朽ち果てる前に  古民家再生の詩。 | 似顔絵とちんどん屋の なるみ堂

似顔絵とちんどん屋の なるみ堂

兵庫県の市川町にある古民家で似顔絵とちんどん屋をはじめました、なるみ堂です。

ちんどん屋のなるみ堂一座、似顔絵のなるみ堂創作工房の紹介をしていきます。

関西一円どこでも!よんでいただければお邪魔します。

家を直してる


借りた家を直してる

いつか返してといわれるかもしれない借りた家だ

大正時代の今はもういないおじいさんが建てたという

家を直して住んでいる


受けた傷を忘れるように

毎日が創られていく


いまだに忘れない

あいつらの顔

それを思い出す長女のゆがんだ顔

近所の子どもの心無いいじめから失った笑顔を

ここへ来て取り戻した

はだしの足が毎日土のエネルギーを感じてる

草のなびく風の道を行く子どもらよ


受けた傷を忘れるように

毎日が創られていく


追い詰められ責め立てられて

足場を一本づつ失った私

真っ暗な部屋でアイフォンの光で眼を焼いた

もう現実は見たくない

パズルゲームのレベルだけが上がっていった

SNSのツイートばかり増えていった

あなたは今はいない


どうしてあんなめにあわなければいけなかったの

木々に侵食される家


どうして何も言えなくなったの

朽ちていく柱

死んだように生きている

生きながらにして死んでいる

空き家を借りて住んでいる


つたが家に入りこみ

ドアが開かなくなっていた

ジャングル状態になっていて

通り道がふさがっていた

ぶらぶら下がる木の板が落ちてくる

砕けた瓦が散っている

分別できないごみの山

いつか使える使わない家財

あるくともこもこする床

粉が舞い散るビニール畳

かび臭い埃くさい咳がとまらない


家は人が生きてこそ生きる


私はあの時死んだ心をここに解き放とうと思う


泥団子を丸めてブロックの隙間に並べた日

私はそこにいたのだ

崩れた土壁を練り直すとき

私はそこによみがえる


そうだ職人だったのだ


実家の家業は鐵工場

ものづくりの間は無口が許された

アイデアは知ってほしくてうるさく語る

同じ体質を遺伝と懐かしむ


いいじゃないか

そのままで


家は私を眺めている

土壁の向こうで

歴史のにおい


借りた家を直している




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古民家再生ブログ、お気に入り登録していただいている皆様、こんばんは

台風のさなか、いつもご訪問ありがとうございます。

昨日のアクセスは何が起こったか744もあり、田舎暮らしランク99位、スローライフランク66位に跳ね上がっていました。(ひそかに気にしている)

まぁそれはいいんですが

このブログのどこかに、プロフィールがあって『元似顔絵描き』と書いた一文がどうやって変えられるのかわかりませんし、今はまた似顔絵描きを開始したので気にしないでください。

そして今なぜ、古民家再生に取り組んでいるかについてを振り返って、作詞してみました。
できたら歌にしたいですね。

雨が降り続いています。


ゆっくりとトランプでもしてすごしています。




トップ画像は一番最初に借りた状態の家です。


あれからアイフォンも4Sならではの、ワイファイがつながらない症状がでて、新しいパソコンにつないだら画像は全部取り込めましたが、音楽が全部消えてアプリも(あんなにレベル上げたあのゲームも)消えて復旧できていません。

モーーーええっかああああああああああああ


…とやっとこさでアイフォンをあきらめました。

ガラケーとパソコン、そしてはまりどころは「手芸」ですね。いまは。


台風による大きな被害がありませんよう。