インドの伝統医学、アーユルヴェーダの保健と予防の理念は「身体の浄化」にあります。
ヨガのアーサナやプラーナヤーマも心身を浄化する作用があり、ヨガの練習は体内に溜まっている不要な毒素やエネルギーを体外に排出する過程でもありますね

さらに、古来のヨガの知恵にはいろんななクリヤ(浄化法)があって(例えば鼻からゴム紐をのどに通して掃除したり、肛門から水を入れて腸内を洗浄したり!)一見荒行にも見えますが、インドのヨガ行者たちはヨガの修行としてこうした浄化法を取り入れています。

実際自分もインドのアシュラムでいろんなクリヤを体験しましたが、帰国後もずっと毎朝の習慣として続いているのが、ネティ(鼻腔内の浄化法)です。

特に鼻炎や花粉症がある人には強くオススメします!

僕は子供の頃からずっとアレルギー性鼻炎でしょっちゅう耳鼻科にも通っていましたが、まったく治りませんでした。
大人になってからも鼻の通りが悪く、プラーナヤーマやアーサナをしていても、鼻呼吸だけでは苦しくてストレスを感じることもありましたが、インドでこのネティと出会って劇的に変わりました




↑これがネティポットと呼ばれる専用の容器です。手前のはインドのアシュラムで手に入れたもので、奥のはシヴァナンダ東京センターで購入した日本製の容器です。
塩は一般のもので充分ですが、最近は通販で手に入れたヒマラヤンの専用ソルトを使ってます。(ネティポットもネットで買えます)

やり方は、
まず、ぬるま湯と2つまみくらいの塩(容器の大きさによる)をネティポットに入れよく混ぜる。
そして顔を傾け、片方の鼻の穴から塩水を注ぎこみます。そのままもう片方の鼻の穴から水を排出させ、鼻孔を洗浄します。 無理に水を吸い込んだりしない限り、正しく行えばまったく痛みはありません、スッキリです
終わったら、鼻腔内に塩水が残らないようにしっかりティッシュで鼻をかみます。

僕はほぼ毎朝起床後に歯磨き→舌掃除→ネティ→カパラバディ(150回)をしています。
カパラバディは呼吸法の1つでもありますが同時に鼻腔と肺を浄化するクリヤの1つでもあります。

とってもカンタンお手軽浄化法です

鼻がスッキリしない人、朝の目覚めをスッキリしたい人にぜひオススメします