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お待たせしました、今日は「ワインを形作る4つの要素」の第二弾をお届けします
(体調を心配してくださった方々、ありがとうございましたとても嬉しかったです(ノ_<)本当に有難うございます✨)
ちょっと和みたくなったので、家で紅茶をいれたときの写真を
銀食器も大好きですが、ティーセットは大好きなリチャード・ジノリでまとめています
レッスンのときにも使いたいものの、あまりにもワイン・シャンパーニュの話が白熱しすぎてその前にお開きになってしまうので、はやくデビューさせてあげたいものです( ̄Д ̄)ノ
さて、本題の、前回お話した
1.土壌
2.ブドウ樹
3.気候
4.ヴィニュロン(生産者)
2.ブドウ樹について・・・ワインの質や味わいは、原料(ブドウ)がなる、ブドウ樹の種類(品種)・樹齢・管理(剪定など)によって大きく変わります。
品種については、現在世界で9500以上あるといわれており、そのうち210がフランスで認可されていますが、それらの品種によってワインのストラクチャー、色合い、香りが異なります。
たとえばローヌ地方によくみられるシラーであれば深い紫色にタンニンがしっかりしているタイプ、ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールはいちごのように軽やかな色合い(古いものだと紅茶)に繊細で軽やかなタンニン、ボルドーのメルロは黒味を帯びた紫色に、ワイン自体に溶け込んだようななめらかなタンニンが特徴として挙げることが出来ます。
蛇足ですが、同じ品種でも植えられる地域が異なると味わいはかなり変わります(特に新世界におけるボルドー品種は特にその国の特徴が現れやすい)。
たとえばロワール地方のソーヴィニヨン・ブランとニュージーランドのそれでは、味わいはかなり違いがあり、すっきりとしていて爽やか、ハーブの香りがするロワール地方のものと比べてNZのものはトロピカルなニュアンスが強くなり、華やかな香りとなります。それは、ブドウ樹をとりまく気候や国の緯度、土壌など全ての要素がかかわってくるためです。
樹齢については、一般的には20年ほどたったあとから大人の樹と言われます。ワインのラベルにヴィエイユ・ヴィーニュVieille Vigne(古樹)と記載する際、特に決まった樹齢はないのですが、大体35歳から、生産者によっては樹齢50年のものしかその言葉を使わない!というこだわりのあるころなど、様々です。
また、剪定などの管理の仕方によっても、ワインの質・味わいは大きく左右されます。
ポイントは、その土地・品種に最適な選定方法を選ぶことです
ローヌ地方のように熱くて日差しが近く、ゴロゴロとした石が多い乾燥地において(特に南部)は、低めの株仕立て・ゴブレが採用されますし、逆に日本の白ブドウ・甲州などになると、人の頭の少し上あたりまでブドウ樹を成長させ藤棚のように作る棚仕立てが採用されます。土からなるべく離して風通しをよくしてカビを防いだり、出来るだけ日本の恵まれた肥沃な土壌から離れたところに実を付けさせたりして、水分がなるべく実にたまらないようにしているそうです。(実が水っぽくなると、ワインもしゃばしゃばに(水っぽく)なってしまうため)
山梨・勝沼での収穫風景
日本は食用ブドウがとてもみずみずしくて美味しいですが、ワイン用ブドウ造りは当初難しいといわれていたものを、日本人の底力で世界に認められる品質まで上がってきました。
品種では、2010年にOIV(国際ぶどう・ぶどう酒機構)にも「Koshu甲州」が登録されたため、ヨーロッパにも輸出されています。
(イギリス市場にはスクリューキャップが人気のようです)
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私の大好きなグレイスワインさん。
当主の三澤彩奈さんはとってもチャーミングで、フランス語なんとスペイン語もご堪能!
気遣いが素晴らしくて人柄がワインに現れているようです。
(お店に食べに来てくれたことがありました(^^))
おまけですが、イタリアのピエモンテの畑は、こんなかんじです(10月)
フランス・シャンパーニュ(4月) ブルゴーニュ(12月)
ここまで読んでくださって、有難うございます。次回は、気候とヴィニュロン(生産者)について話したいと思いますので、引っ張ってしまって申し訳ありませんが、もうしばらくお付き合いください
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