょきにょき数本出てきた。


 

ありがたいな~。海藻1年分♪


 

早速夜、わかめはお汁に入れたり、

ヒジキは少し戻して炊いた。


 

なんたら贅沢♪


 

寒い中、海にいっしょに入ってくれた桜の山のみなさん+オトモダチ達、

ありがとう♪


 


 

 それにしてもFu、遠くまで一人運転、お疲れさまでした。


 

途中、車の故障(経年劣化が原因)で

数日足止めというハプニングもありながら、

無事帰ってきてなにより。


 


 


 

 帰宅した夜は、Fuの旅中の話や、桜の山での話がメインだったのだが、

ふとした拍子に、あまりそれまでしゃべっていなかったWacが、


 

「オレ、決めてきた。竹籠職人になる。」

と、突然宣言。


 

周りの人から、早々に言われていたことだが、

本人からそう聞いたのは、初めて。


 

そうか~。決めたんやね。


 

応援するよ~~。


 


 

 


 

 九州へは、とりあえず半年、

ということだったけど、

当然延長もあり得るだろうと思っていたし、

数週間別々に暮らすだけで、

ずいぶん雰囲気も関係も

かわす言葉の数も内容も変わったから、

それがもっと変わっちゃうんだろうなあ・・・。

もうちょっと、成長してく姿をそばで観たかったなあ。


 

と、行くときは随分さみしかったけど、

離れてみたら、我ながらげんきんなことに、

速攻で慣れてしまった ()


 

これからはもっと気軽に出て行くだろうし、

こっちも次はもっと気軽に送り出せる気がする。


 

そしてやっぱり、話によると

6月には再び九州in


 

2か月ほど行くらしい。


 

もういつでも、行きたい時に行きたいところへ行けばいいね。


 

農繁期の6月にうちを空けるってことは、

本人もすっかりそういう気でいるってことだなと思う。


 

そうなれてよかった。


 

いろんなチャンス、しっかり掴んでね


 


 


 

 かえってきた翌日は、恒例のもみ播き。


 

機械を使うけど、どういう訳だかかなり手播きで調整が要る。

もみ播きまでの段取りでは、

Jirが兄達分活躍してでくれた。


 


 

久々の家族6人作業。


 


 

今年もおいしいお米が採れますように♪

 このブログでは、我が家の暮らしのひとコマを中心に書いていましたが、

ここ数年、掲載を承諾いただいた地域の方のことを書いたり、

この数か月では、私達家族が暮らしている地域和合(わごう)の

小学校で募集している親子山村留学のことや、

その小学校に通う子ども達の様子や、

近年、和合にIの間にターン移住した家族のことを書いてきました。

 

育ちあって

やっぱりすごい♪ 

Iターン母ちゃんズ

 

遊んでいたらお腹がすいたので、2人でおやつを作ることに。)

 

のつながりで今日は、こちらの文章を紹介します。

 

阿南町HP 地域おこし協力隊募集要項&和合地区紹介文書

↓↓↓

www.town.anan.nagano.jp/sosiki/cat1/001483.html

 

どういうわけか、

エラーになってしまって、リンクが貼れませんでした。

アドレスをコピペするか、阿南町HP 観光移住のページの一番下の欄を

ご覧ください。

 

 

和合地区の紹介文書の最後は

「地域の行事やお祭りにも積極的に参加し、地域住民と関係を築き、

 そして何より、和合でのご自身の生活を楽しんでもらいたいと思っています。

 和合を大好きになって、任期終了後も定着してくださることを期待しています。」

と結ばれています。

 

(腹ごしらえ終了して・・・)

 

このブログを読んでくださっている方の中にも

この募集に興味をもってくださる方がいるかも・・と思いました。

 

 

引き続き、親子山村留学の利用の方も募集しています。

 

今回検索したら、2年前に私が書いた記事が出てきました。

 

懐かしい~~♪

 

和合小学校で親子山村留学募集中

 

 

 

 

 

協力隊の応募に関する詳しいお問い合わせ先は、

役場HPでは役場になりますが、

 

こちらの連絡先は、和合で地域おこし協力隊を経験したIさんが、

直接対応しています。(★を@にかえて送信してください)

和合元気なむらづくり協議会 wagougenki★gmail.com

 

 

 

お問合せ、お待ちしています。

 

宿をやめてから、うちを会場にイベント事をすることは減って、

今も続いているのは、年末の餅つきと、

春1~2度の友達との醤油搾りと味噌作りくらい。

 

