開幕間近 夏の予選 | おバカな2人の二人三脚

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多摩川グラウンド

先週末のこと。 グランドで野球やサッカーをしている人たちを見ながら、なると多摩川土手を散歩していると、ひときわ観客を集めている一面がありました。
高校野球部の練習試合のようですが、かなりレベルが高い。
面白そうなので、僕たちも観戦することにしました。

ピッチャーの変化球は多彩、野手のフィールディングも軽快。
相手の打撃はシャープだし、バントも正確。 お互い十分に甲子園レベルを備えた内容です。

しかし、ひとつ問題が。
土手が急に狭まっている形状が災いして、センターからライト方面が極端に狭いのです。
右方向に飛んだ打球は、フェアもファウルもすぐに防護ネットの向こうへ。 フェアボールは無条件に2塁打にしているようですが、やむを得ません。

冒頭のなるのイラストは、そんなヒトコマ。
バッターが打った瞬間、打球はライト!
浅いライトフライと思いきや、ボールはネットの向こうへ。

すかさず、虫取り網のようなものを持った球拾い(1年生かな)が、草むら捜索。
このへんの草むらは急斜面で、すぐ下まで多摩川が迫っているので、結構危険です。
選手たちはすぐにプレーを再開しますが、球拾いくんは探し続けます。
すごい鬱蒼としているから、なかなか見つけられないようです。

と、そこへ、また打球が。
打球の行方を追っていた新たな球拾いくんが加わります。
彼らは必死に探しているのですが、傍目には虫取り網を振り回す子どもみたいで、緊張感ある試合と裏腹に、ネットの向こうはなんとなく長閑に見えてしまいました。

   *   *   *

練習試合をしていたのは、地元の東京実業と都小山台でした。
夏の予選が始まる前の最終調整だったのでしょう。
帰ってネットで調べたら、小山台は帝京に次ぐ第2シード。 東京実業も近年、東東京大会ベスト4の実績。 なるほど、レベルが高い試合のはずです。
こうやって試合観戦した縁、どちらかが甲子園に行ければいいな。