家を直してる
借りた家を直してる
いつか返してといわれるかもしれない借りた家だ
大正時代の今はもういないおじいさんが建てたという
家を直して住んでいる
受けた傷を忘れるように
毎日が創られていく
いまだに忘れない
あいつらの顔
それを思い出す長女のゆがんだ顔
近所の子どもの心無いいじめから失った笑顔を
ここへ来て取り戻した
はだしの足が毎日土のエネルギーを感じてる
草のなびく風の道を行く子どもらよ
受けた傷を忘れるように
毎日が創られていく
追い詰められ責め立てられて
足場を一本づつ失った私
真っ暗な部屋でアイフォンの光で眼を焼いた
もう現実は見たくない
パズルゲームのレベルだけが上がっていった
SNSのツイートばかり増えていった
あなたは今はいない
どうしてあんなめにあわなければいけなかったの
木々に侵食される家
どうして何も言えなくなったの
朽ちていく柱
死んだように生きている
生きながらにして死んでいる
空き家を借りて住んでいる
つたが家に入りこみ
ドアが開かなくなっていた
ジャングル状態になっていて
通り道がふさがっていた
ぶらぶら下がる木の板が落ちてくる
砕けた瓦が散っている
分別できないごみの山
いつか使える使わない家財
あるくともこもこする床
粉が舞い散るビニール畳
かび臭い埃くさい咳がとまらない
家は人が生きてこそ生きる
私はあの時死んだ心をここに解き放とうと思う
泥団子を丸めてブロックの隙間に並べた日
私はそこにいたのだ
崩れた土壁を練り直すとき
私はそこによみがえる
そうだ職人だったのだ
実家の家業は鐵工場
ものづくりの間は無口が許された
アイデアは知ってほしくてうるさく語る
同じ体質を遺伝と懐かしむ
いいじゃないか
そのままで
家は私を眺めている
土壁の向こうで
歴史のにおい
借りた家を直している
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古民家再生ブログ、お気に入り登録していただいている皆様、こんばんは
台風のさなか、いつもご訪問ありがとうございます。
昨日のアクセスは何が起こったか744もあり、田舎暮らしランク99位、スローライフランク66位に跳ね上がっていました。(ひそかに気にしている)
まぁそれはいいんですが
このブログのどこかに、プロフィールがあって『元似顔絵描き』と書いた一文がどうやって変えられるのかわかりませんし、今はまた似顔絵描きを開始したので気にしないでください。
そして今なぜ、古民家再生に取り組んでいるかについてを振り返って、作詞してみました。
できたら歌にしたいですね。
雨が降り続いています。
ゆっくりとトランプでもしてすごしています。
トップ画像は一番最初に借りた状態の家です。
あれからアイフォンも4Sならではの、ワイファイがつながらない症状がでて、新しいパソコンにつないだら画像は全部取り込めましたが、音楽が全部消えてアプリも(あんなにレベル上げたあのゲームも)消えて復旧できていません。
モーーーええっかああああああああああああ
…とやっとこさでアイフォンをあきらめました。
ガラケーとパソコン、そしてはまりどころは「手芸」ですね。いまは。
台風による大きな被害がありませんよう。