食事は持ち寄り制にして、

各自分程度の主食と一品。

マイ食器も持ってきてもらうことも随分定着した。

 

みんなの作業の様子を見ながら、

来た人とおしゃべりもしつつ、私も数品作る。

 

持ち寄りごはんは楽しい。

 

自分が普段作らないようなものも出てくるし、

品数が多くて、色んな味があって贅沢だ。

 

もちろんホスト側としては、かなりラクである。

 

そうなのであるが、

先日、急遽うちですることに決まった味噌作りの食事は、

集まる人の中には、名古屋からやってくるグループや、旅人もいるということで、

相談の結果、私が作ることになった。

 

お代を頂いてごはんを作る、

というのは随分久しぶりのこと。

 

最後の出店以来だから、4年ぶり。

ランチと考えると、7~8年ぶりくらい。

 

時満くんからは、

カレーとか、すいとんとか、簡単メニューでいいんじゃない?

とも言われたけれど、

時間もたっぷりあるし、

ごはんにお汁におかず数品作ることにした。

 

ワラビやタラの芽などの山菜はまだなので、

ヨモギや甘草などの野草と、

秋に採って乾燥させておいた山のキノコ他、豆などの乾物、

それとまだ「むろ」に残っている根菜やイモ類を組み合わせる。

こんにゃくは前日に仕込んで、アク抜きに茹でるだけにしておいた。

 

 

普段でも、お客さんが来れば

多めにおかずを作ったりすることはよくあるけれど、

やっぱりお代を頂くとなると緊張感がある。

 

この日は国際色豊かで、

スペイン語と英語が飛び交っている中の作業とごはんで、

ほとんど街暮らしの人達だったので、

野草料理も珍しがられ、

作りたての刺身こんにゃくも人気だったし、

ちょうど前の日に搾った新鮮な生醤油があったのは、

私にとっても、みなさんにとってもラッキーだった。

 

 

 

「この環境で、この台所で、圧倒され続けたまま、

その間で食べるごはん、っていうのがまたいいですね。」

という感想をいただいた。

 

野菜の味が濃いとか、普段食べない玄米ごはんとか、自家製調味料とか、

そういう違いもあるけれど、

春を迎えて芽吹きが始まった山を前に、

ふんわりした温かい風を受けながら食べるごはん、

かまどから立ち上る香りとか、

山水の甘さとか、冷たさとか、

全部ひっくるめて、うちのごはんの味なんだろうなと思う。

 

 

 作業を終えたあとのひと休憩では、

左官屋フクちゃんが、

こだわりのコーヒーを淹れてくれた。

 

 

コーヒーミルも、温度計までも持参していて、

淹れながら、この東ティモール産のコーヒー豆について

語ること、語ること(笑)

 

そして、語りに負けず淹れてくれたコーヒーは、香り高く、

フクちゃんの思いもプラスされて、本当においしくて、

1日の働き分を労ってもらった感覚になった。

 

フクちゃん、ありがとう~♪

 

(一度寒さに縮こまっていた菜の花が、たくさん採れ始めた。)

 

 

 宿のあと数年続けた仕出しやランチ、出店は、

準備の大変さや間の緊張感がキツくなっていった。

 

決まったメニューやレシピで作るのが苦手な分、

その場勝負な場面が多くて、自分を追い込んでしまったのだと思う。

 

今回久しぶりに作ってみて、

みなさんに喜んでもらえて、

私自身、とても充実した時間をもらって、

 

持ち寄りごはんもいいけれど、

頼まれれば、たまになら、

全部準備してお迎えするのもいいな、

と思い直すことができた。

 

そして宿時代ほどでなくても、

こうやってうち会場の味噌作りや醤油搾りを、

今後また少しずつ増やしていってもいいかも、

ということも、夫婦2人で考え始めている。

 

ということで、

これを読んで、ほぉ~♪ と思った方がいましたら、

来年にむけてご相談ください。

 

 

 

 4月1日、 雪が舞う中サブニュマのたけちゃんグループの味噌作り。

今年は4家族が集まって賑わった。

 

 

 味噌仕込みが終わったあと、

晴れ間が出たチャンスを狙って、

たけちゃんに畑ヘルプを出した。

 

 

作業は、ジャガイモを植えていたら突然出てきた

大きな石の掘り出し。

 

