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回復期病棟にて脳卒中に対する運動療法、装具療法、物理療法について日々考え、活かす為に奮闘しているPT岩澤尚人です。
先週の土曜日ですが第6回脳血管障害の下肢装具カンファレンスにてシンポジストとして『装具をより有効活用するには』というテーマで私は主に長下肢装具での歩行訓練とその誘導のポイント、難易度の調整を中心にお話しました。
発表自体は13分でしたが、シンポジウムは50分と、結構長い時間でちょっと不安もありましたが、みなさんからの有益な質問と順天堂大学の藤原先生、初台リハビリテーション病院 菅原先生の温かく、包まれるような進行で座長のお陰で無事終えることができました。(≡^∇^≡)
下肢装具カンファレンスというくらいので既に装具の熟練者?のように感じで、シンポジウムではブレースクリニック、カンファレンスをどう立ち上げるか(まだあまり積極的でない施設も参加されているのが良いところ)、あと地域でのフォローアップの話にはなりました。
装具フォローアップ、あるいは装具手帳についてやはり関東は若干遅れている印象があり、今回80名ほど参加されていたのですが、装具手帳についてはどこの施設も行なっているところはありませんでした。。
結構トピックスな話題なのに中々進まないな〜と思い、院内で完結できるだけのものではないだけに時間はかかりそうなんですよね。
ん〜、でもでも、これはアカンなと改めて感じ、開院のゼロベースの時点で装具手帳など早急に取り組んだ方がいいと確信。でも、どこから動いていけばいいか分からず、装具業者さんには協力が得られているので早いところ軌道に乗せないと、手遅れになりそな予感も・・・
やらねば!!
順天堂大学大学院医学研究科リハビリテーション医学 主任教授 藤原 俊之先生
「歩行関連神経回路のNeuromodulation」は以前から学会の基調講演、ランチョンなどでは聞いていたのですが、ようやく自分の頭の中が整理されてきたのかとても分かりやすく、これからの神経系リハビリテーション(下肢機能、歩行)に一石を投じるような内容でした。
Neuromodulationを使わなくとも脳内の神経システム、損傷後の変性・代償過程、脊髄内システム、反射回路などもっともっと、残存している神経筋ネットワークも使いながら、中枢神経系に働きかける大事さに気づけました。
それは正にヘッブの法則に依拠したもので
ヘッブの法則あるいはヘブ則は神経と神経の間の結びつきの強さの変化の法則は神経が活動した際に、
①両方の神経が同時に活動したならば、結びつきを強める。
②両方の神経が同時に活動しなかったならば、結びつきを弱める。
のどちらかに従う動きになるということ!!
つまりシナプス前細胞と時間的に一致してシナプス後細胞が興奮した時に、そのシナプスの伝達効率が増強される。
そう考えると常に私たちはその活動、発火による中枢からの出力と同期、同調した入力情報を入れていかなければならない。
電気刺激療法でも末梢の筋力低下への介入について改めて考える機会も頂き、今回は末梢の神経回路、反射回路、脊髄内神経ネットワークについて学ぶことができました。
カンファレンス後は最高のメンバーで濃密な時間を過ごしました(≧∇≦)
本日は最後まで読んでくださりありがとうございました(^o^)
【追記】
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