五木ひろしさんの特別公演を観に、明治座へ行って来ました。

ショーの特別ゲストには、長山洋子さん。

どうしても観ておきたくて、急きょ千秋楽に当日券(立ち見)で観ました。


一 松竹新喜劇十八番より「紺屋と高尾」

二 夢舞台・華舞台

三 ビッグショー


なんと、3部構成!

お芝居は、昼夜別狂言。凄いことですよね。


僕が観たのは「紺屋と高尾」というお芝居。

時代劇ですが、とっても面白くゲラゲラ笑ってしまうシーンが

多くて、非常に楽しかったです。

もちろん、ホロッとする部分もありイイお芝居でした。


休憩時間には、明治座最中アイスを頂きながら

感動の余韻に浸っていました。



二部、三部は歌のステージ。

まず二部は「和」の世界、「夢舞台・華舞台」


ここから、長山洋子さんが登場。

お子様を出産して約2ヶ月…そんなことを全く感じさせないどころか

更にパワフルで、お綺麗になられているように感じました。


名曲「じょんから女節」は、最高に気合いが入っていました。

立ち弾きする洋子さん、いつ見ても本当にカッコイイです!


大きな大きな和紙で作られたセットを背に唄われた五木さん。

名曲「細雪」「長良川艶歌」には、特にゾクゾクしました。



再び休憩を挟み、三部は「ビッグショー」

先ほどの和とは対照的に、ポップな曲調が多かったです。


「夜空」「よこはま・たそがれ」などなど、

五木さんのヒット曲の多さに改めて驚きました。


「居酒屋」では、長山洋子さんとデュエット。

五木さんは、産休明けの洋子さんのことが、とても心配だったそうです。

「でも、さすが長山洋子ちゃん」と、洋子さんの歌に対する情熱を

大絶賛されておりました。


五木さんも洋子さんも、ステージに立つと

「歌手」のスイッチが勝手に入って、やる気に溢れ

多少体調が悪くても、忘れてしまうんだそうです。


五木さんには「一ヶ月の公演モード」があるそうで、

元気なまま乗り切ることが出来るとおっしゃっていました。

年間通して、劇場公演が多い五木さん。

この公演に限っては休みが1日しか無く、

お昼の部を終えて番組収録があったり、本当にハードだったそう。

すごい方なのだなぁ…と、改めて思い知りました。


五木さんの歌で特に身震いしたのが「凍て鶴」という歌。

今は亡き作曲家・三木たかし先生が作られた名曲ですが、

イントロから、メロディーの流れ…全てが大好きな曲なのです。

(あえてキーを高いまま唄われているので)少し苦しそうに唄うのが

余計に切なく、鳥肌が立ちました。やっぱり、名曲でした。



千秋楽ということもあり、出演者の皆さんが勢揃いしてご挨拶。

故・藤山寛美さんが演じられた名作の芝居を、

今回の演目に選んだということで、

藤山寛美さんを偲んで作られた「粋な男(ひと)」がラストソングでした。



長山洋子さんは、僕にとって初恋の人(笑)

いえいえ…、演歌を好きになるキッカケとなった歌い手さんです。


五木ひろしさんは、僕が小2くらいだった頃でしょうか…?

やっぱり明治座で劇場公演をされていた時に

プレゼントコーナーで花束と手紙を五木さんにお渡しすると、

その場で手紙を読んで下さいました。

なんて素敵な方なんだろう!と、今でもその時の嬉しかった気持ちは

忘れていません。尊敬する歌い手さんのお一人です。


そんなお二人の劇場公演、観ずにはいられませんでした。

チケット売り場の方にお聞きすると、連日立ち見が出る程だったそう!

第一線で活躍されるお二人のステージに魅せられた方が

僕と同じように、沢山いらっしゃるのでしょう。


憧れの明治座に、いつの日か必ず立てますように。



夢追い人の本音-五木ひろし特別公演

夢追い人の本音-五木ひろし特別公演

夢追い人の本音-五木ひろし特別公演

夢追い人の本音-五木ひろし特別公演