ナースステーションの笑い者 | おバカな2人の二人三脚

おバカな2人の二人三脚

 ふたりで楽しいお気楽生活。 胸を張って前を向いて歩きましょ。

病室にて

退院後、実家で静養していたなるが帰ってきて、ようやく我が家も元通りの生活に戻りました。
で、さっそく絵を描いてくれたので、とっても恥ずかしい話ですが、その出来事を。

   *   *   *

入院しているなるのところへお見舞いに行ったときのこと。
病室のベッドになるがいませんでした。 検査の予定は入ってなかったはずだから、トイレにでも行っているのでしょう。

すぐ戻ってくるだろうし、ちょっと驚かせてやろう。
ベッドの中に潜り込んで待つことにしました。
待っている間、頭や足の高さを調節するコントローラーで遊んでいました。
僕も5、6年前に入院歴がありますが、そのころより格段に性能がよくなってます。 こんなところにも技術の進化があるんだね。

と、そのとき。
なるの名前を呼んで、看護師さんがカーテンを開けました。
やばいっ! 慌てて布団から出ようしたけど、もちろん間に合いません。
僕と目が合って、一瞬間が空きましたが、さすが百戦錬磨の看護師さん、多少のことでは動じません。
「あ、いいですよ、そのままで」
なんとも、にこやかに受け流してくれました。
そして、なるがトイレに行っているとわかると、次の病床へ。

しっかし、いいわけないよな、そのままなんて。
なんか、急に恥ずかしくなってきて布団から出ると、ようやくなるが戻ってきました。
今しがたの出来事を話すと、思いっきり呆れられたのは言うまでもありません。
「きっと、ナースステーションで笑いものになってるよ~」

はいはい、どうせ笑いもんですよ。
なるが早く帰ってこないからだよ、と思ったんだけど、やっぱ言えないわな。