ラーメン二郎 越谷店(開店初日) | 主にラーメン二郎の記録

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主にラーメン二郎を食べた記録として駄文を書き散らかしていて自分自身のライフログ的な位置付けです。

※アイコンは人生初の二郎を食べたラーメン二郎吉祥寺店の成れの果ての生郎(既に閉店)

ラーメン二郎越谷店に行きました。


3月10日開店初日の朝のことです。




だいぶ長い間三田本店で筆頭助手をされていた元湘南藤沢店出身の助手さんが、満を持して埼玉県越谷市に新店をオープンさせました。




新店主さんは三田本店を卒業された後に一旦閉店した新小金井街道店で暫定店主をつとめて、それまで乳化系スープのラーメンを珠玉の非乳化タイプにメタモルフォーゼさせる等の並々ならぬセンスを見せてくれていた方です。


新小金井街道店の暫定営業時に仕込みしていた元野猿街道店の男前のヒゲの助手さんも同じく並では無いセンスを持っているのだろうなぁ。と思っています。


二郎の新店オープンの混みようは年々エスカレートして行っていて、いつからか深夜から行列が発生するようになってしまいましたが、今回は完全抽選制を取るとのことでした。


早朝に整理券を配布して当選番号をwebで配信するというイマドキの方式。京都店の開店初日の混乱がきっと起点になったのだと想像します。


そして用意された100杯(最終的には200杯になった)に対して抽選権を得た人は635人だったとか。




別に早くお店に行っても確率が上がるワケでも無いとの事だったので、待ち合わせしたハーレー麺さんと7時前にお店に到着するようにして、並ばずにフェスのような258番と印刷されているリストバンドを巻いてもらいました。




当落が発表される8時30分まで時間を持て余してしまうので、駅前のファミレスでブレックファストをと思ったのですが、同じ考えの人が多数いらっしゃって店内は知っている顔だらけでした。


そして8時30分を迎えてwebに以下のような当選番号がUPされました(一部抜粋)。




エクセルでランダムの乱数を拾うようなプログラムを組んでいるみたいで、上記の番号が当選していました。




僕が受け取った番号は258番だったので無事に当選。いつもは笑えるくらいクジ運が無かったのに当選するなんて。ありがとうございます。


食べられる時間はだいぶ後だったのですが、新店オープンのセレモニー的なモノを見に店頭まで行ってみました。




陽気な創始者。お祭りムードを盛り上げていたというより一番ご自身が楽しんでいたようにも思えました。


そんな楽しげな光景を眺めた後だいぶ経ってから入店。




券売機はスリムなタイプでメニューは4種類とスゴくシンプル。




小ラーメンの食券を購入して中待ちの椅子に座り真新しい店内を眺めながら順番を待ちます。




掲げられている社訓は手書きなのかな。達筆です。




真新しいラメが入った化粧板のカウンターに座りパチリと。  


トクホのペプシコーラは入店時にスタッフの方から頂きましたが、二郎のラーメンとコーラを同時に飲めるような胃のキャパシティは持ち合わせていません。大事に持って帰らせて頂きました。

 
水のコップはだいぶ大きくて、注ぎ足しに行く必要がないくらい・・・現存する二郎の店舗の中で1番大きいコップのような気がします。割り箸とレンゲが常設されているのも個人的にはスゴく嬉しい。


厨房の中は新店主さん新小金井街道店、野猿街道店の助手の方、新人の方などいらっしゃって滞ることなく、すんなりとラーメンが提供されました。




小ラーメン700円+ニンニクです。




麺少なめも考えましたが開店初日のラーメンはデフォルトの量をニンニクだけ入れて食べる。というのが1番ストレートな気がしたので、ソレに従ってみました。




野菜の茹で加減はある程度火が通っていて、シャキシャキよりもホクホクした感じ。


ニンニクは刻みが細かいのが結構多めに入っています。




スープは醤油濃いめの非乳化〜微乳化タイプ。開店初日のスープは豚の投入量が多いのと数日前から準備しているであろう為に乳化気味になる店舗が経験上殆どだったのですが、越谷店は新小金井街道店同様に非乳化路線でした。


色んなお店の開店時間やリニューアルオープン初日のスープを味わって来ましたが、こういった非乳化系統のスープは初めてかも知れません。とても新鮮です。




豚は厚くカットされた腕肉が2つ。


大きさについては開店初日のご祝儀があると思われますが、適度に脂身が付いていて、あまり抵抗無く歯が入っていく柔らかい肉質でとても良い豚でした。


スープをちょっと多めに味わってから天地返しを試みます。




レンゲと割り箸があるのでとても麺がひっくり返し易い。




麺は分厚め太めの縮れたモノで、一言でいうとボリューミーです。


茹で加減は若干柔らかめで、かなり強いという印象の麺なので、この非乳化スープよりもガッツリ乳化したスープとの相性が良いような気がしました。


個人的には非乳化スープと相性の良い麺は二郎標準よりも固め薄め細目だというイメージで、このラーメンだと少し麺がスープに勝っているように思えたり。


とは言え全体的には開店初日と思えないくらいの完成度の高いラーメンなので、箸を持つ手は全く止まずにズバズバ麺を啜り続けて完食となりました。


とても満足して丼をカウンター高台に上げつつご馳走様でした。と新店主さんに伝えて裏口から外に出ます。




当時TVのニュースでよく目にした格好の方(創始者)がいたりして、終始和やかなムードで皆さん開店を祝われていました。




抽選に漏れてしまった方には申し訳ないのですが、開店初日でここまで完成度の高い方向性がブレていないであろうラーメンを食べられて非常に満足。


とは言えこの先に急に味の方向性が変わることもあるかも知れないので、定期的に訪問したく考えますが、越谷という場所はちょっとだけ自宅からも職場からも遠いのです・・・。


何はともあれ大宮店亡き後空白地帯だった埼玉に川越店に引き続き気鋭の二郎が出来たことが、近隣地域の二郎好きな方にとってはスゴく良かったんじゃないかと思っています。近い方がホント羨ましい。


頻繁には来られませんがまた機会を見つけて訪問したいと思いつつ、新規開店初日のレポートの筆を置かせて頂きます。


開店おめでとうございます。