手で軽くひと掘りしただけでシャベルがカツンと当たったってことは、

トラクターや管理機の刃を毎回耕す度に痛めてきたってこと。

 

和合は地面の中に石が多い土地のようで、

畑にも田んぼにもたくさん埋まっていて、

掘り始めるとキリがないのだが、

見つけてしまったら、なるべくその度に出すようにしている。

 

今回はかなり大きかったので、

いっしょにジャガイモを植えていたJirも呼んだ。

 

1つ目は20kgくらいの石で掘り出せたが、

さらにその脇に、はるかに大きそうな石を発見。

 

しばらく粘り強く掘り進んでいたJirが、

「こりゃ、でかすぎて1人で掘り出すのはムリだ。」と言ってきたので、

人手待ち、保留の作業となっていた。

 

 

 畑に向かおうとしたちょうどその時、

その日宿泊予定だったU家族がやってきた。

 

初対面で、

しかも、子ども達5人を引き連れ、

後から聞いたところ、和歌山からすべて下道運転と、

相当お疲れだっただろうに、

 

「やった~!男手登場♪」

 

と迎えられ、到着早々簡単な自己紹介をしただけで、

この作業に巻き込まれることになった。

 

 

 さて、現場へ到着。

 

男性3人と中学生男子2人。

つるはしやスコップで掘り進む。

 

大体の大きさをとらえらた頃、

 

「これ、石っていうか岩レベルでしょ。」

「ユンボじゃないとキビしくない?」

という声も上がったが、

 

「え~~!、ってことは、このままになっちゃうの~~?」

 

と、そばで他のお母さん達と見学していただけの私の一言に、

 

「しょうがないな~~」

 

となり、

みんながんばってくれたおかげで、

ついにここまでに。

 

地上に顔を出している部分を写真で見ると

なんだ、って感じですが、

 

 

近くで見た全体像はこんな感じ ↓↓↓。

 

まさかここまでデカいとは想像してなかった。

 

 

で、問題はこれから。

 

畑の外に出すには、一度掘った穴から引き上げて、

運搬機に乗っけないといけないわけで・・。

 

 

そこでいったん使えそうな道具を取りに家へ戻って、

 

 

持ってきたのは、ガードレールを加工してお隣さんが作った雪かき機と、

チェーンブロックと太いワイヤー、それにロープに丸太。

 

 

みんなで知恵を出し合って、

持ってきた道具を駆使して、

 

 

 

何度か高さを変えたり、チェーンをかけかえたりした末、

なんとか持ち上がって、

 

 

やれやれと思ったのもつかの間。

 

押さえてないとひっくり返りそうな小型運搬機は、

油断でいない状態で、

 

 

それでも、

ぐらぐらしながら、なんとか畑の外へ運び、

 

 

最後は、運搬機ごと落ちそうになりながら、

なんとか畑の下の崖の下にどんがらごと、転がし落とした。

 

 

「あっぶね~~~。全員怪我なく済んで良かったね~~。」

 

ほんと、ほんと。

何かあってもおかしくなかった。

 

多分、写真では伝えられないこの作業の大変さ。終えた充実感、

 

って、私も何もしてないので、

作業に加わった人達しかわからないことと思いますが、

 

いやはや、みなさん、力を貸してくれてありがとう♪

 

 

 

 数メートル下に落ちた岩を見て、

そういえば、数か所のお借りている畑の下回りは、

こういう岩があちこちにあることをふと思いだした。

 

土手草刈りをしていると、

伸びた草に隠れたそうした岩に

草刈り機の刃が当たると刃を痛める。

 

シーズン中、同じ個所に何度も入るし、

そうした岩の場所は大体覚えてきたものの、

神経使うし、うっかりカツンと大きく当ててしまうこともあって、

その都度、「なんでこんなとこに岩があんねん!(怒)」

と、内心ブリブリしていた。

 

それが今回の岩出し作業(見学)を経て、

ここに暮した先代達もこうやって、

いや、もっと人力で、

田畑に埋まった岩を1つずつ出したのだろうなぁ~。

 

さらにさかのぼれば、

この石、岩だらけの土地を、

よく平らにして、田畑にしたなぁ~。

 

そんな風に思いを馳せてみると、

今年の草刈りは、もう少し心穏やかに

感謝の気持ちも持ちつつできる・・・

カモカモしれない・・。

 

と思ったのでありました。(笑)

 

 

 

 さて、その翌日は、

またしても雪が舞う中、半樽分×3回、4家族分の醤油搾りがあって、

 

写真が残ってませんが、

見学の人もいたので、お昼どきは20人超えくらいいたような。

 

 

一度温かくなって緩んだ身体に

この寒さはなかなか堪えました~。

 

そんな時活躍したのが、

搾り機の後ろに写っている、

最近我が家にやってきた、「新しい古いもの」その1.

