似顔絵とちんどんやのなるみ堂です。
今日はクリスマスです。
周りは賑やかに派手やかに、過ぎていく1日です。
そんな思いが絵になりました。
クリスマスはもとは神様を信じ、神の国はある、と伝えたキリストの誕生日のお祝い。
白人がケーキや七面鳥でパーティして、プレゼントをあげたり、するのを日本人も真似っこしたイベントー。
という感じしかなくて、浅い文化だなー、乗れないなぁ、と子どもの頃からぼーっと眺めてしまった私。
どうも神を信じましょうとか、サンタとか嘘くさくて理解出来ないと思っていました。
でもです。
中学時代に、キリスト系新興宗教を学んでいたことがあります。
断りきれない性格が災いしまして、2年か3年も行ってました。
そこでの教えは、まるで道徳で、教えを守らなければ地獄に行くという脅しに思えてとても怖かったです。
押し付けきつくて、嫌だから逃げたのに、いつの間にかマインドコントロールされていて、私には神を裏切ったダメ人間と長いこと思い込んでいました。
その後にその宗教は異端で間違ってる、と本当のキリスト教から教えてもらい、涙したことがあります。
キリスト教は教えを守るというよりは、どんな人でも救われるという愛を学んで、実践していくものなのだと解釈しました。
それにしても私にとって、衝撃だったのは漫画妖怪ハンターの生命の木というお話。
そこにある東北の知的障害の人ばかりいる村で、イエスキリストが降臨するという話。
その絵の衝撃といったら。
それで、また最近、最新技術を使って再現したキリストの顔というのを見た時、ぱらいそか‼︎と思いました。
この人には神の国が見えてるんだろうなぁ、と。
なんかね、この顔で言われることはすべて信じちゃうよね。
逆に危険にも思えるし、捕らえられるのもわかるわとか勝手に理解してしまったりします。
よくあるキリスト像って、理想のお父さん的な、温かく迎え入れられるような感じですね。
でもそれはみんなの理想の形がイメージ化したものだと思います。
私はその、理想のイメージ化はデザイナーの仕事だと思います。
オリジナル作品を作る人は、理想のイメージ化ではない。
先のキリストのように、みんなは見えないカモシレナイけど、自分は見えているものを伝えるということじゃないかと。
言い換えれば作家は見えている、信じている世界観を見えるように出すということ。
まぁ、最初に私の描いたものもう一度見てみますが
ごめんね。
っていう世界観…(^^;;なのです。
わかってるんだけど、みんなの夢を壊したらあかんから黙ってる。という感じなの。
いろいろなものに身をまとい、軽くイベントに参加して楽しみたいのもわかるけど、ことの真実ってなんだろうってぼーっと眺めて座り込んで動けない【心の中の子】の声も聞いて。
そんな感じ。
まぁ、楽しんでみるのもアクションとしてやってみてるんですけどね。
あなたはクリスマス、どんな風に過ごしましたか?
似顔絵はデザイナーとして、たまにはオリジナルも求める、なるみ堂創作工房でした。