新調査地決定! | ときぶーの時間

ときぶーの時間

被災地で残された動物の命を繋ぐ男
NPOがんばる福島代表松村直登の活動と愉快な仲間たち。

みなさん、こんにちは。
3月3日と4日に東京と千葉で日本野鳥の会の映画試写会とイベントがあり、松ちゃんはゲストとして招かれ講演をしたようです。

震災から2年経った頃、町には鳥たちの鳴き声が全くなく、静寂そのものが不気味な世界を醸し出していましたが、今はたくさんの鳥たちが町に戻って来てさえずっています。


富岡町の巣箱50個の内の一個
かなり広範囲に設置して生態調査をしていただいた。

鳥がいなくなった原発事故被災地で巣箱を設置し今まで地道な調査をし続けて下さった日本野鳥の会のみなさんに感謝です。


除染で鬱蒼としていたところは丸見えになり、すっきりしたところが多いですけど、森や林はそのまま残り、いつの日か鳥たちが戻って来てくれた。

松ちゃんは4日、某有名大学のキャンパスで行われたイベントのあと、打ち上げに参加し野鳥の会のみなさんと酒を飲んだと言った。

その宴席で放射線量が高い浪江町の帰還困難区域のおまる地区で調査をしてもらう事が決定したようです。

みなさん、この地区は本当に高線量の場所なんです。

当然、松ちゃんも調査に参加するのですが、普通に考えれば危険な場所なのに野鳥の会のみなさんも怯まず決めたのだから感心しました。

でも高線量地区に生息する鳥たちの事が分かるのだから、本当に貴重なものになると思います。
鳥たちの被曝度合を僕は知りたいです。


5日に富岡に戻りいつもの日課をこなしている。

挑戦する事を楽しんでいるようで彼らしかったし、野鳥の会のメンバー様にも「やるぞ!」の男気を感じました。

野鳥の生態調査もそうだが、松ちゃんは浪江町の花を調べみつばちとレンゲソウで農地の保全に寄与したいと言っていた。


群れから弾かれる弱い牛用の餌場にわらを置く松ちゃん。

富岡町でもかなりの量のレンゲソウの種を撒いてプロジェクトを開始したけれど、これも挑戦の一つ。
上手くいくことも上手くいかないこともたくさんありますが、被災地で生きる彼には行動あるのみなんですね。

日本野鳥の会のみなさんとの飲み会はかなり盛り上がったらしいです。
放射能の話やら、まぁ~色々です。


帰還困難区域の牧場の牛たち。

今日からまた取材がまた始まり、友人であるジャーナリストさんや記者さんなどが訪れるらしく、それが終了したら顔を出す約束をしました。

中旬以降になると思いますが、また紹介させて頂きます。
それでは今日はこの辺で失礼します。
みなさん、またお会いしましょう。