 

これ、シイタケ乾燥機の一部で、

 

とってもパワーがあるストーブなことが実験してわかったとたん、

ゴミから宝に変身した。

 

 

ちなみに「新しい古いもの」その2はこちら。

 

 

「どしたの、これ? ってゆーか、何これ?」

 

「くれるって言われたから、もらった。」  (← 夫婦の会話)

 

さぁ、これは今後、なにに変身してくれるんでしょ?(笑)

 

 

 

 

 賑わいが去って、翌日から昨日から4回目の麴仕込み。

 

今年は醤油搾りが4月中も引っ張ることになり、

その分味噌作りワークショップ「味噌キャラバン」の予定が押しているので、

麴仕込みも、醤油麴リベンジを合わせると、

あと4回も残っている。

 

 

寝不足からの回復が、年々遅くなっているような気がしますが、

今回終われば半分超え。

 

がんばりマ~ス♪

 

毎年恒例のうち味噌作り。

トータルの仕込み量は4斗樽を3~4つ分。

 

これまで1樽分75kg前後の味噌を1日で仕込み、

それを3月から4月の中で3~4回繰り返す、

という風にしてきたのだけど、

ここ数年で、半日あればラクラク1樽分仕込めるようになって、

「かえって2樽分一日で仕込んだほうがラクじゃない?」

という意見がだされ、

今年は一度に2樽分仕込むことになった。

 

当日は朝から大釜2台に火入れ。

煮る大豆の量は、合わせて45kg。

 

 

 この日は春休みで前の晩から泊まっていた笑’の友達が2人いて、

初めて見る大豆の練り機に、興味津々♪


粒々の大豆が麺のような姿になって出てくると、

「わわっ~~~~!」というお約束の反応に続いて、

 


 

「やりた~い!」


 


 

それから3人体制で、

マメを入れる人、ハンドルを回す人、練り機が動かないように押さえる人、

交代しながらぐるぐる ぐるぐる♪


 


 


 

もちろん、ちょこちょこ食べるのも忘れない。(笑)

 

 


 

「うわ~、団子作るだけって超ラク~~♪」

「どんどん回せよ~。」


普段回し屋の2人は最初のうちは団子屋で、

 


そのうち3人組が疲れてきて、

回すスピードがゆっくりになってきた頃合いをみて交代。

 

 

「ねえねえ、これにこんにゃく入れたら、

 糸こんにゃくにならないかな?」


「小麦こねたやつ入れたら、うどんになるかな?」 

 

Kくんは練り機がよっぽど気に入ったらしい。

 

 


1樽目が終わっ時点で帰った友達2人には、

今私達が使っている仕込んで2年たつ味噌を、

ちょっとずつ持ち帰ってもらった。


あれがこれになるのよ~。」


と言うと、普段見慣れている味噌を見た2人、

一瞬目が大きくなった。

 

あの煮たばっかりのクリーム色をした甘い大豆が、

米麴と塩と合わさって、重しをかけて1~2年置くと、

味も香りも色もすっかり変わる。

 

 

我が家は味噌を多用する。

 

どんなおかずの味付けに使えるし、

お米にも、パンや麺類にも合う。

 

賞味期限の意識からもフリーだ。

自分の味覚に合った頃のものを使えばそれでいい。

 

例えば、ひと夏超えたばかりのフレッシュな味が好みな人は、

2夏超える前に食べきる量を仕込めば良いし、

2夏以上寝かせたものの方が好きな人は、

残りの量をみながら、先の分を仕込んでおけばよいのだ。

 

だんだん発酵が進んでいくのを感じながら使えるのも

手作り味噌ならではだ。

 

(片づけの終わりごろ、秤で体重を計るのも恒例。)

 

 味噌部屋に、

また味噌が詰まった樽が並んだ。

 

今年も味噌、醤油、お酢のストックが

しっかりできた。

 

この味噌仕込みを境に、

畑作業がいよいよ再開。

 

昨日ジャガイモの植え付けを済ませた。

エンドウとキャベツの発芽も始まっている。

 

やっぱり畑の毎日はいいな~♪