1年7ヶ月ぶりに外の風景を見た…2012年10月15日(月) | なるみの冤罪日記

なるみの冤罪日記

和歌山の旅館放火事件において、獄中からえん罪を訴える三好なるみの手記

2012年10月15日(月)

 起床前に起こされ朝食が運ばれてくる(着替え、洗面する前で9バタバタと準備をするのが精いっぱい。何も食べられず部屋を出る。服を私服に着替えヒールを2年ぶりにはく。女区長から一人ずつ刑の告知を受ける。私は6年の刑だ。未決通算を引き満期が平成27年10月2日らしい。二人だと思っていたらもう一人いて3人での移送。バスに乗り、1年7カ月ぶりに外の風景を見た。懐かしい?よくわからない。ここに2年もいたという感じが全くしない。私の時間はSTOPしたまま。

 高速で眼下に和歌山市内が見えるとフラッシュバック!M(刑事)が丸尾(検事)が國分(裁判官)までが次々と現れ涙がポロポロあふれ、息が苦しく胸が詰まり軽いパニックとなってしまった。そんな時、同乗していた男性職員が「うるさい!黙れ!」と怒鳴り我に返る徐々に落ち着きました。受け入れ手続き後、私はモニタールーム。そして一人で入浴することに。そこで補聴器を装着していることなど職員へ説明し入浴する。なのに竿雑に扱われもう少しで故障するところだった!

☆今右の補聴器の調子が悪くなり予備のを宅下げ手続き中でメンテナンス終了後、差し入れてもらう予定。

人の話をなぜ聞いてないのか?と憤りを感じる。これからの日々をどうやって過ごしていくのか不安はありますが、『時』がくるまで精一杯やるしかない。